いらっしゃいませ!
ふじさわです。
「空を飛びたい」
という夢をお持ちの方はいませんか?僕はずっと夢みてきました。
みんなも「空を飛びたい」と夢見たことはあると思います。
なんならここから先は「空を飛びたい」という夢を持ってないひとは読んではいけません。
ウソですけど。
「空を飛ぶ」といっても何種類かあります。
・スーパーマンみたいに、直線的に飛ぶ
・タケコプターみたいに、のんびり飛ぶ
・超高いジャンプ力で、放物線状に飛ぶ
・スパイダーマンみたいに、建物にくっつきながら、ジグザグに飛ぶ
・泳ぐような感じでスイスイ飛ぶ
僕は「特に超高いジャンプ力で飛びながら、スパイダーマンみたいにジグザクに飛ぶ夢」を見ます。
そう。僕は「空を飛ぶ」は「将来の夢」であり「寝て見る夢」でもよく見ます。
そのくらい強力な「空を飛ぶ」という夢が叶った話です。
目次
1、モーターパラグライダーin平塚に挑戦
2、モーターパラグライダー体験当日
3、僕の番
1、モーラーパラグライダーin平塚に挑戦
さて、現実に話が戻りますが、僕が挑戦したのは「モーターパラグライダー」というアクティビティです。
モーターパラグライダーは、パラモーターと呼ばれることもあります。
背中に扇風機みたいなデカイのを背負って、上にはパラセイリングで使うようなパラシュート。
僕は神奈川県の平塚市に住んでて、よく海岸を散歩するんですが、これが空を飛んでるんですよね。
どうやら「モーターパラグライダー」業界の中でも、平塚ってけっこうトップクラスみたいです。
グーグルのシークレットモードのサジェスト機能でも「平塚」だけでてきたし。
どう考えても文句なしに「空を飛ぶ」という夢を叶えられるモーターパラグライダー。
はじめて飛行機に乗って、窓から雲海を眺めたときも「空を飛んだ」と実感しましたが、きっとモーターパラグライダーはそれを超えた「空を飛んだ」という実感を僕にくれるでしょう。
・・・と思いつつも、自分でわざわざモーターパラグライダーに申し込むようなことはせず、半年が過ぎていました。やっぱりなんとなく腰が重い。
しかし9月のある日。
「ねぇっ!ふじさわくんの家の近くでモーターパラグライダーやってるから、いっしょにやろう!」
という素敵なお誘いを受けました。
しかもこの誘ってくれたひとは平塚に住んでるとかじゃなく、もっと遠くから来るらしいし。
ということで「空を飛ぶ」という夢を叶える日がきました。
2、モーターパラグライダー体験当日
そして、10月某日。誘ってくれた友人含む、男3人、女1人が集まりました。
みんなモーターパラグライダーやりたいなんてクレイジージャーニーだよ。
事前に、アソビュー(asoview!)というサイトから友達が申し込みをしてくれてました。
このサイトはその名の通りレジャーやアクティビティがズラッと揃ってて、しかも安くチケットが買えたりする神サイト。
見てるだけでほかのこともやりたくなってくるっ!
僕らが申し込んだのはこれ。
所要時間が30分で、飛行時間が10分。
それで、10692円。
時間あたりの単価はめちゃ高いけど、1万円で空飛ばせてくれるなんてどんな奇跡よ。
ということで4人で集合し、待ち合わせ場所に向かいました。
いつもは平塚の海岸だそうですが、その日は茅ヶ崎の海岸でインストラクターの方と合流しました。
茅ヶ崎海岸の駐車場に行くと、もう準備をしているところでした。
といっても、僕らはこれを背負うわけではありません。
この日はもちろん「タンデム飛行」なので、インストラクターといっしょに飛びます。
ここで登場人物を紹介しておきましょう。
手順としては、まずみんな、このハーネスを背中につけます。
ダルンダルンのリュックサックみたいな感じで、ふとももと胸元だけバチッと取り付けますが、全然きつくないし苦しくもありません。
靴はそれ用のを履きます。靴は履きかえず、スニーカーでやることもあるようです。
で、もちろん4人一度には飛べないので、順番です。
この日は見ての通り天気がよく、さらに風も最高でした。
インストラクターさん曰く「風が少しずつ強くなっている」ので、この日は体重が軽い順番で飛ぶことになりました。
まりこちゃんが最初で、僕が最後です。
ハーネスをつけたら、扇風機を背負ったインストラクターさんと、背中でドッキングします。シュール。
もちろん、扇風機のように見えますが、強力なエンジンユニットです。
(写真が豊富ではないので、写真内のメンバーはころころ変わります。)
この間、本人はとくにすることもなく、写真のように器具をもって待つだけです。
背中のほうでインストラクターさんがカチャカチャやっている気配だけがします。
インストラクターさんとドッキングできたら、「羽」を広げます。パラシュート部分ですね。
羽が広がると、体がものすごく「もってかれ」ます。飛ばされそうになります。まぁ、いまから飛ぶんですが。
とはいえ、風に流されて飛び上がるわけにはいかないので、この段階では踏ん張ります。
女子だと体重が軽いので、男子のサポートがついたりします。
もうね、この段階だと周囲は超興奮です。
「ウオオオオォオォッ!!」
って全員叫んでます。
そして、インストラクターさんの指示で向きを90度変えて、海の方をみます。
そして
走ります。
大の男ふたりが、キン○マのつくくらいの距離で固定された状態で小走りするこの瞬間が、モーターパラグライダーの最もシュールな瞬間です。
気づいたらインストラクターさんはエンジンをかけてて、扇風機はエンジン音をあげて回転しています。
そして
次の瞬間・・・
ブブウウウウウウウウウウウンッッッッンン・・・・・
と、さっきまでしていたエンジン音が小さくなっていき、聞こえなくなります。
ドンドンと小さくなっていくふたりを見て、
「あぁ・・・あいつは夢を叶えたんだ・・・」と呟くことしか、残された僕らにはできません。
3、僕の番
ということで僕の番が回ってきました。
で、
シュールな小走りをして、
飛び上がりました。
夢が叶った。
終始
「ウォォオォオオオオォッッッッ!!」
って叫んでました。
このときの興奮はなかなか伝わりませんが、忘れることのできない感動でした。
スピード感的にはタケコプターって感じで、ふんわりふんわり。高度も調整できるし、左右にも自由に動けます。
あと、けっこう「怖い」です。
高所恐怖症のひとはもちろんムリだろうけど、そうではない僕でも「下を見たら怖い」状態にはなりました。
みんなもなったそうです。
けど遠くを見たら怖くないし、その恐怖心も興奮で打ち消されるでしょう。
この間、2メートルほど後ろでは巨大なエンジンがブンブン回ってるので、すごい音がします。
インストラクターさんとは体が触れるような距離にいるのに、会話もできません。
しかし大丈夫。
このヘッドフォン付きマイクをつけているので、インストラクターさんと会話ができます。
「いま◯メートルだよ」とか「向こうに江ノ島が見えるよ」とかいろいろ話してくれます。
ちなみにまりこちゃんは
「君は鳥だ」
と言ってもらえたそうですが、僕は言ってもらえませんでした。
あと、上空で撮る写真ですが。スマホとか、カメラを持って飛べます。
というのも
ここにスマホを入れるためのポケットがあり、ちゃんとファスナーを閉められるので安心です。
上空で取り出すのも難しくないので安心。
だけどやっぱり落としちゃうのが不安。ストラップとかつけてもいいと思う。僕もつけた。
しかしインストラクターさん曰く「いままでにスマホ落とした人はひとりもいない」そうです。
やっぱ、注意してれば落とさないのね。
多分、これほど興奮が伝わらないこともないだろうと思うくらい、ブログでは興奮を伝えることができません。
とにかく「やってみて」としか言えないんですが、これ以上書いても間延びするので、そろそろ着陸のことを書きます。
飛行時間は10分で、「短いな」と思ってたんですが、実際にはちょうどよく感じました。
最初に感動してしまえば、あとは似たような景色なので(雑な言い方だけどね)、10分もすると「そろそろ安心したい」と思います。
で、上空でエンジンが切られます。
そのあとは、ふわーっ ふわーっとパラグライダーの要領で地上に向かって降りていきます。紙飛行機みたいな感じ。
このときに、エンジン音がなくなり、風の音、肌ざわりを、よりリアルに感じられます。
飛行中はずーっとエンジンのパワーで前にすすんでて、近代的でパワフルな気分でしたが、この降下のときだけは、風とひとつになれるような、おだやかな気持ちになれます。
大興奮の10分間が終わりました。
このインストラクターさんは40年やっていて、事故は一件もないそうです。すごい。
しかし、なんとなく全身から「後継者探してます」オーラがでてたので、
「おれ、モーターパラグライダーインストラクターとして、次の人生を生きようかなぁ・・・」
と一瞬考えたほど、楽しかったです。
みんなにこの楽しさを伝え続ける仕事なんて、最高じゃん?
とりあえずみんなも、クレイジーな経験をしたかったら、モーターパラグライダーデビューしてみよう!
モーターパラグライダーじゃなくても、
なんかアドレナリン出そうなアクティビティを探してるなら、アソビュー(asoview!)で探して見るのがオススメ。
やっぱり、一度の人生、楽しんだもの勝ち。
ということで今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!