いらっしゃいませ!ふじさわです。
「ブログ問い合わせで「一緒にナイフを持って野生動物を解体しませんか?」と誘われた話」です。
どうぞ。
1、「ハンターセラピー」からのメール
突然ですが、藤沢さまは狩猟採集生活をされたことはありますか?
ないわ。れいわ。
「狩猟」も「採集」もほとんどしたことがないですね。
自分の人生を思い返してみると、アウトドア系の経験値はフツウです。
メールには
「ナイフを使って野生動物を解体しませんか?」
「一からジビエ料理を作りませんか?」
「山の中で山菜を採集しませんか?」
という提案が書かれていました。
で、その先どうしてほしいかというと、「このようなサービスを作ったが、まだ走り出したばかりなので、実際に体験していろいろアドバイスしてほしい」ということでした。
サービス内容に関する情報はリンク先に全てあるので、ぜひ参照ください。
ハンターセラピー
(このホームページが絶妙にダサい理由は、この記事を最後までちゃんと読むとわかります)
「一緒にナイフで野生動物を解体しませんか?」
と言われても、なんでもかんでも誘われることにほいほい出向いていては、時間がなくなってしまい、本当に大切なことができなくなってしまいます。
僕もここ数年は、顔を出す場所や会う人はかなり限定しており、よっぽど有益だったり、ワクワクする場でないと、足は運びません。
このメールは怪しいものではなさそうでしたが、自信を持って「行くべきだ!」と思えるものではありませんでした。しかし、
2、東京都、奥多摩。武蔵五日市駅。檜原村。
はじめての場所きた pic.twitter.com/82jbQT58E8
— れわさわあつし@やりたいことわからないけどプロブロガー5年目 (@fujisawatsushi) 2019年4月23日
行ってきました。
最近の僕は、平塚と東京の往復のみで、それ以外の新しい場所に足を運ぶ機会が減ってる気がしており、真新しい体験、非日常な経験が減ってる気がしたので、エイヤーで一泊二日で行ってきました。
地図で言うと上の写真のような場所で、電車で平塚からだと2時間20分ほど、新宿からだと1時間15分くらいで行ける場所です。
立川、八王子のさらに奥の東京。
ここからは写真で説明しますが、このときはブログに書くかどうかも明確じゃなく、なんとなく記録用に撮った写真なのでご了承ください。雰囲気だけでも掴んでいただければと。
駅には2人の男性が迎えにきてくれました。
上山さん(38才。メールをくれた方。オレンジの服)と、
ツチヤくん(27才。ひきこもり猟師?。黒いマスク)が迎えてくれました。
軽く挨拶と自己紹介を済ませ、車に乗せてもらい、15分ほど走りました。
武蔵五日市駅の周りはそれほど田舎ではなく、自動改札だし、駅中にコンビニもあったんですが、少し車で走ると一気に田舎感が出てきます。
この檜原村(ひろはらむら)は人口2000人代だそうで「東京都で唯一の村」だと言っており、それがキャッチフレーズ的役割を果たしてるようでした。
僕の実家も同レベルの田舎なので、僕は終始「懐かしい景色だなぁ」と思っていました。
合流してまずは、山菜とりに出かけました。
その辺の山に登って、男3人でハイキングみたいにします。
どうやらハンターセラピーというサービスは、このツチヤくんの野生に順応した特殊能力が根幹にあるようで、まずはツチヤくんに同行して、その能力を観察することになりました。
ツチヤくんは「これは食べられますね」「これはツキミソウですね」「ノカンゾウですね」
と言いながら、サクサクと野草を積んでいきます。
「これは食べられるんですが、まだ採らないでおきましょう。大きくなってから採るんです。」
「ここらへん、ほとんど採れますが、少しだけ採りましょう。全部を根こそぎ採ると、それっきりですから。」
上山さんは
「天ぷらにするとうまそうですね!」
などと言っていました。
男3人、なかなか険しい山道をハイキングします。
この辺の山は、役場などの方から「採りすぎないのであれば、山菜を採ってもいい」と言われてるそうです。
この間もツチヤくんは
「これは、シカかなにかの動物が通った後ですね」
「これはなにかの糞ですね。」
「ここは動物の通り道ですね」
「あっ!いま、ウサギがいましたが・・・いっちゃいました・・・」
などと話しています。ツチヤくんは、猟銃や罠による狩猟もしています。
上山さんは
「天気がよくていいですね!おにぎり作っておけばよかった!」
などと話していました。
初めて僕の写真が登場しましたが、そのくらいこの日はいろいろバタバタだし、山道は険しいしで余裕がありませんでした。
これはワラビを採取してるところです。
途中で、竹やぶも通りました。
ツチヤくんはこの間も
「竹は丈夫なので、勾配がキツイところでも、支えにすれば歩きやすいです。」
などと教えてくれました。
ちなみに上山さんは終始
「すごいですね!すごいですね!眺めがいいですね!」
などと言っていました。
このくらい山菜が採れました。
量もすごいけど、種類が豊富なので体に良さそう。
ここで、車に乗って移動です。
「ハンターセラピー」のサービスでも宿泊する、民宿まで車で移動です。
民宿には「ラッキー」という頭のいいワンちゃんと、数十年この民宿を経営しているニコニコとした老夫婦がいらっしゃいました。
ということで、この民宿の近くの川に移動します。
そうです。
川に移動して獣の解体をするんです。
ここが今日のメインイベントです。
獣はこの日に獲ったものではなく、数日前に近所の猟師さんからいただいたものが、冷凍されて車のトランクに入ってました。
ハクビシン、アライグマ、アナグマの3種類です。
3種類ですが、この3種類の外見は似てるので、最後まで見分けることはできませんでした。
こうして検索してみてみると「全然違うやん」と思うかもしれませんが、実際に死骸を見せられると、区別はつきません。
まずはアナグマです。
僕は持たせてもらって写真だけ撮って、
ツチヤくんが解体のお手本を見せてくれます。まず、体を洗ってるところ。
ツチヤくんはナイフを2本持ってきていました。
ここからちょいグロ画像ですが、決定的なものにはモザイクをかけてますのでご安心ください。
ガーッとお腹をまっすぐに割きます。
そこから、内臓をグワーッと引き出します。
ご想像の通り、「グロ画像」です。
これって、写真にしてインターネットに載せると「グロ画像!閲覧注意!」になるんですが、実際にみるとそうでもないんですよね。
なんというか、「あぁ、生命だ」と感じるだけというか。
もちろんグロい気分になるし、匂いもかなりキツイんですが、それでも嫌な感じじゃなくて「あるべき姿」とでもいいましょうか。
あんまり違和感がない。
ちなみにツチヤくんはYouTubeも運営していて、そこで「家の中でタヌキを解体してみた」という動画をアップして、
思っきし炎上してます。
ツチヤくんがアップした動画の中でもダントツの再生回数で、コメントもたくさん。
この動画にはモザイクも一切かかってません。
だけどYouTubeからは消されなくて「R18指定」を受けただけだったそうです。
僕がこの日にした工程とほぼ同じものを見ることができるので、興味ある、グロ耐性ある方はどうぞ。
内臓取り出しは手伝った程度ですが、後半の「皮から肉を外す」「足を切り取っていく」作業をしました。
けっこう難しくて、皮に穴が開いたりしても(皮はなめして使うので、穴が開かない方がいい)、
ツチヤくんは
「大丈夫ですよ。しょうがないです。穴が開いても縫えば使えます。それよりもみなさんの手が大事です。」
と、慣れないナイフを使っている僕たちを気遣ってくれました。
上山さんは解体はそれほど慣れていないそうで
「うわーっ!難しいですねー!腰が痛いですねー!」
などと言っていました。
確かに腰は痛くなりました。
3人で一生懸命やって、彼らは肉になりました。
ボウルに入れると、少しだけ「食材」感が出ます。
しかし上の写真も、左側に「アゴ」「牙」が見えます。
暗くなる前に退散して、ツチヤくんが料理をしてくれ、みんなで食べます。
ツチヤくんの作るカレーは地元で販売もしてるほど美味しいそうですが、なぜかこの日はカレーではありませんでした。残念。
たった今さばいたアナグマのお肉を焼いたり、
ハクビシンのお肉をお米と一緒に煮込んで食べたり。
前日から確保されていた、シカの心臓を焼いて食べたりしました。
これらのお肉は、ツチヤくんが自分で狩猟することもあるけど、ほとんどは地元の猟師さんからもらうようです。
日本のほとんどの田舎では(詳しくは知らないけど、僕の地元の友達もそう言ってた)シカやクマ、イノシシなどの獣は害獣(がいじゅう)とされ、人里を荒らして迷惑になるので、猟師さんが狩って、適度に数を減らします。
狩った獣の耳や鼻などを役場などにもっていくと、一匹数千円の報酬が支払われるので、そうして生計を建てている方が多くいます。
そのような猟師さんは、狩った獣を焼却炉で焼いてしまうので、それをツチヤくんは譲り受けているそうです。
焼いて捨てるより、食べた方がいいよねウンウン。
ジビエ肉は、独特のクサみのあるちょっと固い焼肉と言う感じで、美味しく食べられました。
お酒とともに美味しくいただきました。
そして民宿の室内に入ったんですが、そこでプチトラブルが発生しました。
僕の左足が腫れてるんです。
実は、アナグマを捌いてる時に左足にチクッとした感触はあったんですが、手が離せなかったので対処できませんでした。
ツチヤくん曰く
「これはブヨに刺されましたね」とのことで、
上山さんが
「あっ!僕、いいもの持ってますよ!」
と、アイテムを出してくれました
上山さん「こうやって、刺された毒を吸い出せる道具です!」
なんか冗談みたいでしたが、一応使ってみて、2滴くらい、汁がでてきました。
それをみていたツチヤくんが
「これがよく効きますよ」と、ヨモギの歯をお湯でふやかしたものをくれました。
さらに「クローブ」と呼ばれる、なんにでも効く万能の実をゴリゴリすり潰して傷口に塗り込んでくれ、さらにクローブでだしたお茶を飲みました。
ブヨに刺されると、足がゾウみたいに大きくなって、数日間熱が出て寝込んでしまうこともあるそうなので、けっこう心配しました。
翌朝。
全然大丈夫でした。マジでよかった。
上山さんの道具のおかげか、ツチヤくんの薬草のおかげかわかりませんが、僕は自分の体力のおかげだと思っています。
3人で近所にある「瀬音の湯」という温泉施設(地元では有名な観光地)で温泉に入って、僕は帰路につきました。
総滞在時間は21時間程度でしたが、むちゃくちゃ濃い時間を過ごし、お礼をお互いに言い合い、僕は非日常から日常へと戻るのでした・・・。
3、ハンターセラピーとはなにか
ということで、ここまでが僕が一泊二日の約21時間で体験したことの全てです。
ここから、冒頭のハンターセラピーの紹介になります。
ちなみにこの記事はPR記事ではないのですが、この一泊二日の宿泊費も食費も払わなかったし、このサービス、及びツチヤくん周辺のリソースは価値があるし、誰かになにかよい繋がりができたらいいな、と思って書いています。
なぜハンター「セラピー」なのか?
ここまでをみると「アウトドア体験」「屠殺体験」「ジビエ体験」に分類されるように思うんですが、なぜ「セラピー」なのか?
その理由は、ツチヤくんの源体験にありました。
ツチヤくんは「ひきこもり猟師」を名乗っており、実際に昔は都会に住むひきこもりでした。
しかし、5,6年前くらいに、あるきっかけで檜原村のことを知り、「自然っていい!」と思い、引っ越してきて、メキメキと生命力を取り戻し、それからずーっと檜原村に住んでいます。山菜を獲ったり、狩りをしたり、それらを売ったり、オリジナル商品の開発をしたりしながら生きています。
そのような源体験があるので、同じようなひきこもりの人に、森や自然のパワーで楽しく生きてほしい!
と思っての「ハンターセラピー」です。
上山さんは、ツチヤくんを使ってガッポリ儲けようとしている悪い大人です。
ウソです。ツチヤくんのビジョンや生活に共感して、一緒に頑張ってる人です。
ちなみにハンターセラピーのホームページは、上山さんがhtmlの本を買って、半年くらいウンウン勉強しながら作ったようです。未経験なのに。そこに感動、尊敬しました。
今回は、「体験してみて、アドバイスしてほしい」ということで呼んでいただいたので、このサービスについてたくさん話しました。
しかしまだまだ未知数で、予測不可能なことが多いので、これからどうなるか見守りつつ、こうして記事を書いて尽力させていただいているところです。
ということで、
この記事を読んで
「自分もこんな体験がしてみたい!」
と思った方で、ブロガーっぽい活動をしてる方(要相談)は、無料で体験できるそうです。
問い合わせは、以下のツイッターアカウントに「ふじさわの記事見た」とDMを送ってみてください。
以下がツチヤくんのツイッター、およびYouTubeアカウントです。
今後の活動が気になる方はフォローどうぞ。
ひきこもり猟師、ツチヤくんツイッター
ひきこもり猟師のYouTube
ということで、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!
自然に触れるだけでよし。
適当な小動物の殺しは人間界のイジメや弱い者イジメと同じ。
綺麗事書いて正当化してるだけ。情けない。
無駄な殺し。
この世の中、たぬき、穴熊等捕まえて殺し食べる必要がありますか?
どうしてもこれを殺生して食べなくてはならなかったですか?
このご時世無駄な殺生だと感じました。
物言えぬ生き物は生きて行くうえで必要最小限。
ハンターセラピーなど馬鹿げた人間の欲望だよ。
野生動物を殺すこと自体を楽しんでいますね
これが治療になるのでしょうか?
もしそのように信じているのならば、病院をかえてもっと強いお薬を処方してもらいましょう。
怪しい誘いには乗らないことです
憶測でしかものを見れないあなたの方がお薬が必要な気がします。そう感じるのはあなた自身の心に問題があるように感じます。
生き物殺しを趣味にしないでください。
生き物は尊ぶものです。
最低な人ですね。人でもないか。
人でもない人にコメント返してて草