[公開日]2014/08/07
[更新日]2017/01/20

■フランス語でフランス語を勉強する愚は、バカ店員によく似ている。

先週、フランス語を勉強しはじめたよ、ということを書きました。
■フランス語を0から勉強するのに、アプリやなんやらは役に立つのか?を実験してみるよ。

この後、他のアプリを落としたり、podcastで音声を探したり、サイトを読み込んだりしました。
ノートにもびっしり書き込んで勉強した結果の報告です。

げんべい 葉山
目次
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1、フランス語でフランス語を勉強する愚。
2、橋を渡す。
3、バカ店員も同じことをしている。

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1、フランス語でフランス語を勉強する愚。

前の記事では「僕が真っ先にしたのはTune in radioを使ってフランス語を聞く事です。」と紹介しました。
そこには「聴き取れない音声を聞く事で、ウェルニッケ中枢が刺激されて・・・」などという戯れ言を書きました。

確かに聞き始めて1〜2時間くらいはそんな感じでいい刺激になったのですが、2、3日も聞いていくと「全くわけわからんし、右から左へ聞き流しているだけ」という状態になりました。
勉強どころか、雑音と変わらない状態になりました。

僕がウェルニッケ中枢が云々と言っていたのはいわゆる「赤ちゃんが言語を覚えるための勉強法」を基に実践しました。
僕たちが日本語を覚えたとき、文法がどう、過去形がどう、主語がどうなどと考えず、ただ耳から聞いた音声のみで日本語をマスターしました。
それと同じように、圧倒的な量のフランス語を耳から入れれば、文法がどうとかはムシしてマスターできるだろう、といlう理論です。

勝間和代さんも、英語勉強では「とりあえず1000時間は英語の音声を聞け」と言っていたと思います。僕はそれに刺激を受け、Audibleというサイトから英語のオーディオブックを購入して、ひたすら英語の音声を聞いていた時期があります。Audibleは音声を聞いた時間を記録してくれて、300時間くらいまではいきました。
その結果、ある程度は英語のリスニング、スピーキングの役にたったので、「よっしゃ、フランス語もこの方式や」と思ったわけであります。

しかし、平行して読んでいたこのサイト
初心者のためのフランス語の勉強方

で、まさしく僕の状況が説明されていました。
そこでは、フランス人が日本語の「〜したい」という言葉を勉強する場面が紹介されています。以下に引用します。

「~したい」という部分に関して、絵で表すことはかなり難しいんです。
それでも先生はなんとか絵にして表してみるわけですが、なんかニヤニヤした顔の人の絵がいくつも出てくるだけで、生徒たちは

「は????」
「????」
「????」

と、
結局、授業の最後の最後まで誰もさっぱり何もわからず、授業の最後までみんな変な顔をしていたと妻は言っていました。
それで授業の終わりにカナダ人が
「今日の授業、なんだったの?さっっっっぱりわからなかったんだけど。したいって何???」
と妻に聞いてきたそうです。
妻は「WANTよ。Want to go~とか。」と言ったら、
「ああ、そうなのか。」とすんなり理解したそうです。

この例では「日本語がわからないひとに、日本語を使って日本語を教えている」わけですが、さっっっっぱり伝わらなかった、という話です。

そしてこのサイトでは「赤ちゃんには赤ちゃんの勉強法が。大人には大人の勉強法がある。」ということが書かれています。
つまり「フランス語を学ぶために、日本語をフル活用しよう。」ということでした。

2、橋を渡す。

この理論の結果、「これがいいな。」と思ったpodcastはこちらでした。

大阪府立大学初級フランス語講座:ポッドキャストと行くフランス旅行! Je vais en France avec le pod

「フランス語」→「日本語訳」→「フランス語」→「日本語訳」・・・

という順番で、旅行に必要な会話が解説されている音声です。
これはつまり「日本語を使ってフランス語を学ぶ」なので、ムリがなさそうです。日本語とフランス語の間に橋を渡しているわけですね。

英語学習と言えば!な、スピードラーニングだってこの方式ですね。「英語」→「日本語訳」→「英語」→「日本語訳」・・・
ただ聞き流すだけで英語がマスターできるとは思えませんが、一応、理に叶ってると。

英語とフランス語では、僕が持っているボキャブラリーに差がありすぎたので、「聞き流し」にはほとんど意味がなかったようです。
「私」「あなた」「1、2、3、、、」すらわからない言語を聞いても意味はなく、学生時代に勉強した下地がいくらかある英語であれば、いくらか意味があった、ということになるようです。

3、バカ店員も同じことをしている。

ここまで読むと、至極当然のことのように感じますが、これと似たことが世の中でよく起こっています。
特に、僕が働いていたケータイショップでも。

「このスマホは、前のと比べてRAMが1GBから2GBに上がり、ROMは32GBになりました。さらにCPUがクアッドになったので、動作がサクサクです。」
「こちらのプランで一ヶ月ゴーキューナナゴーですね。こちらだとヨンキューサンゴー」(←マジでこうやって説明してくる店員さんが、家の近所にいた)

ケータイ業界を知らないひとにケータイ業界の言葉で説明しちゃいけません。

そして来店される方の8割以上は、ケータイ業界の初心者なはず。
これはケータイ業界だけでなく、アパレルとかカメラとか、専門用語のある全ての業界に言えます。

「ひとが文章を読んでいて、1語だけわからない言葉があっても意味は理解できるが、3語以上理解できないと、そこで思考が止まる」
と言われています。
それと同じように、日本語で会話していても、1語だけ理解不能ならまだセーフ。2語、3語と理解できない言葉が羅列されると、ほとんどのひとの思考は停止し、その瞬間から「どうやって知ったかぶりしよう?」ということに思考が向かいます。

これは【店員→お客】に対して最もよく起こる出来事ですが、【上司→部下】とか、【親→子供】とか、いろんな場面で起きることです。
ブログや、企業のホームページなど、オンラインでもよく起きます。

本当に相手に意味を理解してもらいたいのであれば、会話の中で、相手の理解できない言葉をいれず、相手の理解できる言葉で説明してあげることでしょう。

ケータイ業界では、ROMやRAMの説明をするときにはキッチンの例が使われることが多いです。

「スマートフォンがキッチンだとすると、
ROMは冷蔵庫の役割です。写真やデータを、どのくらいの量、保存できるか。
RAMはまな板です。一度に扱って、処理できるデータの量です。コレが大きいと、一度に複数の動作をするのが得意になります。
CPUというのは、料理人です。どんなにまな板が大きくても、料理人がひとりでは、一度にひとつの動作しかできません。デュアルコアというのは、2人の料理人がいて、クアッドコアは4人の料理人がいることです。一度に多くの作業ができるようになります・・・」

このような説明では不十分なことももちろんありますが、ザックリとした内容を理解してもらうには、十分でしょう。

全ての物事をこんな風に例え話にする必要はありませんが、日常のコミュニケーション、オンラインでのコミュニケーション、どちらでも「相手の理解できない言葉では話さない」ことで、円滑なコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

フランス語でフランス語を勉強することが無意味なくらい、相手に理解できない言葉で説明することは無意味なことだな、という記事でした。

またのお越しを、お待ちしています!

 

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