僕は先週くらいから新しいサイトを作り始めています。
近々公開しますが、ふじさわブログと同じく、デザインやレイアウトは素人レベルながら内容は濃くて分かりやすいものになりそうです。
そしてふじさわブログは今日2015年6月1日から、サイトのキャッチフレーズを変更しました。
目次
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1、「検索せぬならスマホは持つな。」
2、フィリピンのカードゲーム。
3、記憶力
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1、「検索せぬならスマホは持つな。」
あれ、前のキャッチフレーズってなんだったっけ?
という言葉が聞こえてきても、僕はめげません。昨日までこのブログのキャッチフレーズは
「スマホ見てる時間の90%は、ムダ。」でしたね。
たしか去年の11月くらい。東南アジアのラオスあたりで「サイトのキャッチフレーズ変えよう」と思い立ち、ラオス、ベトナム、カンボジアとうんうん悩み、カンボジアで出会った日本人K君の撮影協力のもと、「これ、かっこいい!」と思ってキャッチフレーズと写真を用意して、トップ写真を作りました。
「スマホ見てる時間の90%は、ムダ」というフレーズにはいろいろな意味を込めていました。
「90%はムダだけど、10%は有益 = ムダな情報と、価値ある情報を見極める目を持とう」
「インターネットの力を最大限活用すれば、人生は変わるし生活は豊かになる=10%の有益な情報を活用しよう」
「そしてあなたが見てるこのブログこそが、10%の有益な情報なのだよ。」
という意味を込めていました。
しかし僕の想いとは裏腹にこの意味は読者には伝わっていなかったようで、リアルな友人に僕のブログを紹介しても、一見して「「90%がムダって!うはっ!自分で言っちゃってるし!」などと言われ、このキャッチフレーズはあまり良い役割を果たせてはいないようでした。
現代のネット社会において、タイトルやキャッチフレーズにはインパクトやスピード感が求められます。
FacebookやTwitter、インスタグラムなどのSNSでひとつの投稿を読むのに10秒以上の時間をかけることはほとんどありません。インスタグラムなど、ほとんどの写真は1秒程度しか見られていません。
一方の、2chまとめサイトやパクリバズメディア、質の低いキュレーションサイトなどにはインパクト最優先のタイトルがつけられ、内容の質が全く伴ってないものが散見されます。
こんな中で「スマホ見てる時間の90%は、ムダ。」は、インパクトは弱いし、そこに含んだ意味を理解してもらえるほど、人々の意識を長い時間引き付けることはできていなかったようです。
実はつい昨日、クラッシュオブクランの僕のチームのメンバーでちょっとしたオフ会を開いたのですが、そこで「ふじさわブログの読者なら、“検索せぬなら、スマホは持つな”だよねー。」といった会話が出て、ハッとしました。
「検索せぬならスマホは持つな。」は、半年以上も前のキャッチフレーズにも関わらず、読者の心に残っていたのです。SNSやバズメディアで文字通りゴミのような情報を得るのではなく、検索バーを使って多角的に、広い分野の情報を得て行くべきだ。「○○ってなんですか?」という質問は他人にするのではなく、検索バーにするべきだ。という僕の主張を、ものすごくシンプルに表現してくれていたのです。
こんなにいいキャッチフレーズなのに、ラオスだかカンボジアにいた僕は「スマホが90%どーちゃら」みたいな中途半端なフレーズで上書きしてしまってました。
このことを気づかせてくれた、読者でもある友人たちに感謝です。
そしてこのカバー写真の画像ですが
去年の12月くらいには、iPhone6やプラスのインパクトの弱さから、明らかにApple帝国の衰退が見えていて、「これからはiPhoneじゃないな。」そして「スマホなんて90%はゴミみたいな情報だから、机の引き出しにでもしまっておけ」というニュアンスを込めました。
当時はものすごくセンスがいいと感じて、コメントでも「なかなかうまいこと表現しましたね。」と多く言われるかと思っていたんですが、僕の記憶にある限り、そのようなコメントはゼロでした。
やはり素人が写真撮影や画像加工しても、人々の脳裏に焼き付くようなものは作れませんね。
ちなみにこの写真を撮ったときの様子を公開して、1章の〆としましょう。
2、フィリピンでのカードゲーム
で、ここで別の話です。
フィリピンで語学学校に通っていたときの話です。海外といっても日本人経営で、生徒も日本人だけのとこでした。
その日は土日で、週末は授業がありません。しかも台風が直撃していて、外に遊びに出るのもおっくう。
本来ならそこで英語のテキストにかぶりつくべきなんでしょうが、そうもいかないのが人間というもの。
僕はヒマを持て余していて、宿舎のロビーで同じくヒマを持て余してる女の子がいました。
で、あれよあれよという間に2人でトランプをすることになったのです。
自慢じゃないですが、僕はトランプはかなり強いです。大富豪などの戦略系ではほぼ上位キープですし、スピード(昔は“はやぶさ”って呼んでた)などの反射神経系ゲームも、スポーツ経験が多い僕は、ほとんど負けません。
その日も「ふたりでできるゲーム」ということでスピードをすることになり、僕はその年下の女の子をメタメタに打ち負かしました。
ゲームとは呼べないほど一方的な展開になってきたのでつまらなくなってきたとき、彼女からゲーム変更の提案がありました。
次のゲームは「神経衰弱」です。みなさんご存知、記憶力が鍵のゲームです。それも長期的ではなく、数秒から数十秒の短期記憶のみで勝負するゲームです。小学生くらいのときはこのゲームも得意だったのですが、そうはいきませんでした。
みなさんが予想している通り、僕は彼女にボロボロに負けました。スピードは勝率8割くらいで僕が勝っていましたが、神経衰弱は10割の確率で僕は負けました。一度も勝てません。
その原因は明らかで、僕と彼女では記憶力に格段の差がありました。
僕はどうがんばっても4〜5枚のカードの位置を覚えるので精一杯で、
彼女は10〜15枚くらいは平気で覚えていました。これではボロ負けも当たり前です。
僕は、自分が2枚めくり、相手が2枚めくり、自分が1枚めくったころには、その前のカードの位置があやふやになっているのです。
カードを覚えようとすると、無い筋肉を使おうとしている感じになります。カードの位置と数字が、頭の中で白い靄(もや)の中に消えて行くような感覚になります。夢の中で体を動かそうとしているときのような、がんばってもがんばってもがんばれないような感覚です。
一方の彼女は、僕からしたら魔法でも使っているかのように、4,5ターン前にめくられたカードの位置を平然と覚えているのです。
彼女はきっと一般レベルなのですが。僕の短期記憶力が弱すぎる事に、このとき気づいたのでした。
3、記憶力
思い返せば、僕はドコモ店員時代から短期記憶を避けて、芋づる式の記憶の仕方をしていました。
<この会社のサービスは7GB使えて、月額4785円で、解約期間は6ヶ月。解約金は9785円>
などという覚え方はせず、
<こんな感じのサービスがある>
とだけ覚えて、あとはカタログのどの位置に情報があるかだけ認識していました。
お客様も、店員が暗記している数字よりも、カタログを見せながらの説明の方が信頼できるだろうとも思っていました。
この「芋づる式」の記憶法は、ブロガーになってからはより顕著になりました。
ある出来事の細かいデータや日付や会社名を覚えなくとも、「こういう事件があったよな」と覚え、サービスも「こういうサービスがあるらしい」とだけ覚えます。
その情報が必要になったときにスマホやパソコンで調べれば、正確で間違いのない情報にアクセスできます。
このやり方は学校のテストや資格試験では役に経ちませんが、仕事や実社会ではむしろ芋づる式が求められるはずです。
芋づる式を実践することで、暗記式と比べて、物事と物事の繋がりが見えやすくなり、クリエイティブな作業に使う脳のエネルギーが確保できるとも信じています。
僕のようになれとは言いませんが、「検索せぬならスマホは持つな。」というキャッチフレーズは、これからの時代に適した記憶術への鍵でもあるのです。
それにしても僕のこの短期記憶の弱さは、ちょっといきすぎでもあります。友人から「そんなことも覚えてないの!?」と言われることもしばしばですし、自分の電話番号や住所もハッキリ覚えられないので、付箋やスマホのメモに書いて、いつでもアクセスできる状態にしてあります。
ということでこれからも「検索せぬならスマホは持つな」のふじさわブログをよろしくお願いします。
またのお越しを、お待ちしております!