[公開日]2017/02/17
[更新日]2019/08/20

「これだけは読んどけ!」な10冊の意識の高い自己啓発書を、意識低く紹介したよ。

いらっしゃいませ!
ふじさわです。

えー、どうもこんにちは「自己啓発オタク」です。
「自己啓発本」は、いつの時代も風当たりが強いです。

やれ
「自己啓発本を読んだひとは成功してない」だの
「自己啓発本の著者だけが儲かっている」とか
「時間のムダ」
「自己満足」
「クズ」

などなど・・・。

それらの意見には、一理も二理もあります。共感します。
だけど僕は、17歳のときにラーメン屋でたまたま手に取った「思考は現実化する」という本を読んで、人生の全てが変わりました。

それ以降も、自己啓発本を読みまくることで、人生が良くなったと確信しています。
なので、自己啓発本を疑う気持ちは持ちつつも、一生頭が上がらない思いです。

そして、ここからは推測だけど、
「自己啓発本を読んだから100%成功するわけじゃないけど、頻繁に読むひとと読まないひとで統計とったら、絶対に読んでる人の方が成果はあがってるだろう」と確信します。データがないからどうとでも言えるけども。

言い換えると、
「努力したから成功するわけじゃないけど、成功したひとはみんな努力してる。」

ん?ちょっと違うか。

ということで今日は、僕がおすすめする「これだけは読んどけ!」なゴリッゴリの自己啓発本を紹介します。
どぞー!

なんだか途中で「意識高く紹介してもとっつきづらいだろうな」って思って、だんだん意識の低い紹介になりました。

目次


1、非常識な成功法則
2、スタンフォードの人生を変える教室
3、7つの習慣
4、ユダヤ人大富豪の教え
5、影響力の武器
6、マーケット感覚を身につけよう
7、史上最高のセミナー
8、道は開ける
9、嫌われる勇気
10、アルケミスト


1、非常識な成功法則

このブログでもちょくちょく紹介してる、神田昌典さんの名著。
ピンクの文字で書かれた自己啓発本なんてそれまでになかった時代に、ドドンとこの装丁で発表して、それ以降、ピンク文字の自己啓発本が増えました。

2002年に発売され、2011年に新装版が発売になっていることからも、まだまだ根強い人気であることがわかります。

内容は、2017年の現在ではいくらか「当たり前でしょ」って言われるものもありますが、2002年にこの内容が書かれていたことが驚きです。

・目標を紙に書いて、クリアファイルに入れて持ち歩け とか
・自分がワクワクする肩書きをつけろ とか

真新しくはないけど、やっぱり王道の自己啓発。
ちなみに僕は、高専の卒業式の日、仲のよかった先生からこの本をプレゼントされました。

2、スタンフォードの人生を変える教室

ケリー・マクゴニガル女史を一気に有名にした本。メチャ売れた。

本の内容は、「意思の力」の話で、ひとはどういうときに弱い自分に負けて、どういうときに強い意思を貫けるか、が科学的な実験のもとで書かれています。

「マシュマロテスト」(小さい子供に、目の前に置かれたマシュマロを何分間ガマンできるか、で意思の力をチェックするテスト)の話とかを掘り下げていて、興味深い。

結局のところ、誰だって「思った通りに自分を動かせたら」いろんなことがうまくいくじゃないですか。それが書いてます。
正直言って、もう随分前に読んでかなり内容を忘れてるのでもう一回読みたいです。
僕はオーディオブックで聞きました。なぜか表紙変わってる。

書影

[オーディオブック版] スタンフォードの自分を変える教室

著者:ケリー・マクゴニガル (著)、神崎 朗子 (翻訳)
再生時間:9時間18分

オーディオブック配信サービス「FeBe」

3、7つの習慣

えー、この本は、すごく分厚いです。
枕にするのにちょうどよさそうなくらい分厚いです。

そして、なんだかとっても偉そうです。
スティーブン・コヴィーさんは数年前に亡くなってしまいましたが、それ以降も「7つの習慣 ○○バージョン」みたいな本がザクザクでてきて不思議です。

正直、この本が売れすぎて売れすぎて、「7つの習慣 ○○バージョン」を出せば、それもドンドン売れるので、めっちゃ金儲けの道具にされてる感があって悲しいです。

それらの派生系を買う必要はありません。なぜなら、本家である「7つの習慣」を身につけるのすら、普通のひとにはメチャクチャ大変で、一生がかりのボリュームですから。

よりによって僕はオーディオブックで聞きましたが、それでも16時間。そんなに長いオーディオブック、他に知らないよ。

いろいろ書きましたが、自己啓発の王道になるにふさわしい名著であることは、間違いありません。

書影

[オーディオブック版] 7つの習慣―成功には原則があった!

著者:スティーブン・R・コヴィー/著、ジェームス スキナー /翻訳、川西 茂/翻訳
再生時間:16時間36分

オーディオブック配信サービス「FeBe」

4、ユダヤ人大富豪の教え

えー、有名すぎてあくびが出てるかも知れませんので、ザーッと書きます。

実は最近、僕の友達の間で「ユダヤ人大富豪の教えがやベぇ」と話題になりました。
なんだそんなもん、おれは10年前にはもう読んどるわ。と思ってました。

だけどあまりにもその盛り上がりがすごいので、改めてオーディオブックを買って聞いてみたんですが。

ヤベェ

でした。
なにがやばいって、その網羅性。セールスのこともマーケティングのことも感情のことも運のことも、全部書いてある。あれ、こんなに濃い内容だったっけ?

超有名な本なので、誰しも一度は読んでると思いますが、それは自己啓発オタクだからそう思うだけかも知れません。一般のひとには「はじめてきいたわ」という方もいると思うので書いときます。

この本は、物語です。小説形式です。
ある青年が大富豪と出会っていろいろ学ぶ話なので、とても読みやすいです。

まだ読んだことない方は、どうぞ。
10年前に読んだ方も、もう一度、どうぞ。

5、影響力の武器

この本は値段が高いです。3000円します。
そして分厚いし、偉そうです。

「マーケター」とかの世界では「「影響力の武器」くらい読んどかないと、ダメ」みたいな空気感が漂ってます。

そのくらい有名で、いわゆる「古典」です。
あと、著者の名前が「チャルディーニ」で、語感がステキです。チャルディーニ。チャルディーニ。

あんまりふざけるとほんとに読んだか疑われるので真面目に書くと、「返報性の原理」(なにかをもらうと、なにかお返しをしたくなる)とか「権威の原理」(偉い人が言っている、というと信じてしまう)とか、人間が外部から影響を受ける基本的な原則を網羅してます。

これを読めば、他人に影響を与えるためにも有効だし、不要な影響を他人から与えられないのにも有効です。

書影

[オーディオブック版] 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

著者:ロバート・B・チャルディーニ/著、 社会行動研究会/訳
再生時間:14時間38分

オーディオブック配信サービス「FeBe」

6、マーケット感覚を身につけよう

ちきりんさんの本。はっきり言って、ちきりんさんの本を全部読んでないひととは結婚したくありません。嘘ですけど。

「マーケット感覚を身につけよう」以外にも、「ゆるく考えよう」「自分の頭で考えよう」などがあるんですが、ちきりんさんは総じて「みんなが、幸せに楽しく生きるにはどうすればいいか」という着地点で書いてます。

しかしこの「マーケット感覚」は、ちょっとビジネス寄り。

要するに、「難しい資格をがんばってとったも、同じ資格を持ったひとが数万人いて、その資格で就ける仕事に数千しか空きがない」のに、資格の勉強がんばるの?とか。

「美人で金持ちばかりがいるパーティで相手を探すより、ちょっとブスで普通の男がいるとこの方が、結婚相手は見つかりやすいよね?」

みたいな、「そもそも論」をどんどん展開してます。違うかな。
とにかくおすすめ。リアルに頭がよくなる。

7、史上最高のセミナー

多分、今日の10冊の中で「意識高い選手権」をしたら、この本が1位でしょう。
常人がこの本を読むと、意識が高すぎて吹っ飛びます。

アメリカの、超ハイレベルな自己啓発マン&ウーマンが、「成功しよう!」「金持ちになろう!」「自由に生きよう!」と語りかけて来ます。

マイクというひとのラジオ番組に、成功者が順番にやってきて1時間ずつくらい話したのを書籍にしたやつなんですが、1時間で限定されてるからか、全成功者の話が濃ゆすぎます。あと何度もいうけど、意識高すぎます。

このくらいの温度感で活動できてたら、そりゃぁ成功するでしょうよ、と思ってしまう本。
あの、おすすめですからね。

書影

[オーディオブック版] 史上最高のセミナー 完全版

著者:マイク・リットマン、ジェイソン・オーマン/著、河本隆行/監訳
再生時間:9時間38分

オーディオブック配信サービス「FeBe」

8、道は開ける

最近の朝の日課は、目覚めたら「道は開ける」を一章読むことです。マジです。

「不安」について扱った本でして、「不安」を解消するための方法がたくさん書かれています。
しかしぶっちゃけ、それらの方法よりも、

本の中にでてくるひとが不幸すぎて、自分の幸せに気づける

という効果がでかいです。

「ベッドを降りると、数千匹のゴキブリが散っていくようなアパートに住んでた」
「食べるものも着るものも、住む場所もない」
「戦争で国を追われた」
「戦地で、埋められた戦死者を掘り起こし、遺留品を回収する仕事をしていた」

こんな状況でも「不安」に打ち勝つ方法と、そのメソッドが紹介されてるんですが、そのメソッドそのものよりも、「そんな状況のひともいたんだ。自分はなんて恵まれてるんだ」と思えます。
これ、本筋と違うけどそう感じるのは事実。

著者のデール・カーネギーさんはこれ以外にもメチャクチャに本を発売して、がっぽり稼いでます。
けどやっぱり初期のこのあたりの作品が素敵。僕はKindle版持ってます。

9、嫌われる勇気

スーパーウルトラメガヒットなので、みんな名前くらいは聞いたことがあると思います。
フジテレビでドラマ化もされましたが、「内容が正しく伝わっていない!」と炎上してました。

この本は、「成功する」というよりは「幸せになる」ための本ですね。うんそうだ。

ザックリと言うと
「他人に嫌われるより、自分に嫌われる方がヤバイ」
ですかね。ザックリしすぎか。

なんか、場の空気ばっかり読んじゃうひとは読むといいよ。

10、アルケミスト

やってまいりました!
こちらが「世界で一番イイ本」です。異論は認めません。
アルケミストよりも優れた本など、この世にはありません。

Wiipediaによると、世界で単一書籍で1億部売れた本は、これまでに6冊しかありません。
そのうちの一冊が、アルケミストです。ヒューッ!!

この本はですね。

物語が面白い。
そこにある人生の学びが深い。
本全体の雰囲気がなんかもうイイ。

と、3拍子揃った本です。もう10回は読みました。
お恥ずかしい話、僕、「アルケミストみたいな本を書きたい」と、常々思ってます。それはもう、人生をかける目標ですけどね。

とにかくオススメ。読んでない人は買おう。1円だし。
というかこれは「自己啓発書」じゃないかもしれない。

 

10冊紹介して、疲れました。

書くのもそうですが、本を読むのって疲れますよね。
だけどやっぱり、本に込められたパワーはすごいし、人生を変えることもあります。

ブログとかSNSばっかり見るのももちろんいいけど、やっぱ本はね、読んだ方がいいと思います。
ということで今日の記事は以上です。
またのお越しを、お待ちしております!

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