フィリピン・マニラの年越しに圧倒された話で、新年のご挨拶とします。

あけましておめでとうございます！
本年もどうぞよろしくです。

年末年始には、ニュースサイトなど企業が書いてるブログの更新は減るし、個人ブロガーの更新頻度も減るし、それなのにみんなヒマで読むひとは多いので、年末年始にブログを書くのはアクセスを稼ぐにはいいタイミングです。
けど僕は世の中の多くのひとと同じように、休んで、懐かしく出会うひとと過ごしてたりしたら、最初の記事は1月4日になっちゃいました。

そんな僕とふじさわブログを、2015年もどうぞよろしくです。

目次からどうぞ。

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１、南国マニラにて
２、謎の破裂音
３、360度で、、、

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１、南国マニラにて

1月からの英語留学のために、年末年始はフィリピンのマニラで過ごしました。
フィリピンといえば島国。そして南国。

しかもその首都のマニラといえば、さぞ南国リゾートだろう。と、イメージだけでマニラでの年越しを決めました。
しかしいざマニラに到着すると、ショッピングセンターや高級ホテルが立ち並ぶ、スーパー都会。摩天楼とはこのことか。
海に行こうと思っても、そこにあるのは埋め立て地の海。勝どきみたいな感じ。

いろいろと予定外ながら、年末年始だけ日本から遊びに来ていた友人と「ショッピングモールはしご」を楽しんだりしました。
これは日本で言うと、
「イオン行ったあとー、イトーヨーカドーも行こうかしら。そのあと表参道ヒルズ行って、赤坂サカスね！」
それが一カ所にあるので、このぐらいの勢いで、巨大ショッピングモールをはしごするわけです。それぞれが歩道橋で繋がっちゃってたりして。

実際、「マニラを楽しむ」というと、メインはこのショッピングモールはしごになるんじゃなかろうかというくらいの規模です。

もし「マニラ　観光」とかでこのページに辿り着いた方がいたら。
マニラに海はありません！マニラに海はありません！
海といえば埋め立て地！埋め立て地！
貿易港！貿易港！

海に行くならしっかりセブ島とかミンダナオ島とか、ピンポイントで狙わなきゃダメよ！

あ、あと、タイやベトナムのような「バックパッカーのための安宿」もほとんどないですよ。僕はアゴダでなんとか見つけられましたが。観光客と言えば駐在員、あるいはセレブの奥様。という感じです。

で、マニラは治安についても良い噂は聞きません。
ただでさえ年末年始はお祭り騒ぎになるだろうから、そんなときに人ゴミに行くなんてとんでもない！
しかも風邪気味だったので、大晦日はしっぽりとホテルで過ごしていました。

２、謎の破裂音

話が前後して申し訳ないのですが。
マニラに着いた12月27日からずっと、夜寝てるとき、外から変な音が聴こえるんです。

「バンッッッ！！！」

という、なにかが強烈に破裂するような、うたた寝してたら飛び起きちゃうくらいの音量で。

マニラは銃が合法なので、そこらじゅうでひとりふたりと血を流している姿を想像していました。
しかしそれにしても10分に1回くらいは鳴るし、ほぼ毎日なので、さすがに銃じゃないなぁと。

じゃぁ、車のタイヤがパンクする音か！？と。
にしてもあまりの頻度でパンクしすぎ。けどこの破裂音は、タイヤのパンクにとっても似てる。
けどパンクにしても、パンク後のブレーキ音とか衝突音は聴こえないし。そしてやはり頻度が多すぎる。

「検索せぬならスマホは持つな」の通り、「マニラ　破裂音」でググるも、答えは出ない。
しかしその破裂音は29日も30日も鳴り続け、僕らの眠りを妨げ続けるのです。ウトウトしてるとこに、窓の外からタイヤのパンク音みたいな「バンッッッ！！！」ですからね。

イラつくし、なにより正体不明なのが怖い。

で、話は戻って大晦日です。
風邪気味だし、あんまりお祭り騒ぎするとこには行きたくないし。
20時を過ぎてノソノソ起きだしてホテルの一階の食堂に行って、何か注文しようとすると。

「なにいってるの！今日はニューイヤーだから、一緒に食べましょ！フリーよ！フリー！」

ということで、フィリピン人のホテルフロントのみなさん4,5人といっしょにニューイヤーパーティをすることになったわけです。

パスタ、チキン、カップケーキ。

思わぬ展開でステキな年越しになったと思い、食事を頂き、我々もワインを提供し、UNOをして盛り上がりながら、年越しの瞬間を待ちます。

で、その間にも外ではあの「バンッッッッ！！」という破裂音は聴こえます。
これ幸いとフロントの方たちに聞いてみると、その中のティーンエイジャーの悪ガキっぽいコが。

「へっへっへー。見せて上げるよ。これだよ。」
と言って出してきたのがこちら。

爆竹、ロケット花火、打ち上げ花火・・・

彼らはファイヤークラッカーとかファイヤーワークスとか呼ぶそれは、
花火。

「もうクリスマスくらいから、ずーっとみんな鳴らしてるのさ！」

と笑顔で語る彼ら。
おめぇらか・・・この、毎晩クッソうるさいのは・・・。

と、飽きれる僕たち。
そしてこのファイヤークラッカーを中心に、マニラの凄まじい年明けが繰り広げられるのです・・・。

３、360度で、花火。

で、大晦日の21時を過ぎたくらいから、そこらじゅうで花火の音がしまくってるわけです。
ホテルを出て空を見上げてみると、チラチラ花火の光も見える。

23:30も過ぎると、花火の音はほとんど鳴りやまなくなってきます。
東の空を見ては、西の路上を見、北の屋根の上を見ては、南からの音に振り向きます。

爆発音と歓声ばかりが聴こえ、年越しの瞬間までそこら中で花火は上がり続けます。
家の庭とか、路上とか駐車場とか。どこで花火をあげようがおかまいなし。しかも子供がしてるんじゃなくて、お父さんが「よっしゃ、やるぞ」とやってる。

この状況を言葉で説明すると「カオス」の一言なんですが、写真の力を借りますと、こんな感じです。

東を向けば。パンパンパパン。

西でも。花火が上の高架に当たってますから。

北の空はドドーン。あーきれい。

南の路地は・・・ゴホンゴホンけむたいよ。

方角は実際の景色と関係ありませんが、こんな感じ。

で、この間じゅう、ずっと救急車や消防車が行ったり来たりしてます。
火事になることも織り込み済みなのか、かれらは？

もちろん2015年になる瞬間は、みんな叫んで、飛びっきりの花火があがりました。

で、僕たちはというと。
あちこちから爆竹やロケット花火、三尺玉とかの大きな花火が上がり続けるので、
綺麗な花火を見ようとあっちこっちに走る。といっても徒歩なのでせいぜい移動できるのはワンブロック程度。

隣の路地では、爆竹を囲んでみんなが踊ってるので、そこへ近づくと日本人が珍しいのか
「フォト！フォト！」と、何度も写真を撮られる始末。

0:30も過ぎてくると、おばちゃんが小銭を地面にバラまきだして、それをみんなで拾う、みたいなプチイベント。
僕もそれに参加し、小銭を拾う。拾ったコインは「ラッキーコイン」で、2016年まで大切に持っておくと、幸運が運ばれてくるらしい。

そうしてる間にも、あちらこちらで花火や爆竹はなりやまない・・・。

0:45くらいになったら、みんな疲れてきて、チラホラ自分の家に入り、休んでました。
僕もそのくらいで部屋に戻って眠りましたよ。

思ったよりこの興奮をブログで伝えるのは難しいですね。
日本の、

「ゴーーーーーーン・・・・・ゴーーーーーーン・・・・・」

という年越しとは、180度違った年越しが、その街にはありましたよ、ということが報告したかったのです。

こんな感じで僕の2015年はスタートしました。
ではみなさん、本年もよろしくお願いします。

今年も同じようなペースでふじさわブログはやっていきますよ、と。

またのお越しを、お待ちしています！