いらっしゃいませ!
ふじさわです。
いまは、ちょっと分厚い本を読んでます。
こないだの誕生日の欲しいものリストで頂いたんですが、
分厚くて、内容もサクサク読めるようなものではありません。3000円以上するし。
けど、こういう「自分が背伸びしないと理解できない本」をたまに読むのは、ものすごく脳にいいです。
いまインターネット上では、短文、写真、動画、意味の薄い情報などが溢れています。
段々とインターネットは、かつて僕らが忌み嫌った「テレビ」と同じレベルまで落ちつつあります。
「どれだけ思考を停止させられるか」という目的で発信される情報が増えつつあるのです。
もちろんそうでない情報は、インターネットにも、テレビにもありますが、これからの未来、僕たちが戦う相手はこの「思考停止」かもしれません。
というとで今日の目次からどうぞ。
目次
1、呪いの言葉
2、転換
3、最大の障害
1、呪いの言葉
「やる気」と「行動」の間にある大いなる誤解とは、
やる気が出たら行動するです。
この価値観に縛られてる限り、重い足かせをつけたまま生きてるようなものです。
僕は自己啓発大好きなので、「モチベーション」とか「やる気」という分野についていつも考えています。
その中でひとつの結論に達したので、このことを説明するマトリクスを用意しました。
さぁ。あなたはいま左下にいるとします。
やる気もないし、当然行動もしてません。
掃除も洗濯もしなきゃいけないし、お風呂にも入らないといけないかもしれません。
あるいは、これからの季節、朝ベッドで目が覚めた瞬間は、左下のゾーンにいます。
あるいは、自分で新しいビジネスをはじめようとか、業務を改善しなきゃいけないとか。難しい本を読みたいとか。
誰だって馴染み深いのが、この左下のゾーンです。
そこで僕たちは呪いの言葉を唱えます。
「やる気が出たらやろう」
多くの方の予想通り、この方法はうまくいきません。
明快な理由は今日は用意していませんが、「人間というものは、こういう性質をしている」と考えるだけでいいでしょう。
やる気がなくてダラダラしてる状態から、ある瞬間に突然やる気が生まれ、そのおかげで行動できるようなことは、とても少ないのです。
それよりは次の方法の方がずっとスピーディに物事が進みます。
スピーディに進めば、あの「やらなきゃダメだと思ってるけど、やってない」という不快な時間を減らすことができます。
2、転換
さて。僕はここで「やる気がなくても行動しよう。すると、後からやる気もでてくるよ」という方法を提案します。
「やりたくないけど、やる」
「起きたくないけど、起きる」のです。
このやり方をすると、右下のゾーン(やる気はないが、行動してる)にいる間は「ツライ」です。やる気がないのに動かないといけないわけですから。
しかし、右下のゾーンにいる時間は、思ったよりずっと短くなり、気づいたら右上(やる気があり、行動してる)に移動しています。
気持ちに体がついてくるのではなく、
体に気持ちが引っ張られる形になります。
こちらのルートを通る方が、1章で書いた「やる気が出るまで待つ」という戦略よりもずっとスムーズに「やる気があって、行動もしてる」ベストな状態に辿り着くことができます。
魔法の言葉があるとすれば「とりあえずやろう。やる気はすぐにでてくる」です。
3、当然の障害
この論理において最大、かつ唯一の障害は、左下から右下へいくための壁です。
この壁が、とっても分厚い(ように見える)のです。
やる気がないのに行動しなくちゃいけないのは、異常なほど精神的に苦痛を伴います。
この精神的苦痛が存在するが故に、多くのひとは「やる気が出たら行動しよう」という戦略をとります。
この壁のことを「メンドクサイ」と呼ぶこともあります。
この壁をスムーズに破壊するための方法を僕たちは学ぶ必要がありますが、完璧な方法はまだ見つかってませんし、今後も「これなら!」という方法が見つかることはないでしょう。
とりあえずは「目覚まし時計をかける」とか「他人に管理してもらう(雇用される)」などのやり方が効果的ですが、それではうまくいかない場合も多いです。
いずれにしても、この壁を破るための効果的な第一歩は「理解する」ことです。
「やる気が出たら行動するんじゃなく、先に体を動かせば、やる気はすぐに出てくる」という原理を理解することで、その後のあらゆる行動がスムーズに進みます。
マンガやゲーム、惰眠などで時間を使うことは、「ラク」ですが、それには限度があります。
何十分も、何時間も。何日も。あるいは何年も「ラク」な選択肢を選び続けて人生をムダにするのは、懸命な選択とは言えません。
「やるべきことを、やる気を持って、やっている」時間が長い方が、あらゆる面で人生はいいものになるでしょう。
ということで今日の記事は以上です。
またのお越しをお待ちしております!