■「あぁ、道路にゴミ捨てちゃダメなんだ。」インドからタイに移動して感じたそのままを。

東南アジアを回った6ヶ月の旅が終わります。
4月8日には日本です。

この旅で最も印象深かった2カ国を上げるとすると、
「タイ」「インド」です。

タイはずっと基点にしていたので、10月、12月、2月、4月と4回も訪れ、それぞれに1〜3週間は滞在した、もはやホームです。
そしてインドは一番行きたかった国で、しかしそのあまりのハードルの高さに、「インドの前に東南アジアまわって旅人レベル上げよう」という理由で他の7カ国をまわった、と言っても過言ではないほどです。この選択は正解だった。

今日の記事は、そんなインドで一ヶ月過ごしたあとにタイに戻ったときのカルチャーショックを記録します。

目次
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1、道路にゴミ捨てちゃダメ。
2、あれこれ
3、それでもインドは魅力的。

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1、道路にゴミ捨てちゃダメ。

タイ バンコク スイカ

写真は使い回し。

タイではなんといっても、道端で売ってるカットフルーツを食べます。

で、食後にはこのビニール袋と串がゴミになるわけですが。
こいつを思わず、そのへんの道端にポーイしそうになって、慌てて手を止めました。

「あぁ、ゴミはゴミ箱に捨てなきゃダメなんだ。ここはインドじゃなくてタイなんだ」

と思ったのが新鮮でした。
インドでは、どこの街でもゴミはそのへんにポイポイポーイなのです。

もちろん、タージマハールとかお寺とかはゴミは捨てちゃダメですが、それ以外の街中では、どこでもポイポイポイです。マジで。

ガンジス川 ゴミ

ちなみにこれはガンジス川。儀式のゴミもあるけど、明らかにただのゴミもある。

なにもない道端に一人目にゴミを捨てるのは心理的な抵抗がありますが、10歩も歩けば、「ゴミ溜まり」みたいな、みんなが捨ててる場所が絶対にある。どこの街でも。そこにポイ。
インドに来て1週間くらいの間は「なんでこのひとたちは平気でポイポイなんだろう?」と腹を立てていた僕でしたが、「郷に入ってはなんとやら」で、途中からインド人といっしょにゴミはその辺にポイポイしてました。

で、このゴミがどこに行くかというと。

生ゴミは牛や犬、猿が食べる。
段ボールとか紙類はヤギが食べる(こともある)
それ以外のゴミは係の兄ちゃんみたいなひとが片付ける。

インド アーグラー 牛

牛、犬、人、車、ヤギ・・・。

「道にゴミを捨てるなんて最低!」
というのが日本だと普通の価値観ですが、少なくともインドではそうじゃない。

もっと言えば、牛がその辺にフンをしまくります。
歩くときに気をつけなきゃいけないのですが、突如としてビニール袋を持って、そのフンを持ち帰る人間が!

その人間は、牛のフンを乾かしたあと、燃料として燃やします。
その炎で、チャイを作ったり料理を作ったり。
あるいは、大事な儀式(プジャー)に使うたいまつみたいなのにも牛のフンを入れて燃やします。

インド バラナシ プジャー

この大切そうな入れ物に入ってるのは、牛のフン。

インド バラナシ プジャー

この儀式で燃えてるのは、牛のフン(も含まれてる)。写真はお借りしました。

牛のフンが儀式で燃やされる事はゴミ問題とは関係が薄いですが、そこでヒトと自然の共生を見たよ。と。

いずれにしても「ゴミを捨てるのが是か否か」という議論はここでは意味がなさそうです。
少し前にワールドカップの会場で日本人がゴミを持ち帰ったら「素晴らしい!」と共に「清掃員の仕事を奪う気か!」という意見も出たでしょ。あれといっしょ。

きっとインドでも、みんなが道路にゴミを捨てなくなったら掃除係のひとの仕事がなくなる、という議論は出てくるし。そうでなくても仕事が無さ過ぎる国だし。

「ゴミ溜まり」程度なら放っといてもいいけど、街を歩いてるとたまに見かける「ゴミ山」は、一軒家くらいのゴミの山があって。あれを見ると、マジでインド大丈夫か?とは思うけど。

で、インドで3週間くらいゴミをポイポイしながら過ごしたあとにタイに来たら、「ゴミ箱探すの、めんどくさいなぁ」となったわけであります。

2、他にもあれこれ

●店員さんが優しい
インドには「サービス」という文化が根付いてない。
という風な記事を書きましたが、まさしくその通り。

コンビニでもカフェでも、屋台でも。タイの店員さんはみんな「ありがとうございます」って言ってくれるしお釣りの渡し方も丁寧。
ガム噛みながら、電話で話しながら接客されても、インドの10倍サービス精神がある。

●街が綺麗
ゴミが落ちてない。フンが落ちてない。ほとんど舗装されてる。

●サンダルが履ける。
インドもタイも、東南アジアはどこも暑いので、ほぼサンダルで過ごすのですが、インドでは「こりゃぁサンダルで歩けないわ」と感じました。
道にフンが、ツバが、ゴミがありすぎるので、どうしてもスニーカー生活になります。いっしょに行動してた日本人もほとんど同意してくれた。

タイではサンダルで出歩ける幸せを噛み締めました。

●みんな列にしっかり並ぶ。
レジとかカウンターに並ぶ列に、ちょっとでも隙間があると
「よっこらしょっと。失礼しますよ。」と割り込んでいるのは、タイでは僕だけでした。
タイでは割り込みなんてしちゃいけないっす。

●ハエがいない。
インドでは常に「ハエの中を歩いてる」みたいな気分だったんですが、タイではそれがない。

●クサくない。
インドはクサい。フンやゴミの匂いを、大量の香料で隠そうとして、街も、部屋も、タクシーの中も、どこもなにかしら不快な臭いがする。

 


ここで興味深いのは、これらの項目の全く逆を、僕が初めてタイに来た時に感じていたことです。

去年の10月にはじめてタイに来た僕は、
なんて店員が無愛想で、街が汚くて、ハエが多くて、列とかグシャグシャに並ぶ国なんだ。と思いました。

日本はタイの10倍は店員さんが親切で、街も列も清潔で、ハエもほとんどいませんからね。
同じタイでも、日本から来たときとインドから来た時で、こうも感じ方が変わるのは面白いし、人間があーだこーだ感じることなんて、全部ただの主観だな。と実感。

3、それでもインドの魅力。

「インドに行ったら、メッチャインドにハマるか、二度と行きたくない!って思うかのどっちからしいけど、どっちでした?」
というどうでもいい質問(笑)を何度か聞かれましたが、インドに行ってみて、これの言いたいことはわかります。

僕は「もうこんな国、イヤだ!不潔だし臭いしうるさいしインド人馴れ馴れしいし。さっさと出る!」
と感じたので、予定よりも少しインド出国を早めたクチです。
まさしく「二度と行きたくない!」と思いました。

しかしインドを離れて1週間。なんとなくもの寂しい、物足りない気持ちがあります。
その気持ちの正体こそが、「インドにしかないもの」でした。

2章ではインドをディスりまくりましたが、この章では、インドからタイに移動して感じた、インドの魅力です。

 

●ひとがみんな馴れ馴れしい

インドに一ヶ月いた後、タイに着いて、空港からホテルまでタクシーで移動して、、、
そのときに思ったのは、

「あれっ、誰とも話してない」
でした。

そうか。普通の世の中では、他人と会話をする機会はこんなに少ないのか。と実感しました。

インドではちょっと歩くだけで、物売りや客引きはもちろん、そうじゃない市民(?)も、「どこいくんだ?」「日本人か?」「どのくらいインドいるんだ?」ってメッチャ話しかけてくる。ムシして歩いてもついてきて話しかけてくる。
観光地では、「いっしょに写真撮ろう」と、ワラワラと集まってきて、記念撮影することになる。

インド タージマハール

タージマハールで。みんな無邪気。

僕はそれに圧倒されて、「インド人、馴れ馴れしすぎて鬱陶しい!」と本気で思ったんですが、振り返ってみれば、インドではそれぞれの街で「知り合いっぽい顔見知り」が沢山できました。街を歩くと、おはようを言ったり、目で挨拶したりするひとが、ちょこちょこできます。

タイではそれがない。いや、日本よりはずっと人々は馴れ馴れしいけど。
人々の馴れ馴れしさレベルは、インドが100としたらタイは10で日本は1だ。他の東南アジアも10。インドが圧倒的。

どんな文化的背景があるか推測しかねるけど、とにかくインドは人と話す機会が多い。それが大きな大きなインドの魅力であることは間違いない。
言語は英語だよ。勉強勉強。

 

●動物と常に触れ合ってる。

タイに来て思ったのは「道を歩いてるのは人間と犬だけで、歩きやすいなぁ」でした。

インドではどの街でも犬だけじゃなく、牛さんやヤギさん、お猿さんがいます。

インド バラナシ 牛

バラナシの細い路地では、牛が通せんぼ。

インド バラナシ 猿

朝ご飯に買ったバナナを猿にとられたの図。

彼らとは常に無言でコミュニケーションしてて、心の中で
(おれが通るからな!動くなよ!)とか
(おれは食べ物持ってないからな!)とか
(確かに今日は暑いよな!おれもそうやって眠りたいよ!)とか、会話をしてます。心で(笑)。

彼らとの触れ合いはインドにいる間も楽しみのひとつで、自分が「ヒトという動物」であることを実感する瞬間が多いし、「そんなセカセカせず、彼らみたいにのんびり生きてみようかな」と思わせてくれたりもします。

タイにも野良犬は大量にいるので、日本から来たときは「いっ!犬っ!避けねばっ!」と思っていたのですが、インドからタイに来たら、なんというか、刺激が足りません(笑)。

ちなみにタイやインドにいる野良犬は社会性を身につけているので、こちらから攻撃したりちょっかいを出さない限りまず噛まないし吠えません。きっと彼らも、人間に攻撃したときのリスクを理解してるんでしょう。
あるとき道を歩いていて、正面から犬が歩いてくるので右に避けようとしたら、犬は左に避けようとして、おっとすいません、と逆に避けようとしたら犬も逆に動いてフェイントのかけあいみたいなのをしてしまったこともあります。人間同士でやっちゃうやつですね。

ということで、牛や猿などの野生動物との触れ合いが日常的にあるのもインドの魅力で、クセになっちゃったり、また行きたくなる大きな要因のひとつです。
タイや他の東南アジアではこれはありーせん。

まだ当分はインド行かないけど。

 

ということで今日の記事は以上です。

まとめると。
インドは臭いしうるさいし汚いからキツかったけど、ひとや動物との触れ合いは、他の国にはなくて魅力的!でした。

では、またのお越しをお待ちしております!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ふじさわ

ブログでご飯を食べるようになってから4年目に入りました。 元ドコモ店員で、昔は「iPhone愛用中ドコモ店員」という名前でやってました。ノークレイジーノーライフ! 詳しいプロフィールはこちら