[公開日]2016/08/08
[更新日]2019/08/20

僕がソファベッドを買うまでの話。心が動いた友人からの一言。

いらっしゃいませ!
ふじさわです。

デニムパッチワークソファベッド

渾身の自撮り。

先週、むっちゃかっこいいソファベッドを買いました!
これ、背もたれもひじかけも動いて、ベッドにもなるんです。

デニムパッチワークソファベッド

背もたれは3段階。ひじかけは5段階に動く。

これの自慢(といっても誰もが羨ましがるわけでもなし)をしてもしょうがないので、僕がこれを買うに至った経緯を紹介します。
みなさんが家具などを買うときの参考にしてください。

目次


1、セミダブルソファベッド。
2、素材。
3、色。


 

1、セミダブルソファベッド

僕は「セミダブルソファベッド」にこだわってます。
というのは、まず僕の今の部屋は8畳のワンルームです。

僕の部屋の間取り。もうなんでもさらしちゃう。

僕の部屋の間取り。もうなんでもさらしちゃう。

海までのアクセス(歩いて5分!)を重視したので、部屋は決して広いとは言えない大きさです。けど、根無し草の一人暮らしにはちょうどいい。

このくらいの部屋のサイズだと、「ベッドかソファのどちらかしか置けない」という普通の事態に直面するので、「ソファベッドにしよう!」という普通の発想になります。

実は、前回住んでた事故物件の部屋も似たような広さだったので、そのときもソファベッドにしました。

ソファベッドというか、「ソファベッドマットレス」と言ってもいいかも。

パタンパタンと倒して変形する。

パタンパタンと倒して変形する。

これはこれで快適で、1年以上これの上に座り、眠っていたんですが、やっぱり価格も価格だし、へたってきてました。ということで、新しいのを買うことにしました。

「シングル」か「セミダブル」かの話はですね。
僕はいま一人暮らしで、パートナーもいないので、基本的にシングルで大丈夫です。

ただ、「寝返りを打たないと疲れがとれない」というのを僕は信じてまして。
ゴロンゴロン寝返りが打てないと、なんだか窮屈でイヤなのです。

なので前回のマットレスも、今回のソファベッドも、「セミダブル」にしています。

 

「ソファベッド」って、どんなパターンにしろガチャガチャと変形させるわけなので、数種類の構造があります。
僕は「ひじかけが欲しい」とかの理由で、どんどんと選択肢を絞って行きました。

2、素材。

予算はだいたい5万円以下くらいで探していました。
しかし、インターネット上のソファベッド情報を漁っていると気付いたのですが、

「ソファベッド探してる時点で金持ちじゃない」

という抗いがたい現実に直面しました。
そりゃそうだ。ある程度以上スペースがあったら、ソファとベッドをそれぞれ揃えるわ。
家のスペース問題があるから、ソファとベッドをひとつにまとめないといけないわけで。まぁ、子供部屋用とかなら話は別だけど。

だから、ソファベッドって高級商品のラインが全然ないんですよね。あっても7万円とか9万円くらい。
むしろ、4〜5万円を出せばほとんど選び放題くらいバリエーションがありました。
ソファベッドの種類ってほんと少ないのよね。

 

その中で候補になったのがこれ。
ニトリの「SAマークス」シリーズ。

ひじが倒れる。背中も倒れる。

ひじが倒れる。背中も倒れる。

横幅は110cm以上でセミダブル。
ひじかけがつくし、変形の構造もすごく好み。

ニトリは送料無料、組み立て付きで、しかもダンボールとか梱包材の処分もしてくれるそう。
なので、約30000円でこれが買える。

僕の気持ちはほぼこれに決まりました。
ただ、悩んだのは「素材」です。

合皮が2種類。布が3種類。

合皮が2種類。布が3種類。

このSAマークスシリーズは2種類の素材。5色展開です。
合皮が、ブラックとホワイト。
布がブラウン、ベージュ、グリーン。

実際にニトリの店舗まで行ってきたんですが、合皮は圧倒的にオシャレでかっこいい。
ただ、数年も経つとボロボロになってダッサくなってくるのは目に見えてます。

その分、布は時間が経ってもボロくはならない。もちろん多少はへたるけど、合皮ほどじゃない。ただ、ソファカバーをかけたり、寝るときにはマットレスなどを使うことを想定すると、経年は計算しなくてもいいかもしれないけど、僕は横着なのでソファカバーはきっと使わない。

合皮は汚れてもサッと拭き取れば綺麗なままだけど、布はいつまでもシミが残る可能性がある。

もちろん本革だと最高だけど、そこはまだ手が出ない。

とまぁ、いろいろ考えて、「布。ベージュ。」が一番安定して落ち着いてるよね。
ということで、ほとんど決まりかけてました。

3、色

実はこのSAマークスシリーズを選ぶ前に、デニムパッチワークソファは候補に上がってました。

デニムパッチワークソファベッド

これね。

これは素材的にはデニムなので、時間が経っても合皮ほどはボロくなりません。
むしろ味が出るかも。しょうゆとかこぼしたらやばいけど。

このデニムパッチワークソファは、かなり最初の段階で選択肢から外れていました。

その理由はズバリ派手すぎるというところです。
こういう「ザ・オシャレ」みたいなのは、カフェに置いてあるとか、雑貨屋さんの入り口にあるならいいんですが、自宅には合いません。
というのも、存在感が強すぎて、ソファが部屋の主役になってしまうからです。住人が部屋の主役であるべきです。

これは洋服のコーディネートのときにも同じことが言えます。
あまりに派手で、存在感がある服では、その服が主役になってしまい、本人が脇役になってしまいます。

なので、洋服も家具も、色味を抑えて、全体の統一感を持たせることで、本人が際立つし、失敗しにくいのです。
ファッションに関してのオススメ書籍はこれですよ。

「オシャレ」に対するマジ名著。特にオシャレとか興味ない男性向きよ。
3巻も発売になってるから買わなきゃ。
話を戻すと、デニムのパッチワークソファは、たしかにかわいいしオシャレだけど、部屋の雰囲気を全部支配されてしまうことを考えると、買えません。
あくまで、SAマークスくらいのシンプルさが理想です。そして、布のベージュが最も無難です。

しかしね。
こう結論づけようとした時、僕の心の声が何か叫んでいたのです。

「まだ20代なのに、もう守りに入っちゃってんのかよ?」
「なにを賢くなっちゃってるの?」

と。
確かに、理想的で失敗のない部屋作りをするなら、SAマークスのベージュがベストです。失敗はない。

だけど僕は。
失敗のない人生を生きたいのか?
調和を守りながら生きたいのか?

むしろ、いくら失敗しても、ダイナミックな人生を生きたいし、
わざと調和を崩す生き方をしたいんじゃないのか?

デニムパッチワークソファ

ベッドにすると、大の男2人も、一応横になれる。ちょっと縦が短いか。

えー、彼らは革職人の藤咲くん(Kazuya Fujisaku)と、
彫金師の秋濱さん(akihama.com)です。

近所に住んでる彼らと、今回のソファベッドについて何度も相談をしました。
そして、ソファベッドのチョイスに悩む僕に藤咲くんはいいました。

「40代くらいで本当に気に入ったものを買うために、
 いまは遊べばいい。」

不肖私、この言葉にズシンときました。
まだ20代で、家族もいない身軽な身分なのに、
「統一感」とか「失敗しない」とかばっかりを気にして、
自分の心の中の「カワイイ!」とか「カッコイイ!」とか「これが欲しい!」いう声に耳を傾けるのを忘れていました。

40代になった僕がなにを考えてるのかはわかりませんが、きっと40代の僕がこのパッチワークソファを買うのは、いまの僕が買うよりもハードルが高いでしょう。

デニムパッチワークソファ

ということでこれを買った。すごく気に入ってる。

ヤフオクで25000円。送料15000円の計4万円ほどの買い物でした。

人生の選択肢とか、買い物の基準なんて人それぞれです。
だけど僕は「守り」よりも「攻め」たいし、
「安定」よりも「遊び」をとりたい、と思った次第でありました。

ちなみに座り心地も触り心地も気に入ってるけど、ベッド時に真ん中にできる隙間はいただけません。
やはりこの上でマットレスを敷いて寝ることになりそうです。

デニムパッチワークソファ

すきまが背中に当たる。

 

とりあえずこれを吹きかけることで、汚れに強くなるらしいので買う。秋濱さんに教えてもらった。

では、今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!