いらっしゃいませ!ふじさわです。
先日世界一周チャレンジから帰国した僕ですが、5カ国の間
「ちょっと変わったカメラ」を持って旅してました。
それがこちらです。
これの反対側は
360度カメラ「insta360 ONE(インスタ360ワン)」です。
このカメラを持って旅をしたので、レビュー書きます。
1、静止画、動画、バレットタイム
このカメラで撮影できるのは大きく分けて
「静止画」
「動画」
「ライブ配信」
「バレットタイム」に分けることができます。
静止画だけでもバリエーションがすごい
上に写真を載せたように、一回パシャりと撮るだけでその周辺にある全部が撮影できます。
そして撮影した画像はiPhoneやiPadに直接差し込むことで確認できます。
このように本体からiPhoneやiPadに差し込むためのライトニングコネクタが生えていますので、差し込みます。
iPhoneには専用のアプリをダウンロードします。
そうすることで静止画を確認できるんですが、確認方法にはけっこうなバリエーションがあります。
「魚眼」「透視」「リトルプラネット」の3種類があるんですが、言葉では全く説明できないので、動画を作りましたのでご確認ください。
ハワイにある「このー木なんの木」で知られる「日立の樹」を内側から撮影しました。モンキーポッドという種類の木。現地でも「ヒタチツリー」で誰にでも通じました。
この動画は、iPadに取り込んだ写真をグリグリ動かしてるところを記録したものです。
このように、一度撮影した静止画はアプリにとりこんでグリグリ確認することができます。
どのモードの、どの角度でも切り取って保存でき、どこで切り取るかによって全然印象が違います。
けどまぁ、一番ウケがいいのは真上から全体を切り取ったアングルでしょう。
こちらはインスタグラムのストーリーに投稿したワイキキビーチ。
空が広がってる場所だと見栄えがいい。
あるいは、先ほどの「ヒタチツリー」の場合はこのアングルも綺麗に映る。
というふうに、静止画の撮影はポチっと押すだけで簡単なんですが、問題は後からどう切り取るかの判断です。
撮影した後の切り取り方によって見え方が全然変わるので、普通のカメラよりも「編集」の割合が多くなります。
あと、Bluetoothを使って遠隔で撮影することもできます。
それだとこういう写真も自分で撮れる。
動画の自由編集モードがすごすぎる
insta360oneは動画も撮影できます。
しかし
360度カメラで動画・・・?
は、ピンとこないと思いません。
ということでここに動画のリンクを載せます。
飛び先のサイトで確認してみてください。フィリピンの小さな街「プロンポン」の市場の映像です。
ぜひ、グリグリと触ってみてください。
きっと
ウ、ウおォォッ!す、すげぇっ!
となるでしょう。
動かしながら全方向を見ることができるし、音声も拾えているので、まるでその場にいるような気持ちになります。
ただ、情報量が多すぎるのでなんか疲れちゃうというか圧倒される。
けどこの動画をyoutubeにあげる方法がわからない(他のひとはあげてる)し、飛び先のサイトはちょっと重い。
一度この動画をツイッターに載せたんだけど、サイトが重すぎて誰も見なかった気が。
めちゃめちゃすごいけど、まだSNSに最適化されてない。
ライブ動画も配信できる。
iPhoneやiPadにカメラを差し込んでライブ配信することで、Facebookなどで「360度のライブ配信」を行うことができます。
見ている方がカメラをグリグリ動かして、リアルタイムでその場で起こっていることを見ることができるのでスゴすぎる。
ただこちらも、情報量が多すぎて見ている方が疲れちゃう。
ライブ配信自体が発信者も受信者もまだ慣れてないので、さらに360度にするメリットは弱いかも。使い方次第か。
あと、配信の容量が大きすぎて、ライブ配信のときの画像はかなり悪いのが残念。
僕がハマったバレットタイム
そもそも僕がinsta360oneを手に入れようと思ったきっかけが、このバレットタイムです。
カメラを紐につけてブンブン振り回して、それをスローモーションで再生する機能です。
ドローンで撮影してるようにも一瞬思うし、今までに見たことない撮影方法なのでウケると思いました。
実際にまぁまぁみんなの反応もよかったです。
しかしいかんせん「画質が悪くなっちゃう」という弱点がありました。
このカメラは、4K撮影が可能でめちゃくちゃ画質がいい点が魅力です。
実際、静止画も動画も高い画質です。
けどこのバレットタイムに関してだけは、ザラついた画質になってしまうのが残念。
まぁ、ぶんぶん振り回して、ジャイロセンサーで水平を保って、撮影者を中心にしてスローモーションにしてるっていうムチャな機能なので、画質が落ちるのも仕方なしかもしれません。
2、5カ国撮影してみての感想
まず、このinsta360oneに限らず、360度カメラを手にしたひとは口を揃えてこう言います。
「景色のすばらしいとこに自分が行かないと意味ない」
と。そらそうです。
いくら360度カメラを持っても、ひきこもりでは意味がありません。
そういう意味では、世界一周に出発する僕は最高の環境でしたが、結論は
ちゃんと使いこなせなかった。
という感じです。
ちゃんと撮影して、ちゃんと編集して切り取って、適切にSNSでシェアすれば最高だったのかもしれませんが、編集や切り取りって膨大な手間がかかります。
僕は本業がブログなので、ふわふわっといい感じの写真をアップするだけならそれでもいいんですが(その程度はできてた)、もっともっと素晴らしい使い方はあるよなぁと感じます。
あとは
バレットタイムの動画が荒いの、ほんと残念。
ですな。
この「グルグル動画」をいい感じに繋げて世界でバズる予定だったんですが、画質が最高じゃないので、こっちのモチベーションも上がらずに断念してしまいました。
いや、この程度の画質ってのは最初からわかってたんですがね。
「どうにかなるっしょ」
「編集で綺麗になりそう」
「撮影がもっと上手になれば」
と思ってましたが、ダメでした。これはもう機能の問題。
静止画くらいのクオリティでバレットタイムの撮影ができたらなぁと悔しい思いでした。
あとは
SNSがまだ追いついてない。
アプリが使いにくい。
です。
かっこいい360度動画を撮影したらSNSにシェアしてみんなに見てもらいたくなるんですが、Facebookにはグリグリ触って動かせる写真は載せれるけど、Twitterには載せれない。インスタグラムは挑戦してないけど。
グリグリ動かす動画もTwitterにさくっとアップできたらいいんだけど、自社のサイト経由になるので非常にユーザビリティが悪い。
あとは純正アプリも、動画や写真を一覧で見れるんだけど整理するたびに一番うえに戻ったりとかなり使い勝手が悪いので改善をお願いしたいところ。
ちなみに、僕が世界一周に出てる間に純正の防水カバーが発売されてたのですごい。
今はもういらないけど欲しかった。水辺の写真はすごくいい感じに撮れるからね。
3、insta360oneをおすすめする人しない人
ということで、insta360oneはどんなひとにおすすめするのかしないのか。
insta360oneオススメするひと&メリット
・ガチのプロとまではいかないが、情報発信のために利用したいひと。
このカメラは4K撮影に対応してるので、ちゃんと編集して切り取れば、かなりの撮影までカバーできます。
同じカメラを買った大輔くんは、僕よりずっとちゃんとこのカメラを活用してる。
大輔くんはもともとカメラの素養があるからスタート地点が違う感じが大いにする。
360度カメラを持ってパリの街を歩いてみた。
1. ルーブル美術館
2. エッフェル塔
3. 凱旋門
4. モネの睡蓮(オランジュリー美術館)#insta360travel pic.twitter.com/KSTdGdKngw— 宮﨑大輔🍓📷 (@JIBURl) 2017年11月22日
insta360oneオススメしないひと&デメリット
・趣味の範囲でSNSに投稿しようかなってひと
機能が豊富で、編集にかなり力を入れないと立派な撮影ができないので、いわゆる「インスタ女子」のような方にはオススメできない。
もうちょっとスペック低くて安いものにしたほうがよい。
というとこで、insta360にはいくつかシリーズがあって、価格帯とレベルがホームページに明確に示されてる。
僕が買った「ONE」はプロほどじゃないけどド素人にはキツイ感じで、ド素人の僕には少し手に余った印象だった。
「ちょこっと360度カメラ試したい」
という程度なら、上の図にある「Nano」や「Air」を狙うのが正解というものです。
上の図を見てわかる通り、ガチで360度カメラで撮影したい方は、40万円の「Pro」がよいでしょう。
insta360ONEの最大の特徴はなんといっても「バレットタイム」なので、それがもっともっと画質がよくなるようなことがあれば嬉しい。
360度の映像や画像は、VR、AR技術の発達とリンクして良くなっていくはずなので、いまこのカメラを持って「微妙だな」と思ってるのは、時代の先取りをしすぎちゃった、という感覚だと思う。
数年後にはもっともっと使いやすくて綺麗で便利な360度カメラが一般的になっていきそうだからね。
とはいえ、insta360ONEは手頃だけど、本格的な360度カメラを探してる人にはオススメです!
>>Amazonでinsta360ONEを見てみる
ということで、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!