[公開日]2016/02/24
[更新日]2019/08/20

聞き取りにくい日本語を受け入れることで、あなたは英語が話せるようになる。

今日はもう、1年ぶりくらいの「英語」の話ですよ。
パーソナルの方は書きたいように書いてるからそういうこともあります。

この記事は、3段論法というか、直感的な記事ではないので、じっくり読まないと言いたいことが伝わりません。
言いたいことを最初に言うとすると、タイトルの通り
「聞き取りにくい日本語を受け入れることで、あなたは英語が話せるようになる。」
なんだけど、これだけじゃなんのこっちゃですね。なので、本文をどうぞ。

▶︎今日、新宿に行ってました。新宿のビックロ。

そこで試着やらサイズ直しやら支払いやらで、なんやかんや3人の店員さんと話しました。全員女性。
で、3人中2人が「中国人」でした。

彼女らの接客はもちろん日本語でしたが、もちろん普通の日本人のようにはいきません。カタコトです。
文字にするとすると、
「コチラ マガッテヒダリ ナリマスー」
くらいのカタコトなんだけど、十分に聞き取れるレベルで、不便もありませんでした。

それでも僕は「おっ、中国人さんだ。日本語上手だな。」と思いました。

▶︎「聞き取りにくい日本語」に、慣れてない。

僕が思ったのは、「僕らは、聞き取りにくい日本語に慣れてない」ということです。

逆に言うと、「正しい日本語しか聴く機会がない。くずれた日本語を聞く機会は少ない」ということです。
すると僕たちはこう思います。「自分も正しい日本語を話さなくちゃ。」

そして、「言葉というのは、正しく話さなきゃ。」と思います。

 

▶︎「キレイな英語」はあんまり聞かない。
僕は2015年に東南アジアバックパッカーをしていました。
インドにも1ヶ月滞在しました。

インド人とは、英語で話しました。
インドに来てるイギリス人バックパッカーも、インド人と英語で話してます。
彼らも、僕も、「正しい英語」を話してません。

日本語にすると
「オレ トマル イクラ」
「200ルピー ハラウ サキ」

くらいのノリで、カタコト対カタコトで会話をしてます。イギリス人バックパッカーに対しても、インド人はそのくらいのレベルでガンガン接客します。

そうです!英語というのは、言語というのは、正しくある必要なんてないのです。
意味が伝わればいい!

だけど僕たちは日本に住んでいて、正しい日本語にしか触れる機会がありません。
中国人の店員さんが、かなりのレベルまで習熟した日本語を話しても、「あ、あのひと、日本語ヘンだ。中国人だな」と、敏感に反応してしまいます。
▶︎言葉なんて意味が伝わればいい。

つまるところ、僕が言いたいのはこれです。
僕が「おれ、英語ペラペラですよ」と言えるのは、この感覚があるからです。

逆に、いつまでも「英語は苦手で・・・」と言っているひとは、「正しい英語を話そう」とがんばりすぎてしまいます。
それは仕方ないです。日本にはキレイな日本語を話すひとしかいないから、「言葉とは、正しく、間違いなく話すもの」と思い込んでいますから。

これが、インドとか、人種のるつぼのニューヨークとかで生まれ育つと、また変わるでしょう。日常的に「正しくはないけど、伝わる言語」に囲まれて育っていれば、
「正しい言葉を話そう」なんて思わなくなります。

とにかく単語を並べても、ジェスチャーでも、言いたいことが伝わればオッケーなのです!
あ、これは「旅」とか「海外旅行」の話で、「TOEIC」とか「教師を目指す」は、別の話ね。「ビジネス」はその中間くらいか。

もちろん習熟度が上がれば正しい言語を覚えればいいですがひとつのステップとして「正しさを捨てる」段階が必要です。
ということで「聞き取りにくい日本語を受け入れることで、あなたは日本語が話せるようになる」の話でした。

英語に関するオススメ書籍はこれ。

オーディオブックはこれですよ。

バイリンガルは二重人格

 

 

 

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