1ヶ月に及んだ英語学校での日々が終わり、いまはセブ島に来ています。
セブ島ではジンベイザメと泳いだり、ターシャに会ったりとベタベタな観光してます。
一方では「イスラム国」と呼ばれる過激派組織のニュースもガンガン流れてきているので、海外での目立つ行動、というかこのブログやFacebookで僕の詳細なリアルタイムの情報を載せるのを控えることにします。
そうしなくとも海外に出てきている時点で、国内にいるときより高い警戒心で日常的に過ごしているので、あえてさらに警戒する必要性はあまり感じませんが、リスクは下げておくに超した事は無いです。
さて、何回も続いた「英語勉強編」は今回で最後にしようと思っています。
1ヶ月の語学留学も終了したことですし。
「もしいまからあなたが英語の勉強するなら、なにをするべきか?」に特化させた記事です。
目次からどうぞ。
目次
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1、僕はペラペラさっ!
2、基本のキ。
3、ここからが秘密の方法。
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1、僕はペラペラさっ!
えー、まず僕の英語レベルをザッと説明しますと。
ほとんどの日本人からは「わー、ふじさわさん、英語ペラペラですねっ!」と言われるくらいではあります。僕の600人のFacebookの友達のうち、500人はそう思うだろう。
けどこの「ペラペラ」というのはあくまで相対的な感覚で、例えば高知県に住んでる友人からしたら「ペラペラ」だろうし、高知県の田舎に住む両親からしたら「外人さん」レベルだと思います。高知県のみんな、ゴメン。
一方、通訳や翻訳を仕事にしてる友人や、日常的に世界で仕事してたり外人さんと結婚してる友人からしたら「カーッ!!おまえ、そのレベルでよくペラペラとか言えるなwww」と言われるのは覚悟の上です。
僕は語彙も少ないし、文法にも間違いはあります。それでも、ネイティブでない英語話者(フィリピン人、タイ人、中国人など)とは十分に英語で会話して、友人になり、次回、お互いの国に行った際にはサポートを与え合う約束を築けるくらいの英語力はあります。
ネイティブの英語話者とも人間関係は築けるのですが、やはり相手の言ってることの半分くらいしかわからず、だいぶ手加減されてる感じ。
この図で言うと、確実に「非ネイティブと話せる」まではきてる。
で、フィリピンの英語学校に行くと、複数の先生から「あなた、いくつめの語学学校なの?」と聞かれ、「一校目だよ。」と答えると、驚かれる、
という経験をしました。
で、今日は僕の英語力を自慢したいわけではなく、英語学校に行かなくても非ネイティブと話せるレベルにまでなる方法をまとめます。
2章に書いた内容は、ほぼ既出です。いままでに何度も書いてる。
3章には、オリジナル。
2、基本のキ。
●とにかく手っ取り早く海外で会話したい!
という方には、僕が腐るほどオススメしてるし、このブログ経由で最も売れてるこちらの本です。
いまでも僕の日常会話のほとんどはこの本に載ってます。
「Is there〜?」(〜はどこにありますか?)とか、
「Do you mean〜?」(〜という意味ですか?)とか、とにかく使える。
この本はふじさわSELLECTIONでもオススメしてるので、今日はこの辺で。
●基礎からじっくり勉強したい!
という方にはこちら。
上のハリスさんの本は「じっくり勉強する時間もやる気もないけど、とりあえず英語が話したい」というニーズを満たす本です。それはそれでいいですが、伸びしろは少ない。
一方のこちらは、「いきなり力はつかないけど、英語力のもっとも基礎の部分を丁寧に固める」という力があります。
例えばここでは「下線部を適切な人称代名詞に言い換えてください」みたいな問題だとします。
この本は、実は1500ページくらいあって、とても紙の書籍では出版できない。なにせ上の画像みたいなので1ページが使われてるから、誰だって「内容、うすっ!」ってなるか、辞書みたいな分厚さにしないといけなくなる。電子書籍の特性を利用していて、ページをめくりながら練習問題を解ける。ベリーグッド。
これは、僕が語学学習において重視してる「フラッシュトレーニング」で、これがセルフでできるのがなによりイイ。この本をただ読むだけではムーダーで、途中で無数にある練習問題(フラッシュトレーニング)を地道にやるのが、メチャ有効だと自信を持って言えます。
以上の2種類の書籍による、2方向からのアプローチ。これだけでほとんどの日本人にとって、適切なレベルアップができるはず。
ふじさわ印による保証付きですぞ。
3、ここからが秘密の方法。
えー、ここからが秘密の勉強法です。
なにを隠そう、2年ほど前に、ある友人から教えてもらった方法です。
その友人はフィリピン語学留学に3ヶ月行っていて、当時の「日本を飛び出したい」僕からしたら、未来人のような感覚でした。
彼から「おい、どうすればいいのか教えろや」と散々問いつめた結果、聞き出した方法と、それを実践する為の環境を整えるために僕が実践した方法を紹介します。
自分の英語の発音を良くする(ネイティブっぽくする)効果と、相手の英語を聞き取りやすくする効果があります。
用意するものは3つ。
●洋書
●その洋書のオーディオブック。
●スマホ
洋書はなんでもいいです。子供向けでもいいし、自分の好きな本の英語版でもいい。
紙の書籍でもいいし、Kindle版でもいいです。
その洋書の「オーディオブック」というのはなにかというと、その洋書をネイティブの声優さんが全部読み上げてくれてるデータのことです。昔はカセットテープとかCDとかでしたが、いまはAudibleのアプリをとれば、スマホにそのデータが入れられるのでスーパー便利です。
で、その英語のオーディオブックはAudible(オーディブル)で買えます。
Audibleの登録の仕方はこちらのサイトを参考にしました。
この
●洋書
●その洋書のオーディオブック
を手元に揃えるまでも結構長い道のりなのですが、そこは自力で乗り切って頂きたい。
このくらいはできないと、英語ペラペーラへの道なんて目指せませんから。
こうして準備ができたら、僕の場合はこうなります。「The Power」という本のkindle版と、オーディオブック版が揃いました。
この状態でできる練習は2通りあります。
■タイプ1の練習
ひたすら、オーディオブックの音声のスピードで、洋書を口に出しながら読んで行きます。
本の文章を読みながら(リーディング)、音声を聞きながら(リスニング)、口に出していきます(スピーキング)。
できるだけ大きな声がいいですが、そうもいかない場面では、コショコショ声で。
音声のスピードに口がついていけないとは思いますが、とりあえずはそれでも構いません。
本の意味がわかればもちろんいいのですが、理解できなくても構いません。
こうして自分の脳みそに、大量の英語を通過させるのです。
(多分ウェルニッケ中枢が刺激されまくってるはず。←これはどーでもいい。)
僕はドコモ店員時代には通勤電車の中でこれをしていましたし、ブロガーになってからも旅に出てからも、週に1、2回は朝イチでこれを30分か1時間くらいやっています。
■タイプ2の練習
こちらが真髄。この練習をした貴方は、立派な英語勉強オタク。おめでとう。
タイプ1のようにダラダラとひたすら読み、聞くのではなく、文章をある一カ所に限定することで、よりネイティブの発音に近づく方法です。
タイプ2では、Audibleアプリについている「30秒戻し」のボタンを有効に活用します。
・ステップ1:洋書の中から、30秒くらいで読める、ちょうどいい感じの文章を選ぶ。どこでもいい。実際は25秒くらいがやりやすい。
・ステップ2:その文章をジックリ聴く。
・ステップ3:その文章を、できるだけオーディオブックと同じように発音できるまでがんばって発音する。
・ステップ4:スマホの録音機能(iPhoneだと「ボイスメモ」ね)を使って、自分のその25秒くらいの声を録音する。(このときは、オーディオブックを聞きながらでも、そうでなくてもいい)
・ステップ5:恥ずかしい自分の声を聴き、オーディオブックとの違いに愕然とする。
・ステップ6:録音した自分の声と、オーディオブックの声に差がなくなるまで、ステップ3〜5を続ける。
以上です。
要するに、「オーディオブックの音声をマネして、自分の声をそれに近づけよう」
というだけの話です。
ちなみに、その25秒の文章の意味を辞書を引いて理解しておく方が、効果は出やすいような気がします。
このやり方を試してみると、「at」や「the」や「it」は、文章には書かれているのに全く発音されてなかったり、
「I have」は「アイハブ」じゃなくて「アィヴ」だったりと、違和感を多く感じます。
しかし。オーディオブックの発音が正解なのです。
ここ大事。これを心に刻まないと、
「こんなヘンな発音、練習する意味ないわ」ってなっちゃいますから。
オーディオブックを正解とした前提で、自分の口から出る音をひたすら変化させていきます。
ステップ3〜5をひたすら繰り返し、自分の発音がネイティブと遜色ないと感じるまで、あるいはいくらかは近づいたと感じるまで、自分の舌やノドをあらゆる方法で使います。
これを繰り返すことで、ネイティブっぽい発音が身に付くし、ネイティブの発音が聞き取りやすくなります。
ひとつの文章に満足いったら(それは自分の感覚で)、別の文章を決めて同じ事をして、それを繰り返します。
実際にこの方法を試してみるには、それ相応のテンションというか、やる気が必要になります。
なのでこのブログを読んだほとんどのひとが実践しないことを僕は知っています。
それでもひとりでもふたりでも、これを読んで実践し、「自分、ほぼ英ペっす!」というひとが日本に増えることを願って。
今日の記事はここで終わりです。
では、またのお越しを、お待ちしています!
P.S.
いまからこの本をジックリ読みます。読まねば。
[…] 当時の記事→「あなた、初めての英語留学だなんて信じられないわ」と言わしめた、自分でできる勉強法を紹介しますよ。 […]