いらっしゃいませ!ふじさわです。
昨日、ブロガー界の地図「Blopedia」を公開しました。

1、「ブロペディア」誕生の経緯
2017年9月10日。
僕が30歳になった日の夜、コミュニティスペース「まるも」で、ある議論が行われました。
それは「ブロガーを世代別で分けたら面白いんじゃない?」というもの。
僕がブログでメシを食えるようになったのが2013年の9月。
それから2年以上が経って、僕より年齢の若いブロガーがわんさわんさと増えてきました。
そのブロガーは明らかに「自分よりもブロガーとしての世代が違う」ということができるのですが、じゃぁ
「自分と同じ世代のブロガーは誰?」
「自分より上の世代のブロガーは?」
「2016年のブロガーと2017年のブロガーでも、微妙に性質が違う」
などと、様々な疑問が浮かんできました。
とはいえ、それらを体系的にまとめているサイトなどありません。
そして「ブログ」の持つ性質はほとんどイコールで「インターネット」の性質を現します。
中央集権的でなく、管理者がおらず、誰が人気者かの客観的な指標がありません。
要するに全体像が見えにくいのです。
「誰かが見やすくまとめてほしいよね」
誰かがそう言いました。

・・・あ。おれがやればいいのか。
見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい
ー マハトマ・ガンジー
ガンジーさんも言ってるように、世界に変化を望むのなら、自分自身が変化しなければなりません。
そして「ブロガーをまとめた記事」というのは、ブロガー自身が拡散するので、バズりやすいです。
以前にも、ブロガーをまとめた記事はありました。
友人の小太りくんがまとめた記事
【総勢32名】ブログ飯している人はどれぐらい?月30万円以上稼いでいる有名ブロガーを全員紹介するぞ!
CaptainJackさんの記事
CaptainJackから見たプロブロガーの世界。40人のイカれたメンバーを紹介するぜ!
フリーランス農家さんの記事
昨今のブロガー界をワンピースに例えてみた
など、どれもツイッター上で話題になりました。
やっぱり、記事中に登場しているブロガーはシェアするし、みんななんとなく気になるのでよく読まれます。
ということで、似たような記事を僕が書いてもいいのですが、いくつかのコンセプトがありました。
「より客観的に。個人の偏見をできるだけ取り除き」
「一番の大きさのもの」
「更新できるもの」
を作ることにしました。
執筆期間6日間。
掲載ブロガー58人。
ロゴを友人のあんどぅさんにお願いして、
2017年9月17日、ブロペディアは公開されました。
2、ブロペディアに対する反応

ブロペディアの公開からほぼ丸一日が経ち、
約5000PV、52RTされています。
【本日公開!】
ブロガー界の地図【Blopedia】を公開しました!ブロガーを第一世代〜第五世代で分類し、一覧にしました。またブロガーの「生態系」「界隈」も記しています。
58名のブロガーを記載したので、ぜひ確認してください!https://t.co/VqT806xjbG pic.twitter.com/PMFIuyPJ0r— 藤沢篤→10/5から世界一周いくプロブロ (@fujisawatsushi) 2017年9月17日
反応は概ね「好印象7:3悪印象」というところでしょうか。
「すごい!」
「役に立つ!」
「みんな絶対見るべき!」
という好印象な意見と
「作ってるやつはアホか?」
「ソッコーで閉じました」
「なんで俺が入ってないの?」
という悪印象な意見です。
好印象な意見には、素直に勇気をもらいますし「作ってよかった」と思います。
なかには、ソッコーで記事にしてくれたツワモノもいます。
Blopedia-ブロガー界の地図【ブロペディア】- ブログ界の勢力図が出たぞ!!【Sun Sprout!】
悪印象の方が言う通り、間違いもあるし、抜けもたくさんあると思います。
けど、僕がそれなりに調べても理解できなかったということは、
それこそが、ブロガー界は全体像が把握しにくい世界であるという証明になります。
その把握しにくい世界について、わかりやすく閲覧できるサイトがあった方がいいと思うひとがいるのも事実です。
いやそら、僕がもっとちゃんと調べろよ勉強不足だろ無能がって言いたい気持ちはあると思うんですが。
そんなことしてるうちにモチベーション下がっちゃって、ブロペディア自体が世に出ないことの方が寂しいじゃないですか?それならとりあえず公開してみて、怒られながらでも追記してく方がいいと思ったんです。
ということで、ブロペディアは今後も更新を続けて、より多くのブロガー、より正確な情報を網羅していきます。
そのために広告でもアフィリエイトでもなく、polcaによるドネーション制をとっているので、よろしくお願いします。
3、ブロガーの界隈感は、むしろ嫌い

Blopediaを公開して「情報が正確でない」という批判の他に
ブロガーの界隈感が気持ち悪いという意見もありました。
お互いを褒めあって、持ち上げあって。
自分たちにしかわからないネタで盛り上がって。
自分たちが神と崇めるひとをチヤホヤする。
自分を有名人だと勘違いしちゃう。
こんな、いわゆる「内輪ネタ」「界隈感」「仲間感」とでも言うべき雰囲気は、ここ数年で発生しました。
僕が独立したときはそんな内輪感は皆無で、たったひとりで大海原を進んでいる気分でした。
なので僕も「ブロガー同士で褒めあったり、持ち上げあったり・・・気持ち悪っ」と思うことは多く、むしろ内輪ネタを嫌悪していました。
ブロガーは、ブロガー界の外側までメッセージを届けてこそ、意味がある
と思っています。
既にイケダハヤトもやぎぺーもあんちゃも知ってる読者に自分のメッセージを届けようにも、彼らの強烈なメッセージに慣れた読者には刺さりにくいです。
検索でたまたま訪れたひとに自分のメッセージを見てもらうか、イケダハヤトのイの字も知らないひとに自分のことを最初に知ってもらうことこそ、ブロガーの本望であろうと。
「ツイッターで有名人に絡んで、リツイートしてもらう」とかっていうノウハウなんて、ほんとクソだと思ってます。
そんなの、会社員のときに大きな取引先の顔色伺ってヘコヘコしてる自分とか、
ムカつく上司のご機嫌をとってる「自分が嫌いな自分」となにも変わらないじゃんか。
自分より大きな存在に無理矢理従いたくないからブロガーになったのに、ブロガーになってまで有名ブロガーをヨイショするなんて、一生負け犬確定コースじゃん。

だけど、そうじゃないときもあった。
上のようなことは、今も間違いなく思っていますが、最近気づきました。
「みんな、それほど強くない。」
ブロガーになったからって、全員に「たったひとりで世界に挑む」というほどの覚悟があるわけではないと。
むしろそれほどの覚悟があるのはごく一部で、いまや大半のブロガーは「いかに仲間と支え合いながら進んでいくか」に重点を置いていると。
ブロガーは、孤独な生き方です。
100記事書いても誰にも読まれず、無力感に潰されそうになるときもあります。
たったひとつの設定に3時間かかることもあります。
記事が炎上し、何千人もの名も無き人の攻撃にさらされることもあります。
そんな孤独に耐えられる人は少ないです。
むしろ耐えられない人の方が多数派です。
そんなとき、あれほど嫌いだったブロガーの「内輪」「界隈」「仲間」が、もう一度パソコンを開いて、キーボードを叩く手を動かす勇気をくれます。
僕自身も、何度もブロガー仲間に支えられてきました。
ブロガー同士はお互いの状況や生き方がなんとなくわかるので、無粋に批判したり非難しあうことはありません。
たったひとりで世間の荒波、インターネットの荒波にもまれるブロガーにこそ「内輪」「仲間」は必要かもしれません。
もちろん、ブロガー内でだけウケるネタを投稿し続けても、成長しないしいずれ飽きられるので「内輪」に甘えていてはいけませんが、お互いの存在を認識してくれる仲間の存在は大きいです。
だから、僕はブロガーの界隈感が嫌いだけど好きです。
んなもん知らんがなと思われるかもしれませんが、そんな僕の気持ちが形になったのが「Blopedia」です。
ブロガー界を見渡せる地図を作ることで、その外側に向けてメッセージを発信し、
ちょっと疲れたら内輪で休んでもいいじゃないか。
ということで、Blopediaをよろしくお願いします。
またのお越しを、お待ちしております!