昨日発売した電子書籍「2勤5休のススメ」を買ってくれた方はありがとうございます。
おかげさまで、初日の販売数は「ブログで食べてけてる」の2倍になりまして、2日目である今日も調子よく売れています。
2倍と言っても、「ブログで食べてけてる」は500円で、今回の「2勤5休のススメ」は299円なので、
まぁそのくらいかな、という感じです。けど、より多くの方が買ってくれた方が嬉しいのも事実。まだの方はどうぞ。
ということで目次からどうぞ。
目次
1、ゴミだらけのインターネット
2、僕らはゴミが好き。
3、カードを登録せよ。
1、ゴミだらけのインターネット
みんな大好きスティーブ・ジョブズは言いました。
「テレビは脳みそをオフにする。コンピューターはオンにする。」
と。
では、スマートフォンはどうでしょう。
僕はこう思います。
「スマートフォンは、テレビとほとんど差はない。」
と。
スマートフォンも、もう十分に「脳みそをオフにする」存在まで成り下がってしまいました。
その理由は様々あります。
●「能動的」に作業するコンピューターと違い、スマートフォンは「受動的」な役割が多い。
●価値の低い、一時的に注意をひきつけるだけの情報が多くなった。
●誰でも情報発信できることにより、誰の精査もされていない情報が多くなった。
●メディアがアクセス数を集めるためにはなによりも「記事数」が必要になったため、記事の質よりも、量を量産するメディアが多くなった。
などが、いまパッと思いついた要素です。
2、僕らはゴミが好き
テレビという、つまらない、既得権益にまみれた世界から抜け出せると思えたワンダーランド。インターネット。
しかしいまやインターネットの世界もテレビに負けずゴミだらけです。
テレビの世界の「スポンサー」や「広告」が、
インターネットでは「アクセス数」に置き換わっただけです。
けどこれは誰が悪いわけでもなく、僕らに責任があります。
いや、「責任がある」とかですらなく、「そうである」というだけなんですが。
人間は、「ゴミみたいな情報」の方が好きなのです。「ジャンク情報」と言ってもいい。
丁寧に思考を巡らせて、新しい知識や視点を手にいれたり、
ドップリと別の世界に没頭して、想像力を巡らすよりも。
パッとみて0.5秒で「おもしろそう!」と思える情報の方が好きです。
0.5秒で注意を引き付けられた興味は、0.5秒で離れますが。
くだらない情報であればそれでいいのですが、そうでない情報もあります。
インターネットの発達によって、世界で起こっていることが、より手軽に感じられるようになりました。
facebookのタイムラインには、「友達が作ったシフォンケーキの写真」の下に、「世界の奴隷の現状のドキュメンタリー映像」が流れます。
その次には「幼馴染に生まれた子供の写真」が表示され、その次は、「独立して成功するための10の方法」が表示されます。
それら全てに対して、僕たちは1秒ずつしか時間を割きません。どんなに多めに計算しても、10分も時間を注ぎません。
最短で1秒。最長でも10分しかひとつの情報への興味が長続きしないようでは、
僕らの頭にはなにも入ってこず、毎日「なにか見たけどなにも覚えてない」という状態が続きます。
ゴミだらけのインターネット上で時間をすごす僕たちは、例え清潔な服を着てキレイな部屋にいても、
精神的にはフィリピンのゴミ山。スモーキーマウンテンで暮らす人々に近いのかもしれません。
写真はこちらからお借りしました。
3、カードを登録せよ。
こんな「ゴミ情報、ジャンク情報」に飲み込まれた現状を脱出する方法を僕は知っています。
それは「カネを払う」ことです。
ブログだって、youtubeだって、インスタだって、ニュースだって、音楽だって、メルマガだって、ゲームだって、
どん〜なに情報の質が良くても、
タダで見てるうちは、僕らなかでは「ヒマつぶし」の域を出ません。
しかし、100円でもカネを払った瞬間に、脳みそは「モトをとったろう」という気持ちがビンビンに働きます。
僕ももちろん無料のコンテンツはたっぷり受け取りますが、カネもかなり払ってます。
Huluの有料会員で映画を観たり、itunesで音楽買ったり、
kindleで電子書籍を買ったり、FeBeでオーディオブックを買ったりします。
そうして買ったコンテンツは、もはや「ゴミ」でも「ジャンク」でもありません。「作品」として受け取ることができ、自分の血肉になっていきます。
そう。
インターネットに大量のジャンク情報が溢れている原因は、「カネを払ってない」僕らにも原因があるのです。
ある意味で、どんなに質の低いコンテンツでも、それにお金を払えば、そこからなにかを得ることができるでしょう。
なので僕は、これまでも、これからも、
「映画でも動画でも音楽でも文章でもなんでも、これ!と思ったものにはとくかくカネを払おう!」
と言い続けます。
しかも、どれも数百円です。やっすいもんです。別にあらゆるものに課金するわけじゃないし。本当に気に入ったものだけ。
お金を払うことが、クリエイターの活動を助け、さらなる良質な作品を生み出す原動力になるのです。
もし、お金を払うひとが減れば、クリエイターはドンドン「広告」頼りのコンテンツを量産することになり、本質的な価値ではなく、表面的な注意を引きつける作品ばかりを生み出します。あるいは「商品の紹介」のビジネスをすることになります。
こうして、才能あるクリエイターがゴミ情報を量産するようになり、ステマをしてしまうのです。
こんなことを言うと、ゴミみたいな情報に値段をつけるクリエイターがいるかもしれませんが、それも大丈夫。2回目から、そのひとの商品は買わなくなっていく、自然淘汰は起こります。
だから、クリエイターのため、自分のために、「コレ!」と思ったコンテンツには、お金を払いましょう。
僕もようやく、みなさんにお金を払ってもらえるだけのコンテンツを作れるようになって、嬉しく思っています。
ということで昨日発売の僕の電子書籍「2勤5休のススメ」をどうぞ。
kindle総合ランキングで700位代、心理学カテゴリで13位で、嬉しい。
まだ読んでいない方は、「ブログで食べてけてる」もセットでどうぞ。
では、またのお越しをお待ちしております!