[公開日]2017/03/14
[更新日]2019/08/20

藤沢篤の理想の仕事感「レンガを積むように働こう」

いらっしゃいませ!ふじさわです。
ここ一年くらいは自分の存在を前面に出すようになり、チヤホヤされることが増えてきました。

当初はブロガーとして「なんかふしぎな働き方してるひと」として見られてたんですが、本を出したり、セミナーしたりするうちに、いっぱしの「仕事人」と見てもらえるようになってきた気がちょっとします。

「仕事人」なら「仕事感」のひとつでも語っておけば、さらにチヤホヤされる気がするので書きます。

では、目次からどうぞ。

目次


1、レンガを積むように働こう
2、ギャンブル的な働き方になる原因は
3、レンガvsギャンブル


1、レンガを積むように働こう

ここ最近で一番意識してる仕事感がこれ。

「レンガを積むように働く」

みんながこれを見て「なるほど!」と思うのか、
「いまさらかよ。んなこと当たり前だ。寝るわ。」

って思うのかはわかりませんが、 話を続けます。
「レンガを積むように働こう」とは、毎日ひとつずつでいいから前進して、いきなり派手な成果を求めすぎない、ということです。

レンガをひとつやふたつ積んだだけでは、価値あるものは産まれません。しかし100や200、1000と積んでいくことで、多くのひとの役に立つ建物を作ることができます。そうして作った建物は、カンタンには壊れません。

この話をさらに理解するには、対義語を想像するとわかりやすい。対義語は

「ギャンブルのように働く」

です。

いつかは一発逆転できると信じこみ、確率の計算もろくにせず、舞い上がる気持ちのまま、感情のまま、同じ行動を繰り返す。

ごくたまに成果が上がりますが、その成果は長続きしません。

これ即ち「ギャンブルのような働き方」。恥ずかしい話、僕も昔はギャンブル的に働いてたし、いまだって気持ちの半分くらいはギャンブル的になってしまうことがある。

2、ギャンブル的な働き方になる原因は

誰だって、ギャンブル的な働き方じゃダメだって知ってる。レンガを積むべきだって知ってる。

だけど知らず知らずのうちにギャンブル的になっちゃうし、しっかりレンガ積んでるひとだって、頭の片隅ではギャンブルがよぎることがあるんもんだ。

そうなっちゃう理由を一言で言うと「他人との比較」である。

 

僕の好きな言葉に、

「隣の芝生はLED」

というのがあります。隣の家の芝生は、よく育って青く見えるどころじゃなく、LEDのようにキラキラ光って直視することもできないくらい素晴らしく見えます。

そうして他人の芝生が青く見えたときにひとはどういう行動をとるでしょう?
「おれもこんな風になりたい」と思い、付け焼き刃でギャンブル的な行動をとります。

しかしそんな衝動からの行動がヒットすることはなく、失敗に終わります。

なぜなら、隣の芝生はLEDに見えたとしても、そのLEDを光らせるためには、表にでてこない膨大な努力をしてるのだ。

他人が輝いて見え、その人がレンガを積み上げた末に勝ち取った結果なのに、さも「ギャンブルで大勝ちしやがって」と嫉妬して、自分もギャンブルに挑戦する、というアホなサイクルになりがちです。

しかし、他人がレンガを積み上げてる姿は見えなくて、完成した建物しか、他人からは見えないのが普通だから仕方ないのだ。

3、レンガvsギャンブル

さて、
「レンガを積むように仕事をする」のと

「ギャンブルのように仕事する」の、具体的な違いはどんな感じでしょう?

レンガを積む仕事vsギャンブル的な仕事は

・いますぐに成果がでないのを知っている
vsとにかく短期間で成果を上げたい

・技術も、実績も、信頼も、注目も、少しずつ積み上げるべきだと思ってる
vs技術はなくても実績を詐称し、信頼がなくても注目さえされればなんとかなると思ってる

・成果が出ないのは、時間が足りてないのか、自分の技術が低いからだと思ってる
vs成果が出ないのは、ただ運が悪かっただけだと思ってる。

・常に自分のやり方を改善しているが、大枠は変わらない
vs常に新しいビジネスに手を出しては失敗し、「次こそは!」と思ってる。

・長期的な計画を建てている
vs思いつきで動いてる

・・・で、どう考えてもギャンブル的な働き方ってクズみたいな感じです。

けどめんどくさいことに、自分でビジネスするって、ある程度はギャンブルみたいなとこがあるんですよね。
つまんない場所でいつまでもチマチマレンガを積み重ねて、一生かけてピザ窯みたいなもんが完成する人生でいいのか、という話にもなります。

人生のどこかでは、一世一代の大勝負みたいなことをしなきゃいけないこともあるんですが、それと、毎日パチ屋に並んで10時間もパチンコ打ち続けてる中毒者はいっしょにしちゃいけないよね。

少なくとも僕は「一世一代の大勝負」はひと段落して、いまは「レンガを積む仕事」に集中してるし、みんなだってギャンブル的な仕事よりはレンガ積むスタイルのがいいよという話でした。

今日のタイトルは「理想の仕事感」としてるので、これは僕の「理想」です。実際にはまだまだ「ゲヘヘ・・・一発当てたるでぇ」って思ってる部分はあるので、もっと落ち着こうと思ってます。

書いていて、リッチ・シュフレインの「インターネット・ビジネス・マニフェスト」に似てるなと思った。

送料のみでもらえる、オススメ本だよ。

ということで、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!