[公開日]2016/11/15
[更新日]2019/08/20

モーターパラグライダーin茅ヶ崎・平塚で、空を飛ぶ夢を叶えた話。「ついに、空を飛んだぞおおっ!」

いらっしゃいませ!
ふじさわです。

「空を飛びたい」

という夢をお持ちの方はいませんか?僕はずっと夢みてきました。
みんなも「空を飛びたい」と夢見たことはあると思います。

なんならここから先は「空を飛びたい」という夢を持ってないひとは読んではいけません。
ウソですけど。

「空を飛ぶ」といっても何種類かあります。

・スーパーマンみたいに、直線的に飛ぶ
・タケコプターみたいに、のんびり飛ぶ
・超高いジャンプ力で、放物線状に飛ぶ
・スパイダーマンみたいに、建物にくっつきながら、ジグザグに飛ぶ
・泳ぐような感じでスイスイ飛ぶ

僕は「特に超高いジャンプ力で飛びながら、スパイダーマンみたいにジグザクに飛ぶ夢」を見ます。
そう。僕は「空を飛ぶ」は「将来の」であり「寝て見る」でもよく見ます。

そのくらい強力な「空を飛ぶ」という夢が叶った話です。

目次


1、モーターパラグライダーin平塚に挑戦
2、モーターパラグライダー体験当日
3、僕の番


1、モーラーパラグライダーin平塚に挑戦

さて、現実に話が戻りますが、僕が挑戦したのは「モーターパラグライダー」というアクティビティです。

背中に扇風機。上にはパラシュートみたいなの。

背中に扇風機みたいなの。上にはパラシュートみたいなの。

モーターパラグライダーは、パラモーターと呼ばれることもあります。
背中に扇風機みたいなデカイのを背負って、上にはパラセイリングで使うようなパラシュート。

僕は神奈川県の平塚市に住んでて、よく海岸を散歩するんですが、これが空を飛んでるんですよね。

こういう感じで飛んでて、遠くからだとなんだかわからない。

こういう感じで飛んでて、遠くからだとなんだかよくわからない。

どうやら「モーターパラグライダー」業界の中でも、平塚ってけっこうトップクラスみたいです。
グーグルのシークレットモードのサジェスト機能でも「平塚」だけでてきたし。

サジェスト機能。

サジェスト機能。

どう考えても文句なしに「空を飛ぶ」という夢を叶えられるモーターパラグライダー。
はじめて飛行機に乗って、窓から雲海を眺めたときも「空を飛んだ」と実感しましたが、きっとモーターパラグライダーはそれを超えた「空を飛んだ」という実感を僕にくれるでしょう。

・・・と思いつつも、自分でわざわざモーターパラグライダーに申し込むようなことはせず、半年が過ぎていました。やっぱりなんとなく腰が重い。

しかし9月のある日。

「ねぇっ!ふじさわくんの家の近くでモーターパラグライダーやってるから、いっしょにやろう!」

という素敵なお誘いを受けました。
しかもこの誘ってくれたひとは平塚に住んでるとかじゃなく、もっと遠くから来るらしいし。

ということで「空を飛ぶ」という夢を叶える日がきました。

2、モーターパラグライダー体験当日

そして、10月某日。誘ってくれた友人含む、男3人、女1人が集まりました。

みんなモーターパラグライダーやりたいなんてクレイジージャーニーだよ。

事前に、アソビュー(asoview!)というサイトから友達が申し込みをしてくれてました。
このサイトはその名の通りレジャーやアクティビティがズラッと揃ってて、しかも安くチケットが買えたりする神サイト。
見てるだけでほかのこともやりたくなってくるっ!

アソビュー。いろいろある。

アソビュー。いろいろアクティビティがある。

僕らが申し込んだのはこれ。
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それで、10692円。

時間あたりの単価はめちゃ高いけど、1万円で空飛ばせてくれるなんてどんな奇跡よ。

ということで4人で集合し、待ち合わせ場所に向かいました。
いつもは平塚の海岸だそうですが、その日は茅ヶ崎の海岸でインストラクターの方と合流しました。

茅ヶ崎海岸の駐車場に行くと、もう準備をしているところでした。

近くで見てもやっぱり扇風機。

近くで見てもやっぱり扇風機。

前から見たらなおさら扇風機。

前から見たらなおさら扇風機。

リュックサックと扇風機を合わせたもの。以上の説明がない。

リュックサックと扇風機を合わせたもの。それ以上の説明ができない。

といっても、僕らはこれを背負うわけではありません。
この日はもちろん「タンデム飛行」なので、インストラクターといっしょに飛びます。

ここで登場人物を紹介しておきましょう。

クレイジーガール・まりこちゃん。

クレイジーガール・まりこ。

クレイジーボーイ・くん

クレイジーボーイ・しょう。

言い出しっぺ・こうへいさん

クレイジー言い出しっぺ・こうへい

後ろが、インストラクターさん。超屈強。この道40年事故なし。

後ろがインストラクターさん。超屈強。この道40年事故なし。

僕。背中にハーネスつけてる。

僕。背中にハーネスつけてる。

手順としては、まずみんな、このハーネスを背中につけます。
ダルンダルンのリュックサックみたいな感じで、ふとももと胸元だけバチッと取り付けますが、全然きつくないし苦しくもありません。
靴はそれ用のを履きます。靴は履きかえず、スニーカーでやることもあるようです。

で、もちろん4人一度には飛べないので、順番です。
この日は見ての通り天気がよく、さらに風も最高でした。
インストラクターさん曰く「風が少しずつ強くなっている」ので、この日は体重が軽い順番で飛ぶことになりました。
まりこちゃんが最初で、僕が最後です。

ハーネスをつけたら、扇風機を背負ったインストラクターさんと、背中でドッキングします。シュール。
もちろん、扇風機のように見えますが、強力なエンジンユニットです。
(写真が豊富ではないので、写真内のメンバーはころころ変わります。)

扇風機、めちゃくちゃ重いらしい。

扇風機、めちゃくちゃ重いらしい。ガソリンも積んでるしね。

この間、本人はとくにすることもなく、写真のように器具をもって待つだけです。
背中のほうでインストラクターさんがカチャカチャやっている気配だけがします。

インストラクターさんとドッキングできたら、「羽」を広げます。パラシュート部分ですね。

インストラクターさんは頑なに「羽(はね)」と呼んでたけど、羽ではないよな、と思っていた。

インストラクターさんは頑なに「羽(はね)」と呼んでたけど、羽ではないよな、と思ってました。

ブワッと広がります。

ブワッと広がります。

羽が広がると、体がものすごく「もってかれ」ます。飛ばされそうになります。まぁ、いまから飛ぶんですが。
とはいえ、風に流されて飛び上がるわけにはいかないので、この段階では踏ん張ります。
女子だと体重が軽いので、男子のサポートがついたりします。

羽が持ち上がる。

羽が持ち上がる。

 

もうね、この段階だと周囲は超興奮です。

「ウオオオオォオォッ!!」

って全員叫んでます。

そして、インストラクターさんの指示で向きを90度変えて、海の方をみます。
そして
走ります。

もっともシュールな瞬間。

もっともシュールな瞬間。

大の男ふたりが、キン○マのつくくらいの距離で固定された状態で小走りするこの瞬間が、モーターパラグライダーの最もシュールな瞬間です。

気づいたらインストラクターさんはエンジンをかけてて、扇風機はエンジン音をあげて回転しています。

そして

次の瞬間・・・

ぉぉおっっ・・・

ぉぉおっっ・・・

飛ぶのだ。

飛んだぁーーーっっっ!!

 

ブブウウウウウウウウウウウンッッッッンン・・・・・

と、さっきまでしていたエンジン音が小さくなっていき、聞こえなくなります。
ドンドンと小さくなっていくふたりを見て、

「あぁ・・・あいつは夢を叶えたんだ・・・」と呟くことしか、残された僕らにはできません。

地面に近いとまだ距離感わかるけど

地面に近いとまだ距離感わかるけど

遠くになるとただの「点」。

遠くになるとただの「点」。

空飛ぶ「点」を見るしかできない。

空飛ぶ「点」を見るしかできない。この写真はまだかなり近い方で、もっと遠くなる。

3、僕の番

ということで僕の番が回ってきました。

インストラクターさんとドッキング。

インストラクターさんとドッキング。

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

羽があがります。

で、
シュールな小走りをして、

飛び上がりました。

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

この感動が・・・

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

伝わるだろうか・・・・

夢が叶った。

終始

「ウォォオォオオオオォッッッッ!!」

って叫んでました。
このときの興奮はなかなか伝わりませんが、忘れることのできない感動でした。

fb

スピード感的にはタケコプターって感じで、ふんわりふんわり。高度も調整できるし、左右にも自由に動けます。

あと、けっこう「怖い」です。
高所恐怖症のひとはもちろんムリだろうけど、そうではない僕でも「下を見たら怖い」状態にはなりました。
みんなもなったそうです。

けど遠くを見たら怖くないし、その恐怖心も興奮で打ち消されるでしょう。

 

この間、2メートルほど後ろでは巨大なエンジンがブンブン回ってるので、すごい音がします。
インストラクターさんとは体が触れるような距離にいるのに、会話もできません。

しかし大丈夫。

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

みんなヘッドホンつけてる。

このヘッドフォン付きマイクをつけているので、インストラクターさんと会話ができます。
「いま◯メートルだよ」とか「向こうに江ノ島が見えるよ」とかいろいろ話してくれます。
ちなみにまりこちゃんは

「君は鳥だ」

と言ってもらえたそうですが、僕は言ってもらえませんでした。

あと、上空で撮る写真ですが。スマホとか、カメラを持って飛べます。
というのも

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

スマホポケット

ここにスマホを入れるためのポケットがあり、ちゃんとファスナーを閉められるので安心です。
上空で取り出すのも難しくないので安心。
だけどやっぱり落としちゃうのが不安。ストラップとかつけてもいいと思う。僕もつけた。

しかしインストラクターさん曰く「いままでにスマホ落とした人はひとりもいない」そうです。
やっぱ、注意してれば落とさないのね。

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

ひとも車もサーファーも、「点」にしか見えない。

モーターパラグライダー 平塚 アソビュー asoview

街はジオラマ。

多分、これほど興奮が伝わらないこともないだろうと思うくらい、ブログでは興奮を伝えることができません。
とにかく「やってみて」としか言えないんですが、これ以上書いても間延びするので、そろそろ着陸のことを書きます。

飛行時間は10分で、「短いな」と思ってたんですが、実際にはちょうどよく感じました。
最初に感動してしまえば、あとは似たような景色なので(雑な言い方だけどね)、10分もすると「そろそろ安心したい」と思います。

で、上空でエンジンが切られます。

そのあとは、ふわーっ ふわーっとパラグライダーの要領で地上に向かって降りていきます。紙飛行機みたいな感じ。
このときに、エンジン音がなくなり、風の音、肌ざわりを、よりリアルに感じられます。

モーターパラグライダー 平塚 asoview アソビュー

ふわーっとおりてくる。

モーターパラグライダー 平塚 asoview アソビュー

このころ、やっと地上からも顔とか確認できる。

モーターパラグライダー 平塚 asoview アソビュー

すーっとおりてくる。

飛行中はずーっとエンジンのパワーで前にすすんでて、近代的でパワフルな気分でしたが、この降下のときだけは、風とひとつになれるような、おだやかな気持ちになれます。

モーターパラグライダー 平塚 asoview アソビュー

着陸。

大興奮の10分間が終わりました。

このインストラクターさんは40年やっていて、事故は一件もないそうです。すごい。
しかし、なんとなく全身から「後継者探してます」オーラがでてたので、

「おれ、モーターパラグライダーインストラクターとして、次の人生を生きようかなぁ・・・」

と一瞬考えたほど、楽しかったです。
みんなにこの楽しさを伝え続ける仕事なんて、最高じゃん?

とりあえずみんなも、クレイジーな経験をしたかったら、モーターパラグライダーデビューしてみよう!
モーターパラグライダーじゃなくても、
なんかアドレナリン出そうなアクティビティを探してるなら、アソビュー(asoview!)で探して見るのがオススメ。

やっぱり、一度の人生、楽しんだもの勝ち。

ということで今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!