通話プランを全格安スマホで比較した結論→「みんな楽天でんわでいいじゃん」

いらっしゃいませ！ふじさわです。

このページは、格安スマホ全社の通話プランについて調べたレポートです。

目次

１、基本的な考え方
２、全社調べた
３、プレフィックス方式

１、基本的な考え方

基本的な考え方は「LINEでいいじゃん」です。
LINEの無料通話を使えば通話料金は無料だし、いまやGmailよりFacebookより使ってる割合が高いアプリです。
友人や家族とのやりとりは、基本的にLINEの無料通話で十分です。僕もずっとそうしています。

けどLINEの通話には欠点があります。それは一言で言うと「通話品質」でして、具体的に言うと
・声が少し遅れて届く
・人口が多い場所や、長時間の通話だと、プツンプツン音が途切れてくる。
という感じです。

これは「IP電話」と呼ばれる、インターネットを使った電話の特徴ですので、どうしようもありません。
Skypeもカカオトークも全部そう。無料の替わりに品質が悪い。

品質の他にも欠点はあります。もちろん相手がLINEをインストールしてないとダメなので、仕事の電話や、レストランの予約とか、市役所にする電話とか110番はLINEではできません。これらは普通の電話でかける必要があって、そのときはフツーに20円/30秒の料金を払ってね、というのが格安スマホの基本的なスタイルです。

「電話することが多いんです」という方は、そもそも格安スマホ向きじゃなく、ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアでぬくぬくしてればいいんですが、ニーズがあれば提供がはじまるのが資本主義。格安スマホにも無料通話系のサービスが始まってきてますよ。

ということで、どの会社がどういうサービスを提供してるか調べましたよ。

２、全社調べた

恒例の「全社調べてまとめたけど全然面白くない表ができた」シリーズです。

格安スマホの通話料は「20円/30秒」というのがごくフツーで、ほとんどがこれ。
表の見やすさを考えて、「20円/30秒」は、「フツー」と書きました。

補足説明があったほうがいいとこには、コメント書いてますよ。

格安シム会社	通話料金	コメント
DMM mobile	フツー
U-mobile	フツー
ぷららモバイル	フツー
OCN モバイル ONE	フツー
もしもシークス	10分/300回無料など、多数	昔のウィルコムと似てる。一番使えるかも。
Nifmo	1300円で国内通話無料（IP電話）	魅力的なプランだけど、結局IP電話だから品質不安
楽天モバイル	850円で、5分かけ放題オプション。
mineo	フツー
iijmio	30秒/10円（みおふぉんダイヤル） 30秒/8円（ファミリー割引）	プレフィックス方式（あとで説明する）。ファミ割もあっていい。
So-net	フツー
Biglobe	通話パックあり 30秒/10円 (BIGLOBEでんわ）	通話が多いひとといえば、ビッグローブでしょってところはある。月に32分以上話すならお得。
hi-ho	フツー
freetel	フツー
イオンスマホ	フツー
UQ mobile	フツー
ヨドバシSIM	フツー
DTI　SIM	フツー
TNC sim	フツー
ASAHIネット	フツー
ELECOM sim	30秒/8円(IP電話）	驚異的に安いけど、IP電話だから意味なし。
パナソニック　Wonderlink	通話プランがない
レキオス	フツー
BB excite	通話プランがない
＠モバイル	フツー
b-mobile	フツー
G-Phone	フツー
TONE	フツー

Nifmoの通話料無料プランとELECOMシムは一見魅力的だけど、IP電話だから品質的に不安。わざわざプランつけて、LINEと同レベルの品質ってどうよ。

iijmioが普通より安いけど、プレフィックス方式。3章で解説する。

順等に行けば、Biglobeか、もしもシークスが有力。
ビッグローブは1200円分の通話が650円になるプランがあって、なかなかいい。

このプランにすると、5円/30秒で使えるので、フツーの4分の1。安い。
けど、先に650円払ってパック買いするあたり、ロスが生まれやすいのではないかと思う。結局ほとんど電話しなかったわ、となるのが想像できる。

もしもシークスはいくつかプランがあるけど、どれも「一度に◯分以内の電話なら、◯回まで無料」という方式で、いまはなきウィルコムスタイル。10分以内の通話、300回とかね。
営業先とかに短い電話を何回もするひとならこのプランはあり。けどこれも「結局ほとんど電話しなかったわ」となるんじゃないかと心配だけど、そこまで粗探しする必要ないか。

「電話することが多いんです」というひとは、ビッグローブかもしもシークスでいいでしょう。次の章を読んでからね。

３、プレフィックス方式

えー、みなさん「プレフィックス方式」というのを聞いたことがありますか？
これは電話番号の前に「0037-68-」などをつけて発信することで、通話代が安くなるというシステムでござーます。

この方式を使うだけで10円/30秒になるので、だいたい半額です。
細かいシステムの説明は省きますが、誰にでも使える、カンタンシステムです。

上の表の
iijmioの「みおふぉんダイヤル」も、
biglobeの「BIGLOBEでんわ」も、
少し前に話題になった「楽天でんわ」も同じ方式です。

全てアプリを経由してますが、結局は「0037-68」を電話番号の前につけて発信してるだけなのです。

プレフィックス方式にはあんまりデメリットはありません。
少しあげると

・本来無料通話だった相手にも、料金がかかってしまう（ソフトバンク同士など）
・110番などがかけられない
あとは
・申し込みがめんどくさい（ことがある）

くらいですね。
あとは普通の電話と同じように通話品質もいいので、これらのアプリを使うだけで、通話代いきなり半額です。

で、よくよく調べてみると僕が使ってるDMMmobileにも、同じようなアプリがありました。

DMMトーク。これもプレフィックス方式。登録料とかなにもかからず、ちょちょいと情報を入力したら、すぐ使えるようになりました。楽天でんわ使おうが、DMMトーク使おうが、いっしょ。
普通の電話と同じように使えて、通話料が半額になります。
いま試したけど、通話品質も普通と変わりませんでしたよ。

DMMトークとかみおふぉんダイヤル、BIGLOBE電話は、それぞれのサービス契約者しか使えないけど、
楽天でんわは、楽天モバイルのひとじゃなくても、誰でも使えます。

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2016/5/26追記。
DMMトークはDMMモバイルを契約してなくても使えるようでした。
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ということは、「みんな楽天でんわ使えばいいじゃん」ということになりますな。通話料は10円/30秒で、フツーの半分。

ということで今日の記事は以上です。

まとめると

「格安スマホにするひとで、電話をけっこうするひとは、もしもシークスかBIGLOBE。それほどでもないひとは、みんなLINEと楽天でんわでいいじゃん」
です。

では、またのお越しをお待ちしております！