「英語を話す」ってのはどういうことか、メッチャわかりやすい図で説明できたよ。

えー、今日から4週間、フィリピンのマニラにて英語留学をします。
どんな生活になるか、どんな授業になるか全然分からないのでドキドキです。

そんな状態なことと、海外に出て3ヶ月経過したこともあり、
「英語を話す」ことについて考えるうちに、いろいろなことを説明しやすい図を作ることができたので、ここに紹介します。
これから4週間は、鬼神のごとく英語を学ぶので、現時点での英語についての考え方ということで。

目次からどうぞ。

目次

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１、水道
２、ボコボコに穴が空いてても、精一杯蛇口を捻ろう。
３、大人しく机に座って勉強しよう。

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１、水道

こちらがその図です。

ぶしゃーと水が漏れてる。

水の蛇口をひねる行為が、自分が「言いたいこと」「伝えたいこと」
ホースの先から出る水が「伝わること」です。

そして、そのホースの途中の漏れてる部分が、英語力の欠如です。
英語力の欠如はいろんな要素がありますが、例えばこんな感じ。

こうして、ぶしゃーと漏れる。

「水」は、伝える内容そのものと思ってくださいね。
伝えたいことがあっても、途中途中で水が抜け落ちていき、最終的には自分の伝えたいことの100%が相手に伝わることはありません。50%とか、20%とか5%しか伝わらない。ほとんどの日本人がね。

これが日本人同士の日本語だと、単語も文法もほぼ100%分かっているので、水の漏れは無く、自分の言いたいことはほぼ100%、相手に伝わります。
この図を使うと見えてくることが多くあります。

２、ボコボコに穴が空いてても、精一杯蛇口を捻ろう

全っ然英語の基本ができていない、穴ぼこだらけのホースのひとがいたとします。

空いてる穴からドボドボ水が出て行くせいで、自分の言いたいことの5%しか伝わりません。
しかし、もちろん5%では不十分。
そのときひとは、もっと蛇口をひねることを覚えます。
本来の5倍の水量が出るように蛇口をめいっぱいひねって、それでもドボドボ水が穴から抜け落ちる。しかし、25%の言いたいことが最終的には伝わります。
この「蛇口をさらにひねる」行為は、「度胸」「ジェスチャー」「コミュニケーション力」などと呼ばれます。

とにかくユーでもアイでもイートでも話しかけてみろや！という話です。

英語は話せなかったけど、旅してたら英語がそこそこ話せるようになったパターンは、この「蛇口をさらにひねる行為」が得意になったことを意味します。場慣れしたとも言えます。
ああ、こんなに私の蛇口ってひねれたのね。こんなにも水量が出せるのね。あら、けっこう伝わるじゃない。と。

しかしこのやり方では、常に200%とか500%の水量を出し続けなければいけません。
もちろんこの「蛇口をさらにひねる行為」はダメとかじゃなく、立派な成長です。ひとによっては10%くらいしか出てなかったりして、穴が空いてるかどうかとか関係ないひともいます。
レベルアップも早いです。

でもそれでは疲れるので、次にひとは「穴をふさぐ」作業を始めます。

３、大人しく机に座って勉強しよう

穴をふさぐ作業は、海外に出て度胸をいくら磨いても身に付きません。
机に座って、ひとつひとつ、理屈を学ぶ必要があります。

なぜここは「swim」じゃなくて「swims」なのか、とか。
「ア」と「アー」の発音の違いとか。
「予約」ってなんて言うの、とか。

これらは、理解してなくても（穴が空いてても）、自分の言いたい事は相手に伝わります。
しかしこういうちょっとした穴から水が抜け落ち、5%、10%と到達する水が減り、相手まで到達するころにはほとんど意味がわからなくなっています。

↑僕はいま学校からオススメされたこいつをジックリ読み込んでますが、

↑こちらの方が、もっと丁寧で、フラッシュトレーニング付きなのでオススメ。

本来は中学校の授業なんかで穴を塞ぐはずが、それをさぼって大人になった僕たちは、これらの本で勉強しないと、多分一生穴は埋まりません。

で、「英語を話す」レベルを上げる為には、蛇口をひねる行為と、穴を塞ぐ行為の両方をバランス良く行う必要があります。

■ふじさわ流「英会話」「目標達成」についての考え方を書くよ。成績の良い大学生が英語を話せないワケ。
この記事にはもっと前提の考え方を書いていますが、自分が苦手な部分を補った方が、ほとんどの場合は効率よくレベルが上がる。

僕はいままで、穴がボコボコに空いたホースを使って、500%くらいの勢いで水を出し、25%くらい伝わる、というやり方を続けてきたので、いい加減に穴を塞ぐ段階に入ろうと思います。
しっかりとスクールに通うと、蛇口側も、穴側も、両側からのレベルアップが期待できると信じて。

その結果はまた報告しますね。
では、またのお越しをお待ちしています！