[公開日]2015/12/28
[更新日]2019/08/20

月末と月初、どのタイミングで携帯をMNPして格安スマホにすれば損しないか?

日割り ドコモ au ソフトバンク

いらっしゃいませ!
ふじさわです。

「MNPするタイミングって、いつがいいの?」

 

という質問をよくいただきます。

みんなから聞かれる質問が「iPhone」とか「iPad mini」とかの華々しい話題ではなく、「どうすれば損しないか?」という不安を払拭するための記事がアクセス伸びているのは興味深いことです。

時代は「大手キャリアから格安スマホへMNP」なので、今日の記事はズバリ

「月末と月初、いつケータイを解約すれば(MNPすれば)損しないか、まとめてみました。」
です。

少し前、総務省がケータイ3社に対して「もっと料金安くしてね」と勧告したという記事がありました。
スマホ料金「5000円以下に」、割安プランで目安 総務省報告書ー日本経済新聞ー

きっとこの総務省の方々は「実質0円」と「一括0円」の違いもわかってない、とんだ「有識者」だなと誰もが思っています。
そしてこの勧告も、ほとんどスルーされることは目に見えています。

大手ケータイ3社がほんとに値下げに踏み切るのは、十分な数のひとが格安スマホに変更し「そんな高いサービスは使いません」と意思表示をしたときです。今日の記事が、そのための一助になることを願って。

この記事の結論は「ドコモ、auなら月末にMNPするのがおすすめ。ソフトバンクなら、10日、20日、30日の締め日払いの直前がおすすめ」というものです。

これでも十分にお得なんですが、そこからさらに「待ち時間なし」「頭金なし」「有料オプションなし」「キャッシュバックあり」という好条件でMNPできる方法があります。

その方法は、ソフトバンクにMNPなら「おとくケータイ.net」、ドコモにMNPなら「ドコモオンラインショップ」で手続きすることです。

どちらにしてもネット上で手続きする形になりますが、店頭での直接の対応が不要であったり、ネットでの手続きに抵抗がない方は、こちらの方がおすすめです。

一番お得にMNPする方法

●待ち時間なし
●頭金なし
●必須の有料オプションなし
●独自キャッシュバックあり
●公式なので安心(ドコモのみ)

という条件でソフトバンクにMNPするならおとくケータイ.net
ドコモにMNPするならドコモオンラインショップが安心です。

ネットで機種を購入してから、2日程度で自宅にスマホが届きます!

1、MNPのための第一関門「2年縛り」

さて、この記事は月末と月初に関する記事ですが、その話題に到達するためにはまず第一関門を突破する必要があります。
第一関門の名は「2年縛り」です。

ふじさわ
いつものめんどくさいやつですよ。
ドコモ 2年縛り

昭和な匂い漂う図。inドコモホームページ。

この問題もいろいろ揉めてますが、2015年12月28日現在、ドコモauソフトバンク3社とも同じシステムです。

すなわち
「契約から25ヶ月目ピッタリに解約しないと、解約金が10000円かかるでぇ。次に解約金かからないのはそのまた24ヶ月後やでぇ。」方式です。別名ヤクザ方式。

ーーー2017.3.28追記ーーー
現在は、解約金がかからない期間が
1ヶ月間→2ヶ月間
に延長されています。
ーーーーーーーーーーーーー

つまり2013年11月に契約したひとは、解約するなら2015年12月に解約しないと、解約金が約10000円かかるシステムです。
誤解されがちですが、解約金がかからないのは「契約した月の、2年と1ヶ月後」です。

解約月はほとんどの方がうろ覚えなので、ショップに行って確認するか、各カスタマーサポートに電話して聞くのがグッドですね。

各社カスタマーサポート
ドコモ→151
au→157
ソフトバンク→157
(全部、各社のケータイ電話から直接ダイヤルでかかります。めんどうな自動音声ですが、がんばって!)

解約金は3社とも9,500円(税抜き)なので、税込だと10,260円です。
第二関門の「月末or月初?」での損失は大きくても8,000円程度なので、第1ゲートの方が重要です。

ふじさわ
月末か月初かよりも、2年縛りの方が大事ですよ。

大手キャリアから解約するひとは、まずはこの2年縛りの解約月の確認ですぞ。
この第一関門を突破したら、第二関門へおすすみください。

2、MNPのための第二関門「月末 or 月初?」

さて、やっと本題です。
「ケータイを解約し、MNPするには、月末がいいか、月初がいいか?」この質問への答えはこちらです。

ドコモ・au →解約は月末がいい。けど格安スマホへの乗り換えは、余裕をもって20〜25日くらいにするといい。

ソフトバンク→それぞれの締め日を確認→格安スマホへの乗り換えは、締め日の5〜10日前がいい。

ちょっとゴチャゴチャしてますが、大丈夫。全部説明します。まず第2ゲートのステップ1として「日割り」について書きます。

スマホを解約するときに、「日割りになる料金」「日割りにならない料金」があります。

「日割りになる料金」は、いつ解約しても「はい、今日までかかった分ね」といって、1ヶ月分を30で割って、その日までの日数分を払えばスムーズに解約できます。

「日割りにならない料金」は、いつ解約しても「はい、今月分ね」といって、1ヶ月分、問答無用でとられます。んな殺生な!?
で、どの料金が日割りになって、ならないかのカンタンな図がこちら。

日割り ドコモ au ソフトバンク

パケホーダイが問題児。

一見してわかる通り、問題児は「パケホーダイ」です。パケホーダイの料金は、普通はスマホ代の7割くらいを占めます。6000円とか7000円とかね。それなのに、日割りになりません。これはドコモauソフトバンク、3社共通です。

基本使用料とSPモード(auはLTENET)は日割りになるので問題ありません。その他のオプションも日割りになったりならなかったりしますが、金額自体が小さいので、優先順位が低い。

なので、3社とも「日割りにならないパケホーダイをいかに払わないで済ますか」が重要です。

ということでこちらの図をどうぞ。

締め日 日割り ケータイ ドコモ au ソフトバンク

100万ドルの価値がある図。

損失を出さないためには、締め日に注意しながら解約せねばなりません。

 

締め日の翌日とか、締め日のあと1週間くらいの間に解約しちゃうと、「大損」です。たった1日しか使ってないのに、1ヶ月分まるまる7000円とか平気で請求されちゃいます。

つまり、締め日ピッタリに解約するのが、「使い切り」で、一番お得です。 1円も損しない。ただ、1日でも遅れちゃうと大損だし、格安スマホに乗り換えるつもりなら、数日〜1週間くらいは余裕見た方がいいので、この日を狙うのはおすすめではない。

ふじさわ
なんかいろいろめんどくさいけど、がんばろう!

なので、締め日の5日〜10日前くらいに解約の手続きをするのが一番安全で、無難。特に格安スマホに変えるならね。
多少のトラブルで契約が遅くなっても、余裕を持って契約し直しができるからね。ちょっとした書類の不備で申し込みしなおしなんてザラにあるから、締め日ジャストを狙うのは全く賢くない。

では、締め日はいつなのか?

その答えは、
ドコモ、auは月末締めなので、30日か31日。要するに月末締め。あ

ソフトバンクは、全ユーザーが3種類に分かれてて、10日締め、20日締め、30日締めがあります。
ソフトバンクの方は、ショップかカスタマーサポートで自分が何日締めなのか確認するひと手間が必要。

ふじさわ
ドコモ、auのひとは、20〜25日くらいでMNPの準備とか手続きを済まそう。
ふじさわ
ソフトバンクのひとは、何日が締め日か確認して、それの5〜10日前に手続きしよう。

この結果として、
「ケータイを解約するには、月末がいいか、月初がいいか?」への答えは

ドコモ・auがMNP元 →解約は月末がいい。けど格安スマホへの乗り換えは、余裕をもって20〜25日くらいにするといい。

ソフトバンクがMNP元→それぞれの締め日を確認→格安スマホへの乗り換えは、締め日の5〜10日前がいい。

となるわけです。

 

3、機種代金は払い終わった?

ふー、お疲れ様でした。
第一関門「2年縛り」と、
第二関門「月末or月初?」をくぐったあなたは、すでにスマホの解約時期に関するエキスパートです。

あとは「機種代金は払い終わってる?」という小さなゲートはありますが、これはみんなだいたい理解してます。

やはり目に見えるスマートフォンの代金を24回分割で払ってるというのは意識しやすいので、みんな「払い終わった」「あと2ヶ月で払い終わる」と意識できてる感じがします。
もし払い終わってないのに解約しようとしたら、残額を一括で請求されたり、ズルズルと分割で払う必要がありますぞ。念のため。

ということで今日の記事は以上です。

このようにMNPするには時期をいろいろと考える必要があります。
「ドコモ・auであれば月末」「ソフトバンクであれば10,20,30日の自分固有の締め日」さえチェックしておけば大きく失敗することはありません。

しかし、むしろそれよりも大きな失敗と言えるのが「オンラインショップを利用しないこと」です。

ソフトバンクにMNPするときには「おとくケータイ.net」、ドコモにMNPするときは「ドコモオンラインショップ」を利用することで、
「店頭での待ち時間なし」「店頭固有の頭金なし」「300〜500円の有料オプションなし」「独自キャッシュバックあり」という超好条件でMNPすることができます。

以下に詳細を紹介します。

一番お得にMNPする方法

●待ち時間なし
●頭金なし
●必須の有料オプションなし
●独自キャッシュバックあり
●公式なので安心(ドコモのみ)

という条件でソフトバンクにMNPするならおとくケータイ.net
ドコモにMNPするならドコモオンラインショップが安心です。

スマホをネットで購入して、2日程度で自宅にスマホが届きます

ということで、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!

3 件のコメント

  • すみません、教えてください。
    これは、格安シムから格安シムへの乗り換えでも同じですか?
    また、月末にMNPした場合、新規契約先では月の最後の数日間の為に一ヶ月分の料金を支払わなくてはいけなくなりませんか?

  • 良い復習になりました。
    でもこの手の内容って面倒なので結局スルーしちゃってキャリアの策略にまんまとはまってしまうユーザーが大半ですよね。
    そうそう、一括0円と実質0円の本質をNHKでさえ正しく伝えていないしダメですよねー。
    それに、一時期解約料の発生しない期間を二ヶ月に拡大するとか、解約時期が近くなったら明確に顧客に伝えるとかを検討するような話も出たのに実行されないし、年末で相変わらずキャッシュバックはメガ盛りだし、建前論ばかりですよね(笑)
    短期解約の解約料上乗せだけはしっかり実施されちゃいましたけどね。

    • ♪LockOFFさん
      ハハ。ほんとその通りですよね。
      結局、ドコモもauもソフトバンクも民間企業であって、国営でない以上、政府があーだこーだ言ってもなんの強制力もありませんからね。
      そしてその3社が足並みをそろえている時点で、消費者にはなにも言う資格がありませんよね。
      できるのは、ただ安いスマホに変更するだけ。不買運動ですね。

      いずれにせよ、これから数年かけて、格安スマホは広がっていくでしょう( ´▽`)ノ