[公開日]2015/11/10
[更新日]2019/08/20

世界は「ポジショントーク」でできている。

昨日、Photoshopの無料版をダウンロードしてみました。

いままでは、ブログで使うちょっとした画像とかアイコンの編集に、プレインストールされてるような無料ソフトを使っていました。
しかしこれから何十年もインターネット上にコンテンツを生み出し続けると思うと、とりあえず王道のソフトをひとつ使いこなせるようにしようと思ったのです。

しかしここで問題が生まれました。
Macbookairについているトラッックパッドに限界を感じたのです。

mac bookair トラックパッド

トラックパッドってこの部分ね。

「なんでおれはこんな板を何時間もコスリ続けなきゃ行けないんだ」

という気持ちになってきます。いや、mac大好きなんですがね。
ということで、いい感じのマウスを探してるところです。画像編集にオススメのマウスやトラックボールがあれば教えてくださいね。

ということで今日は「世界はポジショントークでできている」の記事です。
目次からどうぞ。

目次


1、ポジショントーク
2、悪ではない。
3、そこから逃れる方法


1、ポジショントーク

もともとは為替や株式市場で使われる言葉で、自分が持っている株などに都合がいい発言をすることを言います。
得てして「自分の立場に都合のいい発言」のことを言います。

僕がふじさわブログパーソナルのサブタイトルを相変わらず「検索せぬなら、スマホは持つな。」に据え置きしたことにも関係あります。
僕たちがインターネット上で触れる情報は、全て「ポジショントーク」でできていますから。

このブログも、SNSも、大手メディアも、あらゆる販売ページも。
その情報を発信する理由は、その本人にとってなんらかの利益があるから発信しています。

いや、インターネット上に限らず、リアルな世界に置いてでも、全て「ポジショントーク」でできています。
販売員さんはもちろん、同僚も親も。どこで出会ったどんなひとでも、その発言をするのは、本人になにかしら利益があるから、誰だってポジショントーク。

2、悪ではない。

で、こういう書き方をするとすんごく悪いことみたいに感じちゃいますが、全然そんなことないです。
なぜならほとんどの場合「無意識に」行われてるからです。家族とかもうそのまんま。

他人になにかアドバイスしたり、SNSで書くときでもポジショントークだと言えます。そのときは「自分の利益」がかなり小さくなりますが。
そのときの利益は、「自分の生き方を肯定したい」というレベルです。

例えば僕はフリーで活動してるので、なかなか「正社員の方がいいよ」というアドバイスはし辛いです。そう言うべき場面でもです。
なぜなら「正社員の方がいいよ」と言ってしまうと、自分の生き方を自分で否定することになるからです。

あなたの母親も、あなたに「30まで結婚しなくたっていいわよ」とはなかなか言い辛いのです。早くに結婚した自分の生き方を否定しかねませんから。

親や家族のような「精一杯相手のためを思いたい」場面ですらそうしてポジショントークになるのですから、その他の場面ではもっときついバイアスがかかっていきます。インターネット上は、特にそう。

3、対策

●自分の頭で考え、自分で結論を出し、自分で責任をとる。

別に「今日のランチ、なににするか?」くらいは他人に任せてもいいかもしれませんが、そうじゃない大きな、自分の人生に関わることは自分の頭で考え、自分で決め、責任をとらねば話になりません。

●「情報」と「背景」をセットで考えるクセを持つ。

かっこつけた言い方では「コンテンツとコンテキスト」とか言われますが、そこまでかっこつけません。
情報が発信されたら、その背景を意識することで、情報に振り回されずにすみます。

「月収100万円稼ぐ方法を教えます!」と言ってるひとが、本当に稼げてるかです。
「全てが思い通りになります!」と言ってるひとが本当に全てを思い通りにできてるか。

なぜこのひとはわざわざこういうことを言うのか?を常に考えるクセをつけましょう。

●検索して、情報のウラをとる。

特にインターネット上には「ガセ」や「デマ」がいつも流行ってます。どんな話題でも。
さっきの「100万稼ぐ方法!」のひとみたいにあからさまじゃなくて、ただ騒ぎたいだけのひとが騒いで、ただ騒ぎたいだけのひとが拡散しているデマが多すぎます。

ちょっとでも「お?これは本当か?」と思うページに出会ったら、そのページを読むだけではなく、すぐに検索しましょう。
検索すれば、いろいろ見つかるでしょう。
最初に見たページの根拠となるページが見つかればそれはそれでいいし、そのページと反対のことを言ってるページが見つかるかもしれません。

そこで「あのページはウソだ!」と騒ぎ立てるんじゃないですよ。それじゃ彼らと一緒です。
できれば両方のページをよく読み、それぞれのポジションを考えつつ、その出来事の全体像をとらえましょう。
もっと検索すると第3の意見が得られるかもしれません。第4、第5の意見。ひとつの出来事、事象についてできるだけ多くの意見に触れることが望ましいです。

しかしどこまで検索しても「完全に客観的な事実」というのはインターネット上では手に入りませんので、それは諦めましょう。
多くの意見を手に入れた結果として、自分がYESかNOかを決めることで、賢くなっていきます。

場合によってはYESかNOを決める必要なんてないことの方が多いでしょう。
それでもこうしてひとつひとつ「ウラをとる」作業をすることで、世の中のポジショントークに振り回されない知性が出来上がっていきます。

ということで「検索せぬなら、スマホは持つな。」はここでも健在でした。
またのお越しを、お待ちしております!