[公開日]2015/03/22

■あんたら、お釣りくらい用意しときなさいよ問題。おもしろエピソードつき。

バラナシに着きました。
夢だったインドに来たはいいものの、いまは

「日本のラーメン食べたい!」欲求が爆発気味です。
ラーメンだけじゃなく、日本に帰ってしたいことも溜まってきてるので、そろそろ帰国モードです。

インド コルカタ

チャイ屋さんの少年と。

去年の10月1日に日本を出たので、ちょうど半年くらいの東南アジアの旅になりそうです。
今日はそんな東南アジアの旅で出会ったある問題について。

目次
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1、お釣りくらい用意しときなさいよ問題
2、おもしろエピソード集
3、最高額紙幣はお金にあらず!?

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1、お釣りくらい用意しときなさいよ問題

東南アジアを旅した経験のある方は、大きく頷いていただけるかと思うこの問題。
例えば
40ルピーのモノを買って、100ルピー札を渡すと「お釣りないよ。」と言われてお互いにしどろもどろしちゃう問題を言います。

この問題はインドでは特に顕著ですが、僕が訪れた東南アジアのほとんどの国で起きました。(タイ、ベトナム、カンボジア、フィリピン・・・などなど)

コンビニとかチェーン店、スーパーマーケットでは起こりませんが、おじさんが屋台引っ張ってるようなお店ではほぼ100%起こります。あと、一畳くらいでお菓子とかジュース売ってるお店。

大げさに取り上げはしましたが、これはそんなに対した問題ではなく、ほとんどの場合、相手はプイッとそっぽ向いて売ってくれないか、店員さんが近所のお店に駆け込んで変えてもらうか、僕が近くのお店でなにか買ってお金を崩すかで、解決されます。・・・そっぽ向いたら解決してないか。

2、おもしろエピソード集

どぞ。

エピソード①【え、それがお釣り?】

インドのオールドデリー駅の食堂で。
カレーと飲み物を買ってお金を払う僕。

しかしゴソゴソする店員。
「お釣りが2ルピー足りない。あんた、3ルピーないか?そしたら5ルピー渡すから。」

うーんそんなこと言われても、おれも無い。
ふたりとも困る。
まぁ、2ルピー(約4円)くらい、どっちでもいいんだけどね。

と思いつつ、「いいやいいや!」と言いながら席に座ろうとすると。

『コロン。』

テーブルの上に投げ出されたのは、チロルチョコくらいの、小さなチョコ。
サッとそれを受け取り、グッと親指をたて、笑顔を交わす店員と僕。

お釣りはチョコで。

 

エピソード②【ボッタクリの温床】

またもやインドでの出来事。
リキシャードライバーとのやりとり。

インド リキシャー

人力車、サイクル(自転車)リキシャ、バイクリキシャがある。彼らの仕事は、「疲れてるように見せる」ことなんじゃないかと思う。

写真は人力車ですが、このエピソードはサイクル(自転車)リキシャーと。
ある場所からある場所まで、自分で歩いても10分くらいの距離だったのですが、諸々の理由で、サイクルリキシャーを使うことにしました。

ホントに近い距離なので、20ルピー(40円)ならオッケイ。30ルピーでもまぁ納得。40ルピーは出さない。
と心に決めて、サイクルリキシャーの運転手と交渉します。

サ「50ルピーだ」
ふ「ノーノー20ルピー。」
サ「ノーノー」

背中を見せて歩き出す僕。もちろん追いかけてくる運転手。
サ「よし、40だ」
ふ「30ならいい。」
サ「40」
ふ「30」

サ「よしいいだろう、30だ。」
世界的な観光地であるタージマハール周辺ということもあり、彼らは外国人相手にはかなり強気でくるので、こちらも強気でいきました。

そして30で落ち着いたところで、ギーコギーコ自転車で引っ張ってもらいます。
目的地に着く僕。

ここで[お釣りくらい用意しときなさいよ問題]勃発。

ふ「50ルピー札しかない。お釣りある?」
サ「ノーノー。10ルピーしかない。」

わざわざどこかで両替するのもめんどくさいし、端数の10ルピーくらい、いっか。とも思っちゃいます。

しかしここで僕はひらめきます。
さっき彼は30で納得したものの、ホントは40ないし50ルピーを提案してきていた。ということは彼の言う「10ルピーしかお釣りない」発言は疑ってかかる必要がある。

ふ「いや、おれは知ってるよ。君は20ルピー持ってるだろう。」
ふじさわあつし、一世一代の(笑)カマ掛けでした。

サ「ノーノー!10ルピーだけしかお釣りは無い!」
といいながらジーンズのポケットからサッと10ルピー札を出し、僕に差し出すドライバー。しかしその瞬間、ほとんどコントとしか思えないような角度で彼のジーンズのポケットからひょいとのぞく紙幣。
御丁寧に、「10」という数字まで見える角度で、彼のポケットから紙幣が見える。

ふ「おい、それ。」ポケットからはみ出た10ルピー札を指差す僕。
サ「・・・・」

サ「ハッハー!センキュー!」
といって20ルピーのお釣りを差し出してきて、僕は50ルピー札を渡す。無事に30ルピーで取引成立。よかったよかった。


このケースでは、「お釣りが無いって言えば、そのぶん多目にもらえるだろう。」という、インド人達の虎視眈々とした戦略が見えます。

■インド人には「サービス」が浸透してない。では日本人は?
この記事に書いたように、それが悪いとか低俗だとか言うつもりはありません。「お客様は神様」ではない国なので。

ただ[お釣りくらい用意しときなさいよ問題]が、こういうやり方も生むということを。

3、最高額紙幣はお金にあらず!?

ちきりんさんの本「世界を歩いて考えよう!」でも、お金についてのエピソードはよく出てきます。
曰く「デノミネーション(お金の単位変更)の日に、たまたま居合わせた!」とか、
「従業員に対する信頼が薄いので、オーナーしか現金を触れない」とか、様々です。

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

で、僕がこの旅で感じたお金に関する発見は、

「最高額紙幣は、時と場合によっては、お金としての価値を持たない」
です。

例えば、インドルピーの最高額紙幣は1000ルピー(約2000円)です。そして2番目が500ルピー。1000ルピーはほとんど出回っておらず、実質的な最高額紙幣は500ルピーです。この時点で、1000ルピー札涙目。だって、ATMで5000ルピー引き出しても、500ルピー札10枚で出てくるもん。

で、この500ルピー札さえ、時としてお金としての価値を持たなくなります。
道ばたでのどが乾き、ミネラルウォーター20ルピーを買いたいとします。あいにく手元に500ルピー札しかなければ、店員さんには「おめぇ、小さいの持ってねぇのか」と言われ、「無い」と答えると、ぷいっとそっぽを向かれて終わりです。

ちょちょっちょっと待て!店員さん!

僕、お金持ってますからー!
と言いたくなります。
しかしゴネてもブーしても、ミネラルウォーターは買えないのです。

この時点で500ルピー札は、20ルピー分の商品と交換できないので、お金として機能していません。
こんな不思議なことが、東南アジアでは日常的に起こります。
僕たちは、無意識にお金に絶対的な信頼を置きがちで、その信頼を揺るがそうとしません。しかし、「お釣りがない」というただそれだけで、お金はその機能を失うのです。

「500ルピー札は勘弁して欲しい。ホテルでの支払いでしか使えないから。」ということになります。

これはタイバーツでも、フィリピンペソでも同様でした。タイバーツの1000バーツ札や、フィリピンペソの1000ペソ札は、扱いに困ります。いっつも、ホテルでの宿泊費用。

これをまた日本に当てはめると、「日本はいい国だな。親切心に溢れてるな」という結論になり、また一層日本が好きになります。
日本で一万円札を持っていれば、ほぼ100%、一万円までの商品は買えるのですから。

思えばドコモ店員時代には一度だけ、店長から「ふじさわくん、5000円札2枚持ってない?」とオファーを受けたことがありました。
そのとき僕は持ってなくて、お客様に千円札8,9枚でお釣りを渡していて、「細かくなってしまって・・・」などと対応をしていました。なんという親切大国・日本!!

あるいは僕が海の家でバイトしてるときは、営業前にキッチリ、5千円札から始まり、千円札も用意し、100円玉や10円玉などはビニールでキッチリ封されたやつを用意してました。
コンビニやスーパーなら当然でも、それより手作り感の強い海の家でもそうなんだから、親切大国・日本!恐るべしです。

ちょっと海を渡って東南アジアにいけば、30バーツのパンケーキを買って、100バーツ札を渡しても、どうしよどうしよって両方がなっちゃう。
インド人はプイッとするけど、タイ人とかフィリピン人は、いっしょになってどうしよどうしよってしてくれることが多い気がする。

ということで、こういう不思議なこともあるよ。お金も海外も不思議だね!
というお話でした。

またのお越しを、お待ちしております!

 

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