「この映画観て、○○した。」僕を上京させ、ブログで独立させ、インドに行かせた4本の映画を、シルバーウィークに観てみなよ。

たったいま、9月8日から今日までに頂いた全てのコメントに返信をしました。
このブログのどの記事であろうと、9月8日から今日までに（常識的な）コメントをしていれば、返信をさせて頂いています。

TwitterでもFacebookでも読者の方との交流はできるんですが、コメントでの交流はひとつの大切な文化として残しておきたいと思っています。
これからもコメントドシドシどうぞ。月に2回か3回くらい、まとめて返信します。

ということで今日の記事からどうぞ。

目次
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１、なぜ「４」本なの！？
２、これ観て、東京に来た。
３、これ観て、ブログで独立した。

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１、なぜ「４」本なの！？

こういう風に、いくつかのオススメとかポイントを紹介するときって、「オススメ3選！」とか「5つのポイント！」とか、3か5が多いじゃないですか。
あとは7とか、10とか20のキリがいい数字ももちろん。

これって、文章術とかコピーライティングの本に「要点は3つに搾れば記憶されやすい！」とか「ポイントは7つまで！」とか書かれてるんです。
そのテクニックは悪いことじゃないんですが、だんだんと「とにかく3つにまとめる」とか「7つ用意しなきゃ」ってなってきて、本当に伝えたいことと分離していくんですよね。そういうときって、「伝えたい」じゃなくて、「この通りにやりたい」ってなってるから、つまらないものが多い。

実は今日も、「あと1本あれば、オススメ5選になって、ちょうどいいんだけどなぁ」って思いましたが、思いつきませんでした。4本しか思いつかなくて、無理に5本目を追加するなんてダサいので、4本のままです。
ということで「この映画観て、○○した」4本をどうぞ。

２、この映画観て、東京来た。

●大停電の夜に

僕は高知県出身で、20歳までは高知県にいました。専門学校（高専）を卒業して、東京に出てきました。
なので、18歳か19歳くらいのときに「自分は20代、どこで生きるか」を決める必要がありました。地方出身のひとは誰しもそうですが。

そのころにこの映画を観て「こんな街に行きたい。こんな街で生きたい」みたいな安いキャッチフレーズみたいなことを思い、東京に出てきました。
まさしく「この映画を観たから、東京に来た」です。

東京やその近辺で出会ったみんなと出会ったのはこの映画がきっかけなんだと思うと、感慨深いです。
挿入されてる音楽をどうしても聞きたくて、最近サントラも買った。

「大停電の夜に」には、主人公がいなくて、12人くらいの登場人物全員が主人公、みたいな映画です。
しかしそれぞれの登場人物の人生が絡み合い、接触し合うのがなんとも言えません。「ラブ・アクチュアリー」とか、「ザ・有頂天ホテル」もそういう系ですね。

キャッチフレーズは「その時、本当に一緒にいたい人は誰ですか」と「泣かないで。本当の愛は、きっと見えてくる。」なんだけど、どっちもしっくり来てません。
それよりも、音楽担当の菊地成孔さんがサントラの歌詞カードに書いてたのがグッと来た。この映画に出会って10年くらい経つけど、やっと腑に落ちた感じ。

「本当に心から楽しい、嬉しいだけのクリスマスなんて、子供の頃に運良く出会えたらしめたもの。大人になれば成るほど、クリスマスは苦しくなる。そして、だからこそ素晴らしいのだ。どんな人にとっても。そう、今夜ばかりは神が全てを観ている。」

おっと、語りすぎてしまった。

●きっと、うまくいく！

「この映画観て、インドいった」ですね。

僕は2015年の3月に、1ヶ月間インドバックパッカーをしたのですが、それはこの映画を観たからです。
あとは「スラムドック・ミリオネア」もかなり影響してますが、あっちはちょっと暗い気分になるし、「きっと、うまくいく！」は最高に晴れやかな気分にしてくれるので好き。

3時間でべらぼうに長いけど、途中に休憩タイムがあるのがインド映画。
あと、タイトルは「きっと、うまくいく！」じゃなく、そのまま「3バカ」とかの方がよかったんじゃないかな、とも思う。原題は「3 idiots」で、「3バカ」って意味なの。

インドいったとは別に、僕は「どういう人物になりたい？」と聞かれたら、「“きっとうまくいく”の、ランチョーみたいになりたい！」と言うかもです。
ランチョーは主人公のひとり。ちょっとネタバレになるけど、中盤で、2人に「どうして君はそんなに成績がいいの？」と聞かれて、理由を明確に簡潔に説明し、あとの2人が人生の進む方向に対して勇気づけしているシーンは最高。「成功ではなく、優秀さを求めるんだ」と言ってた。僕もそうしよっと。

３、これ観て、ブログで独立した。

●ショーシャンクの空に

「あーね、いいよね」
って思ったでしょう。しょうがない。誰でも知ってる映画ですからね。僕も、昔なにかのランキングでこの映画が1位になってたから観たんですから。

なぜ、「これ観て、ブログで独立した」のかですが、これは脱獄の映画なんです。それも、派手にドッカーンじゃなくて、5年とか10年とかって単位で、丁寧に丁寧に、根気づよく作戦をたてて。知性と根気と大胆さを総動員して、脱獄する映画です。

で、僕がブログで独立するときに、わざと自分を主人公のアンドリューと重ねました。
アルバイトで生計を建てるという閉鎖された人生から、ブログで独立して自由になってやろう。アルバイト人生から脱獄してやろうと思ったんです。

けど、塀を乗り越えたり、柵を破って脱走しようとしても、刑務官に撃たれて死ぬ。それなら、丁寧に丁寧に作戦を立てよう。しかも脱獄して終わりじゃなくて、外に出てからも快適に暮らせるように手はずをしておこう・・・と。アンドリューがしたように。

その結果として、まぁまぁ自由に人生を生きれてます。
この映画を観たから独立したわけではないですが、独立を目指す間、間違いなく僕はアンドリューでした。

●パルプフィクション

これも有名か。
けどこれは「映画好きの間で有名」って感じかも。

「この映画観て、Tシャツ買った」
のです。あ、これは当然か。

インドで着てたTシャツ。

タイで買って、インドに着てって、ホーリーっていう粉かけまつりでドロドロになって。捨てて。
タイに戻っておんなじ店でもう一枚買って、いまそれを着てます。

Tシャツ買うくらい好きってことで。

この映画の雰囲気とか空気感、テンポ感とか全てがメチャクチャ好きで、これがきっかけでタランティーノ監督の作品はほとんど観たって感じ。
ラジオとか雑誌で「オールタイムベスト映画ランキング」とかやってると、上位にたいていランクインしてるくらい常連の映画なので、まだのひとは観てみるといいよ。

ということで今日の記事は以上です。

ちなみに紹介した4本のうち、ショーシャンク以外の3本はHuluでも観れるし、初月無料だからオススメよ。

では、またのお越しをお待ちしております！