いらっしゃいませ!ふじさわです。
最近めちゃくちゃにハマってる「キングダム」の映画を、公開初日(2019年4月19日)に観てきたので、感想書きます!
この記事は多少のネタバレを含みますが、そもそもマンガ原作の作品なので、ストーリー的なネタバレはしょうがないよね的なスタイルでいきます。
ではどうぞ。
1、映画「キングダム」公開初日の感想は!?
キングダムぅぅぅん!
公開初日の最初の上映きたでー!
今日発売の54巻と、王騎のペーパーナイフ、かりょうてんのスマートフォンリングも買ったー!いまからみるぅぅ! pic.twitter.com/x6UXXG0GS5
— ふじさわあつし@やりたいことわからないけどプロブロガー5年目 (@fujisawatsushi) 2019年4月19日
4月19日の朝イチの上映で、家の近くの映画館で観てきました。
この日はコミックの最新刊54巻の発売日だったので途中のコンビニで購入し、鑑賞前に「王騎の矛ペーパーナイフ」を買うくらいにはテンション上げて鑑賞しました。
で、観終わった感想としては
「この広大な世界観を、よく表現してくれた!アッパレ!」
という感じです。
そもそも、マンガ原作で映画にした場合はマンガの感動を超えるほどの作品を作るのはほぼ不可能なわけで。
それよりは「マンガの世界観を崩さないか」「原作への冒涜はないか」など、いわばマイナスがないことが大切だと思うんです。
そういう意味で、本作は原作へのリスペクトがありつつ、ちゃんと世界観が再現されていて、原作好きな僕でも納得!の出来でした。
事前に多くのニュース番組などの特番で「アクションがすごい!」と言われていましたが、確かにアクションはすごかった。
殺陣のシーンはかなり多かったので、単純に殺陣だけを楽しみにしてもいいくらい。
マンガで感じる迫力やスピード感とは全くの別物で、映像ならではの高いクオリティなのでよかった。特に前半の朱凶戦はかっこよし。
ただ、映画なので、首がふっとんだり腕が切り落とされたりみたいなグロシーンはほとんどなかったけど、それは映像作品なら仕方なし。
Netflixで見れるアニメのキングダムも同じようにグロシーンなしだったので、やはりその辺りまでガッツリ楽しむなら、原作を読むしかないですね。
全般的に「めちゃくちゃ面白い、最高の映画でした!」というわけではないんですが。
「最高のマンガを、よくここまで再現してくれました!」という感じ。
この映画きっかけで、山崎賢人ファンや長澤まさみファンがキングダムの原作を読むようになったら嬉しいなぁ的な。
キャラひとりひとりへの好みやイメージの違いはあります。
しかしそれらも誤差の範囲。許せないほどのキャストはなかったです。
ということで、キャストについて書いていきます。
2、映画「キングダム」のキャストは?キャストへの一言感想!
●信/山崎賢人
主人公、信役の山崎賢人さんは、僕は「ハマってるな」と思ったんですが、一緒に観た彼女は「過剰にイケメンすぎるやろ」と言っておりました。
まぁ確かに信は下僕出身で汚らしくて荒々しいので、山崎賢人さんの顔は整って綺麗すぎる感はありました。
とはいえ、言葉遣いや粗暴の悪さは流石の演技力で表現できていたので最高でした。
●嬴政、漂/吉沢亮
政と漂は顔が似ているという設定なので、吉沢亮さんが一人二役されていました。
なにがすごいって、政を演じてる時と漂を演じてる時の違いが、表情や視線、姿勢だけでパッと見でわかるレベルだったのですごかった。
顔が同じだと紛らわしくなりそうですが、演技力のみで二役を完璧にやってのけてたので「俳優さんてすげぇ」と思いました。
物語の大半は政を演じるのですが、楊端和を説得するシーン、王騎将軍との問答シーンなど、後光がさしてるのかと思うほどの政を演じるハマリ役感はすごかった。
●河了貂/橋本環奈
今回m橋本環奈ちゃんはズルイ。
河了貂は、マンガでは途中までは男だと思ってたんですが、実は女です。
一方、橋本環奈ちゃんは出てきた瞬間に「橋本環奈ちゃんだ」と思っちゃうから意味なしw。
けど、河了貂役に橋本環奈ちゃんをキャスティングした人を褒めたいか怒りたいかでいうと、褒め倒したいです。
●楊端和/長澤まさみ
楊端和はキングダムの中でもめちゃくちゃに人気があるキャラなので、最も適任の人類は長澤まさみだったでしょう。異論はありません。
しかしもはや神格化された楊端和の魅力には後一歩及ばなかったと言わざるを得ません。
ただそれは楊端和が魅力的すぎるのであって、長澤まさみのせいではありません。
何が言いたかったかというと、長澤まさみでよかった最高だったということです。キャピキャピした感じじゃなく、低くて重苦しい感じの声がよかった。お疲れ様でしたと言いたい。
●バジオウ/阿部進之介
まず顔がでてない。
●王騎将軍/大沢たかお
いや〜〜〜〜、、、大沢たかおじゃないでしょ〜・・・・。
なぜ、お目目パッチリ、たらこ唇でめちゃくちゃ濃い顔の王騎将軍を、薄顔の大沢たかおさんにキャスティングしたのか。
筋肉も身長も足りないのではないか。
映画の中で納得がいかなったのはここだけですね。
ただ、一緒に観ていた彼女は「すごくいい雰囲気が出ていた」「大人な感じだった」「ハまってた」と言っていたので、好みによると思います。
確かに、声はアニメ版とそっくりだったり「ンフゥ・・・」も完璧でした。
ストーリー上も重要な役目だったし、王騎の矛の見せ場もちゃんと用意されててよかったです。
しかしなぁ・・・筋肉がなぁ・・・もちょっと欲しかった・・・。
筋肉だけなら、鈴木亮平か。顔だけなら阿部寛さんとかがよかったのではないか・・・?
しかし、王騎将軍の魅力はあの歴戦をくぐり抜けた威厳だと思うので、そういう意味では大沢たかおでよかったのか・・・?
疑問が残る王騎将軍でした。
ちなみに、「王騎将軍の矛」を、リポビタンDの付属でクラフトパックで作れる商品を購入した記事も書いています。
>>キングダムの「王騎の矛」のクラフトパックが手に入るリポビタンDを買ったので大将軍になってみた話。
●騰将軍/要潤
もうねぇ、イケメンすぎ。
要潤なのでイケメンはしょうがないし、僕は「ファルファルファル」の騰将軍は好きなんですが、彼女的には「イケメンすぎる。騰将軍はもっと老けてるはずでしょ」とのことで、納得。そういう見方も、確かにある。
●成蟜/ 本郷奏多
僕にとって本郷奏多君は「大停電の夜に」で一生懸命自転車を漕いでる少年なんですが、キングダムでの成蟜役はむちゃくちゃよかったです。
成蟜は映画のストーリーではクズな性格で、終始ムカつく言動を繰り返すんですが、本郷奏多君最高だった。
●左慈(さじ)/坂口拓
「・・・誰!?」って思うかもしれません。僕も思いました。
原作ではほとんど注目されなかったんですが、映画だと思いっきり重要人物に格上げされてたのでビビりました。
そして坂口拓さんにより、左慈の魅力がグワァァァァッと引き上げられて、味のあるキャラに仕上がってました。
ちなみに・・・羌瘣(きょうかい)
羌瘣は、映画版には登場しません。
ストーリー的に、映画はコミックスの5巻前半まで(咸陽奪還まで)で、羌瘣が出てくるのは5巻後半(伍を組むところ)からです。
しかし僕は、映画版に羌瘣を登場させなかったことに賞賛を送りたい!
というのも、羌瘣は超人気キャラで、強くて美しくてちょっと天然で魅力的なキャラなので、映画に出演させると絶対に盛り上がるからです。
しかも羌瘣役に橋本環奈、長澤まさみに匹敵するくらいの人気女優をキャスティングすれば、映画的にはムチャクチャ人気が出る要因になり得ました。
「原作に出てこないんだから出てくるわけないじゃん」
と言いたい気持ちもわかりますが、もしも腐ったメンタルの人が映画制作していたら
「羌瘣も登場させましょー!ヒャッハー!人気キャラだし、ねっ?ねっ?盛り上がりますよ?」となって、無理やり捻じ込まれてた可能性を考えるとゾッとします。
いや、製作陣は一度はその誘惑に駆られたはずです。
しかしその誘惑に負けず、ヒロインは河了貂と楊端和のみに限定したことに賞賛を送りたいです。
3、映画「キングダム」のストーリーは?コミックスでいうと何巻まで?
映画「キングダム」の公開は2019年4月19日で、コミックス54巻の発売日と同じです。
盛り上げるために同じ日にしているのでしょうが、映画版とコミックス版では全くストーリーの進みは違います。
映画版キングダムのストーリーは、コミックスのだいたい1巻〜5巻前半くらいまでです。
政たちが山の民を引き連れて成蟜たちのいる咸陽を取り戻し終わるまでで終わります。
5巻までのボリュームある内容を、致命的な変更もなく、テンポよく進めて2時間にまとめあげられていたのはアッパレ。
ただ、僕はマンガを読んでいたのでストーリーについていけましたが、
マンガを読んでない人だと、ストーリーについていけないかもしれないとは思いました。
キングダムは登場人物が多いし、力関係も複雑で、ストーリー展開も早いです。
ですので、もし映画を最大に楽しみたいのであれば、キングダムの5巻まで読んでおくのをおすすめします。
4、映画「キングダム」のロケ地は?
映画「キングダム」の撮影は、本場中国の浙江省(せっこうしょう)で行われました場面もありました。
20日間に及ぶ中国ロケ以外でも、国内の静岡・千葉・熊本・宮崎・栃木などでロケは行われたそうです。
キングダムの舞台である中国で撮影することにより、作品の雰囲気がかなり再現されていた感じはします。
ちなみに、映画版の舞台でもある「咸陽」があった場所とは別の場所です。
5、映画「キングダム」のテーマソングは?
映画「キングダム」のテーマソングは、ONE OK ROCKの「Wasted Nights」です。
かっこよし。
6、映画「キングダム」は、おすすめできる?
いやー、どうでしょうかね。
原作好きにはおすすめしたいんですが、マンガを原作にした映像作品て、原作を超えることはありえないじゃないですか?
そういう意味で「興味本位で」観て欲しいなって感じですね。
キングダムの世界を、本気で実写化したらこんな感じなんだなすげーっていう感じで(当たり前だった)。
原作を知らない方には、キングダムへの「入り」としていいかもしれないです。
映画を観た後「この後、政や信、王騎将軍はどうなんだろう?」と思ったらぜひ原作をどうぞしたくなります。
いずれにしても、製作陣のこだわり、キングダム愛が感じられて、キャストも最高の映画でした。
ただ、王騎将軍だけは他のキャストいなかったかなぁ・・・?という気持ちがぬぐえません。
ということで、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!
[…] あと、みなさんが「動いてる王騎将軍」も見たいと思ったので見てください。こちらの記事では大沢たかおさんのことディスりまくってるのに、、、まぁそこは別物と考えてくださいね […]