集客や販売に初速をつける方法
SNSが主流になり、個人の発信力が高まったことで誰もが自分が作ったコンテンツを販売できるようになりました。YouTubeで動画コンテンツを発信、Amazonで自費出版の本を発売、サロンを運営して自分のノウハウをコンテンツ化などさまざまです。そんな「自分のコンテンツを発信・販売していきたい」方向けに、集客や販売に初速をつける方法をご紹介します。
マネタイズの起点を後ろにずらす
「なぜ自身のコンテンツを売るのか?」と聞かれたら、なんと答えるでしょうか?影響力を持ちたいという人もいるかもしれませんが、結局最終的には多くの人が「売上をあげたい」「コンテンツを収入源にしたい」と考えていると思います。しかし、売上を上げることを優先的に考えすぎて、逆に集客の足を引っ張っていることがあります。
例えば、オンラインカジノでは、入金不要ボーナス カジノというのが存在します。これは、会員登録するだけでボーナスをもらえることで、無料で遊ぶことができる仕組みです。もちろん無料で遊んで去ってしまわれてはどうしようもありませんが、ゲームコンテンツに自信があるからこそ、無料で体験してもらえれば、その後は実際に入金して遊んでもらえるはず、という仕組みにしているわけです。
新発売だからこそインセンティブをつける
この方法は一般的なマーケティングでも使われています。例えば、本を売る場合でも、「最初の何冊までは○円引き」「発売最初の24時間は○%引き」「発売初日購入してくれたら○○が付いてくる」などインセンティブを設けることで、初速を上げることができます。
初速である程度の売上を達成することができたら、それ自体の売上があまり多くなくても話題性を作ることができます。SNSで口コミされるかもしれませんし、Amazonのランキング上位に食い込むかもしれません。あえて最初からきっちり売上を上げようとせず、マネタイズポイントを後ろにずらすことで、最初の割引やインセンティブを広告費だと考えるのです。こういったマーケティング手法を自由に選べるのも、個人クリエイターだからこそと言えます。
副業クリエイターも増加中
本業の仕事をこなしつつ、副業を行っている人の数は2012年234万人、2017年268万人から、2022年は332万人と大幅に増加しています(第一生命経済研究所)。社会での経験を個人のスキルにも活かしながら、さまざまな専門性を身につけた人が役立つ情報をコンテンツとして発信しています。しかし認知がなければどんなに役立つ情報も届きません。コンテンツの内容だけでなく、届け方についても一工夫して、1億総クリエイター時代をうまく生き抜いていきましょう。