事故物件に一年間住んだ話をしよう。

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いらっしゃいませ!
ふじさわです。

最近はブログの更新が減っております。
とはいえ、仕事を全然してないわけじゃなく、電子書籍ばっかり書いたり作ったりしてます。

電子書籍を作ったり、売ったり、企画を考えたりするの、もうむっちゃくちゃ楽しいんですよね。
それに伴って、「ブログとはなにか」「自分がブログを書く意味とは」とか、ブログとの距離感や在り方を考えるきっかけになっております。

もちろん、ブログがないことには電子書籍は売れないですし、アイデアも湧かないことでしょう。
ただ、いままで何度か挑戦した「毎日更新」とか、「とにかく記事数を増やそう」というやり方をすることは、もう無くなりそうです。

それらは、特定の読者に届けるというより、とにかく書き散らかすことによって検索にひっかかるのを狙うやり方です。そんなの、僕がブログを書き始めた当初、やりたかったことじゃないし、いまもやりたくない。

これからは、読者に「このブログは読み逃しちゃダメだ」と思ってもらえるようなブログ作りを目指します。
その流れで今日の記事でいいのかとは思いますが、どうぞ。

目次


1、事故物件に住む前。
2、事故物件に入ったとき。
3、事故物件に住んでみて。
4、事故物件を出るとき。


1、事故物件に住む前。

あれは、1年とちょっと前の話です。
東南アジア半年間の旅を終えて帰国したときの話です。

半年の東南アジアの旅は最高に楽しかったけど、東京に家がない。
もちろん高知県には実家はありますが、実家に帰る気は最初からありませんでした。

とりあえず友達の家に転がり込んで、新しく借りる物件を探していました。

しかしいかんせん、弾丸でバックパッカーの旅に出て帰ってきたばかりだから、金がない。
月末にグーグルから振り込まれる10数万円を頼りに家を借りるしかありません。

そのときの条件は

・家賃は4万円以下で、初期費用10万円で借りれるとこ
・新宿まで30分
・シェアハウスとかソーシャルアパートメントとかそういうのはイヤ

という条件でした。

それこそ「検索せぬならスマホは持つな」で、検索しまくりました。
しかし賃貸物件の情報は、どうやら検索するべき類の情報ではないようです。

とりあえずネットででてきた情報を頼りに、不動産屋さんに突入することにしました。
不動産屋さんで直接見つけた方が、圧倒的に効率が良さそうなので。

 

そして、中野区に行き、駅前にあるごく普通の不動産屋さんに足を運びました。

「こういう条件で、なんとしても見つけてください!」

数週間前までインドやタイの血なまぐさい市場で戦っていた僕は、まだ日本の温度間に染まってはいませんでした。押しが強かった。

そんな僕の押しが良かったかはわかりませんが、そのときの不動産屋さんはとても「いいひと」でした。
家賃4万、初期費用10万、新宿まで30分て、やっぱりキツイ条件のようでしたが、それでも探してくれました。

出てくるのは
・風呂・トイレは共同
であることが当然で、
・駅から35分以上歩く
とか、
・4畳
とか、熾烈を極める条件ばかりが揃いました。

その中で、

「ここなんですけど・・・」

と言って差し出された、狛江市の物件がありました。

・風呂・トイレ別
・6畳1K
・駅から徒歩3分
・新宿まで30分
・家賃4万・初期費用応相談

という、この時点では良すぎる条件でした。

「しかし、あの・・・」

不動産屋さんは、めっっっちゃ言いにくそうに口を開きました。

「ここ、事故しちゃってるんですよ・・・」

2、事故物件に入ったとき。

その日のうちに、何件かの物件を見て回ることになりました。

しかしどこの物件も、「ここには住めない・・・」と思うレベルでした。
それこそ、トイレが和式で汚かったり、もう部屋全体が薄汚れてたり、狭すぎたり。

その日の最後に、事故物件も見に行きました。

不動産屋さん「ここが、例の・・・えぇ。」
ふじさわ「はい。了解です」

事故物件 不動産屋

一階。この部屋とは別に、キッチンの部屋がある。

部屋はキレイ。バストイレ別。

この家賃帯だと、ユニットバスがついてても「マシ」なレベルです。
風呂かトイレのどちらかが共同で、マンション住民と同じものを使うことになるのが普通です。

しかしこの物件は、風呂もトイレも別。奇跡。
そして、駅から3分という好条件。

不「しかも、冷蔵庫と洗濯機と電子レンジもサービスで貸し出します!」

ふ「えぇっ!いいんですか?」

不「はい。そうでもしないと、借り手がいないんですよ。」

ふ「はぁ・・・」

ふ「というか、ひとが死んでたんですよね?」

不「はい。とは言っても、別に変な死に方ではありません。病死だったそうです。高齢の男性が。」

これはとっても大きなポイントでした。
殺人・自殺と、病死の間には雲泥の差がある。

なにせ、人は誰だって必ず死ぬ。
そして僕、インドで
死体を燃やすとこ、見てきたばっかですから

とはいえ、不動産屋さんが

不「よしよし・・・ちゃんとこの部分はキレイに補修されてあるなぁ・・・」
と、床の一角を見ていたときには、心に迷いが生まれました。床が変色するほどだったの・・・?
とはいえ、数々の好条件に揺さぶられた僕の心は、そのまま

ふ「ここにします」

と僕に言わせました。
とにかく、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジの存在は大きい。東南アジアに行くとき、そのほとんどを友人にあげて、ホントになにもなかったので。

それから数週間かけて、契約や審査を行いました。
保証会社を通した審査だったのですが、

印象的だったのは

保証会社「あの〜、ご存知かとは思いますが、この物件は、その〜・・・」
ふじさわ「あ、大丈夫です。」

というようなやりとりを、全ての関係者としたことです。
保証会社以外も、誰もかれもが
「あの、確認ですが、この物件、ワケありなことはご存知でしょうか・・・?」
という風に聞いてくるので、事故物件の告知についてのトラブルに敏感になってるんだなと感じました。

いま調べてみると、「告知の必要性についての明確な基準はない」とのことですが、
どちらにせよ、トラブルになることをみんなが警戒してるようでした。

初期費用は、ゴネにゴネて、不要なものは全部外してもらい、12万円くらいまで下がりました。
当初の予算はオーバーしましたが、なんとかしました。

3、事故物件に住んでみた

そしてトントン拍子に契約は進み、事故物件での生活が始まりました。

住んでみた感想としては、
「フツーの部屋となにも変わらない」です。

周辺の部屋から生活音がして、うるさく感じることはありましたが、それは誰だって起こること。

遊びに来た友達には、面白半分で「この部屋、事故物件なんだよ」と伝えることもありましたが、それだけです。

こうなってくると、
「霊感があるか、ないか」
みたいな話にもなってきますが、そういう地に足のついてない議論はしないことにします。

とにかく僕は、なにも普通と変わらない一年間を、その部屋で過ごしました。
家賃は安い、家電はある、駅まで近いしで、「お得」な時期でした。

唯一の不満点は、「日当たりの悪さ」でした。
1階にあるその部屋は、窓の目の前に建物が建っていて、ほとんど部屋に日は差しません。

事故物件 日当たり

いつか使うかもしれないと思って撮っといた写真。

一年のうち、最も日が差してこのレベルでした。15cm(笑)。

「太陽の光を浴びる」ことと健康についての関心がここ最近は高いのですが、部屋に光が入ってこないとホントダメです。
なんでもなくてもウツウツとした気分になっちゃうし、朝も起きれません。

結果、積極的に外出するようになりました。
自宅でパソコンでできる仕事なのに、わざわざカフェやファミレスに行って作業して、夜に自宅に戻る日々。

そのほかの条件を考えれば許容範囲でしたが、日当たりが悪いのは全くいただけませんでした。

 

4、事故物件を出るとき。

事故物件に入居したのは、2015年5月1日でした。
そして僕は神奈川県の平塚市に2016年5月1日から住んでいます。

ちょうど一年間、その部屋に住んだことになります。

事故物件

もう戻ることはないだろう・・・。

事故物件の契約は、「一年以上住んで、それ以降は解約金はかからない」という条件だったので、その通りに一年ピッタリででたことになりました。

新しい部屋は、日当たりも風通しも良くて、海も近くて最高に気に入ってます。
カフェやファミレスに行くことは減り、パソコン作業はほとんど自宅でしています。そうしたいのです!

結果的に人生のいろいろな部分が好転しています。

この経験から僕は
「人生が変わる引っ越しの魔法」

引っ越し

あ、ギャグです。

 

という電子書籍を書こうかと思ってるくらいです。
そのくらい、住む場所、住む部屋って、ひとの人生に与える影響が大きいですね。

とりあえず僕は、「事故物件に住んだことあるよ」ということは、一生使える話のネタになったかな、という気持ちでございます。

ということで今日の記事は以上です。
最後まで読んでくれてありがとう!

またのお越しをお待ちしております!

そういえばこれ買ったよ。

毎月1日に電子書籍を発売してます!

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