[公開日]2017/07/27
[更新日]2022/02/16

【出版の常識が変わる】今までに書いた電子書籍が、全て紙の本になったよ!

いらっしゃいませ!ふじさわです。
僕が今までに書いた電子書籍が、全て紙の本になりました!

もうね、今日は上の写真が全てを物語っています。
・・・ちゃんと説明しますね。

1、全ては「POD(プリントオンデマンド)」によるもの

POD(プリントオンデマンド)に関しては、別の記事で書きました。

参考記事→ふじさわの全ての本が、紙で読めるようになった!13冊同時発売じゃぁぁい!
アマゾンでよく見る、「オンデマンド(ペーパーバック)」って知ってる?

上の記事に書いてますが、プリントオンデマンドを3行で説明すると

・アマゾンに書籍のデータを保存してもらう
・お客さんから注文が入る度、一冊ずつ印刷する
・一冊ずつ、お客さんに届く

というシステムです。

つまり、注文するまではこの世に本は存在しておらず、お客さんから注文が入ってから、その本がこの世に誕生するのです。
従来の出版の常識からすると考えられない、エコで無駄のないシステムです。

こうして自分の本をたくさん持ってると

「自費出版なの?」

って聞かれることになりそうですが、断じて自費出版ではありません。
普通の出版(商業出版)は、最低でも1000冊以上刷り、数万〜数十万円くらいの印税が入ります。
自費出版だと100冊くらいが普通で、数十万円の費用がかかります。

POD(プリントオンデマンド)は一冊ずつ、注文が入る度に印刷するので、費用は一切かかりません。
PODの発売をするためには1円もかかりません。印税は、販売額の数パーセントをいただきます。

ちなみに、普通の出版だと、1冊くらいは著者の元に書籍が送られてくるものですが、PODではそれすら送られてきません。
なので、上の写真のやつを買うのは、全部自腹でした。そこはしゃーない。全部で16000円くらいしたけど、そこはしゃーない。

というか、普通の紙の本を数千冊、数万冊刷っても、絶対に「売れなかった在庫」が発生するんです。
そして本屋さんで売れないと、出版社の倉庫に戻されるんですが、倉庫だって無限ではありません。

一定期間、倉庫で眠った後はリサイクルされるんですが、どう考えてもエネルギー的なムダはたくさんあるでしょう。廃棄、リサイクルの発生しないプリントオンデマンド、最高ではないでしょうか。

2、ふじさわの紙の本を買う方法

ということで、いままで「電子書籍とか読めない。紙の本じゃなきゃ」と思って僕の電子書籍を読んでない方は、紙で買うことができるようになりました。

買うのはカンタンで、アマゾンの全ての僕の本のページに「Kindle版」と「オンデマンド(ペーパーバック)」という選択肢が用意されているので、「オンデマンド」を選択して注文すると、翌日か2日後には届きます。

スマホのアマゾンアプリの場合、「形式:Kindle版」というとこをタップすれば、オンデマンド版を選べます。

価格はページ数によって変わりますが、「2勤5休のススメ」が一番短くて安くて、1188円です。「ブログで食べてけてる」が一番ボリュームあって価格も高くて、1944円です。

あと、PODを発売するメリットは「PODは価格が高いので、電子書籍が安く感じる」という点ですね。
電子書籍は全て500円なので、紙よりも安いです。

「紙の本で読みたいは読みたいけど、ちょっと高い」という方は、やっぱり電子書籍がオススメです。

僕のように、全部コンプリートして16000円も使う必要はないので、とりあえず一冊くらいは記念に手元に置いていただけると嬉しいです。

 

3、みんながプリントオンデマンドする方法

ということで、僕が過去に書いた本13冊の本、全てがオンデマンド化されました。

我ながら、よく書いたもんだと思う。

背表紙はシンプル。「2勤5休のススメ」だけ、薄すぎて背表紙なし。

「インドでだまされた」より

このような記事を書くと、誰だって「私だって、本を作りたい!」と思うでしょう。
ところがどっこい、

PODは、個人では使えない

のです。
アマゾンで電子書籍を発売するKDP(キンドルダイレクトパブリッシング)は、誰でも使えます。
しかし、紙の本を発売するPOD(プリントオンデマンド)は、個人では使えず、出版社を通す必要があります。

(2022.2 記事下部に追記しました)

僕は「ファストブック」という出版社と契約を交わし、諸々の条件のもと、こうしてプリントオンデマンド発売をさせていただいております。
よって、全ての本の末尾には「ファストブックで本を書きませんか?」という、さらに著者を求めるページが挿入されています。

以下にその全文を引用します。

『ファストブックで本を書きませんか?

電子書籍販売サイト、ファストブック(http://fastbook.jp/)では、
・初期費用0で本を出版したい
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・ベストセラーで印税収入を狙いたい
といあったあなたのご応募をお待ちしております。

あなたの書いた本を
●ファストブックでの電子書籍発売
●Amazonでの紙書籍販売
という形で世の中に発信してまいります。

詳しくはこちらをどうぞ!
URL

著者様に費用はかかりませんのでご安心下さい。

【注意】
・出版には審査がございます。
・主な判断基準は読者を高めるきっかけとなる内容かどうかという点です。
・小説や漫画は募集しておりませんが、ストーリー形式で「学び」を提供する書籍はこの限りではありません。
・ファストブックにて無料お試しPDF書籍「物書きで稼ぐ方法」を用意しておりますのでご参考ください。

ということで、審査さえ通れば、電子書籍出版→POD発売までサポートしてくれます。
まぁ正直、紙の本になった途端にバンバン売れるってことは期待できませんが、やっぱり紙じゃないと伝わらない相手ってたくさんいますからね。

ブログを書いたりライターやってたりして、「いつかは出版したい」という夢がある方は、そもそもの「出版」の定義が崩れようとしているので、このシステムをいち早く利用してしまうのも手だと思いますよ。

・・・まぁ、ここまで書いてもほとんど誰も電子書籍を書かないので、僕がいつまでも「電子書籍のひと」というポジションでいられるんですが。

あと、僕の紙の本も、記念に一冊くらいどうぞ!
ツイッターで教えてくれたら、リツイートしますよ!

またのお越しを、お待ちしております!

 

ーーー2022.2月追記ーーー

プリントオンデマンドは、個人でも使えるようになりました。

KDPで発売した書籍内に「POD」オプションがあり、必要な設定をすれば、出版社などを通さなくてもPOD出版できます。

ただ、1ページ1ページをPDFで設定する必要があり、けっこうめんどくさかったです。ファストブックさんがこの手続きをいままでやってくれたことを考えると、感謝ですね。

さて。ちなみに、「3ヶ月で作家になる」というサービスを開始したのでどうぞごらんください。