[公開日]2016/04/27
[更新日]2019/08/20

ドコモauからソフトバンクに乗り換えるのと、格安スマホにするのと、結局どっちが安くなるの?

ドコモ au ソフトバンク 乗り換え MNP

いらっしゃいませ!
ふじさわです。

久しぶりに本気で調べ、リサーチし、役に立つ、スマホ系の記事を書きます。
僕は基本的に「既得権益キライ」というメンタルですので、このブログではいつも「ドコモ、au、ソフトバンクは早く辞めて、格安スマホにすべし」というスタンスをとっています。

とはいえ、「格安なんとかはよーわからん」し、「多少高くてもいいから、めんどくさいのだけはイヤだ」
という気持ちもよくわかります。

とはいえショップに行くと1時間も2時間も並ぶし、よくわからんオプションつけられるしで、困った。
僕はおとくケータイ.netをオススメしてます。担当者が家の近所まで来てくれたり、郵送だけでソフトバンクにすることができます。手続きもカンタン。


ということで今日は、もう一度ゼロベースで考えて、
「いま、ドコモ(au、ソフトバンク)なんだけど、やっぱり格安スマホがいいの?それとも乗り換え(MNP)の方がお得?」というのを、徹底検証しました。

目次からどうぞ。


1、ソフトバンクに乗り換えた場合
2、ギガ学割、おうち割、下取りプログラム
3、こんなひとにはオススメ。キャッシュバックとか。


1、ソフトバンクに乗り換えた場合

今日の話題は、「誰が、どこに乗り換えるか?」で、話がバラバラになってめんどくさくなります。
なので、「ドコモかauのひとが、ソフトバンクに乗り換える場合」の話をします。

結論から書くと、格安スマホの方が2586円お得になりました!

ということで、ソフトバンク料金シュミレーターを使います。

・26歳以上
・iPhoneSE 16GB分割購入。24回払い
・のりかえ(MNP)
・通話し放題ライト(どの通話も5分まで無料)
・容量は5GB

で、割引もろもろ込みで7578円/月となりました。

ドコモ au ソフトバンク 乗り換え MNP

シュミレーター、カンタンに使える。

これは
・26歳以上(なので、学割非適用)
・iPhoneSE 16GB を24回払いで購入 2370円
・通話し放題ライトプラン(5分以内通話料無料)1836円
・S!ベーシックパック 324円
・データ通信 5GB 5400円
・月々割 -1920円
・のりかえ割 432円
・ひかり割 なし
・ギガ学割 なし
・下取りプログラム なし

で、合計7578円/月になってます。

では、格安スマホで、同じような条件にするとどうなるでしょう?

例えば楽天モバイル

5GB 通話付きプラン2150円
iPhoneSE 16GBをApple storeで購入 47800円
それを24回分割したとすると、 47800円/24=1992円。

合計すると、4142円/月です。
これに850円プラスで、5分以内の通話を無料にすることもできます。
すると4992円/月になります。

いま、ドコモかauのひとがiPhoneSE 16GBを買いつつ、
ソフトバンクに乗り換えると
7578円/月。

格安スマホにすると
4992円/月です。

その差は、2586円/月。毎月これだけの料金差があるので、僕がこれほど「格安スマホがいい!」というのもご理解いただけたかと思います。

2、ギガ学割、おうち割、下取りプログラム

とはいえ、いまのはソフトバンクの割引きをほとんどなにも適用しなかった場合を想定しました。
実際には、ソフトバンクにはトリッキーな割引がいくつもあります。
「ギガ学割」「おうち割 光セット」「おうち割 でんきセット」「下取りプログラム」などを紹介しますが、
もしこれらの全てを適用したとすると、毎月の料金は3236円まで下がります。

さっきの計算      7578円
ギガ学割        -1620円
おうち割 光セット   -1522円
おうち割 でんきセット -300円
下取りプログラム    -900円

合計3236円/月です。
3000円代で、もちろん通話は5分以内無料だし、データも5GB使えるので、格安スマホよりも安いことになります。
このような大逆転の可能性を秘めた各種割引サービスを、解説していきます。

▶︎ギガ学割 -1620円
まず、最も割引額の大きな学割です。
入会条件は、25歳以下であること。それか、25歳以下のひとの家族であることです。
それで、乗り換えか新規契約じゃないとダメ。機種変更はダメよ。今日は乗り換えの話をしてるからおっけ。

昔はキッチリ「学生であること」が条件で、学生証の提示が必要でした。しかし、やれ専門学校は含まれるのか、定時制は含まれるのか、学生証を忘れてきたなどの些細な揉め事が多かったので、一律で「25歳以下」としたんですね。いい判断。これはドコモもauも同じです。

あるいはギガ学割には、-1620円とは別の割引パターンとして、「パケットプレゼント」があります。ソフトバンクの場合は、毎月6GBがもらえます。「わーいこれでパケットは5GBプランにしなくて、1GBプランとかでもいいね。」と思いますが、ちゃいます。ギガ学割で毎月6GBをもらうために必要な条件が「5GB以上のプランに入ること」です。オーマイガー。トータルで11GB/月になるので、相当なスマホ中毒者しか使い切れない、山盛りのパケットとなります。
6GBは6480円相当なので、-1620円よりもお得に思いますが、格安スマホにとって6GBはだいたい1500円くらい。パケットプレゼントでも、-1620円でも、大差はないということで。

とにかく、あなたが25歳以下か、25歳以下の家族がいてソフトバンクに乗り換えると、ギガ学割が適用になって毎月1620円引きです。ギガ学割の申し込みは2016年5月31日まで。

▶︎おうち割 光セット -1522円
こちらも大きな額の割引です。

パッと見でわかる通り、「ソフトバンク光」を使っている方が、スマホもソフトバンクにすれば割引が適用になります。これは乗り換えや新規契約じゃなくても、機種変更でも適用になります。

で、「ソフトバンク光」がどうかというと、↑の紹介ページを見た限りでは、速度は早いし料金も安いしで、オススメに見えます。(販売ページなので当たり前)。
ただ、ちょちょっとツイッターで口コミを調べるだけで、ダーッとでてくる苦情の山。主に「速度が遅い」「カスタマーセンターに繋がらない」「工事日が決まらない」という内容でした。僕が実際に契約してないのでなんとも言えませんが、相当の覚悟がいりそうです。

まぁ、これから引っ越すだとかで新しいネット環境を契約する方で、ソフトバンクにも乗り換える予定の方は、おうち割 光セットのために契約するというのは、ひとつの手です。現在ソフトバンク光使ってる人は、ほとんどがスマホもソフトバンクだろうしね。

▶︎おうち割 でんきセット -300円

ソフトバンクでんきと契約して、ソフトバンクのスマホにすると、毎月のスマホの使用料から-300円です。
2016年4月からはじまった「電力自由化」は、企業は盛り上がってるし、CMもバンバン流してますが、実際に調べてみると、爆発的に安いとこがあるわけでもなく、僕の身の回りでもひとりも電力会社を変えてるひとは見当たりません。

まだまだ「電気も選べる」と頭ではわかっていても、実際に、いろいろ調べて、申し込みして、契約するとなると腰が重いのが現実ですね。

ドコモやauからソフトバンクに乗り換えて、「おうち割 でんきセット」にするにしても、割引額は300円/月ですし、この額ではわざわざ電気の契約まで変えようとは思わないのが普通かも。

▶︎のりかえ下取りプログラム
ソフトバンクに乗り換えるにあたって、そこそこ強力な割引がこれです。
上に紹介した「ギガ学割」「光セット」「でんきセット」は、かなり適用条件が限られますが、この下取りプログラムだけは別。ほとんど全員が対象になるでしょう。

これは、いままで使ってたスマホを下取りしてくれる」システムで、下取り額を24回に分割して、月々の使用料から割り引いてくれるプログラムです。

条件は、ドコモやauなどの他社からの乗り換え(MNP)であること。
で、気になる割引額はこちら。割引は24ヶ月間です。

iPhone6 plus 1125円/月。(計27000円)
iPhone6      1035円/月。 (計24840円)
iPhone5s    900円/月。(計21600円)
iPhone5c    450円/月。(計10800円)
iPhone5  225円/月。(計5400円)
iPhone4s    135円/月。(計3240円)
ドコモ、auのAndroidスマホ 900円/月。(計21600円)
フィーチャーフォン 225円/月。 (計5400円)

で、ございます。注目すべきは、Androidスマホの900円/月。
電源が入りさえすれば、どんな端末でもこの額を下取りしてくれるそうな。
900円×24回割引なので、合計は21600円。
最新のGALAXYやXPERIAならこの額は妥当ですが、もう3年も4年も前のよくわからんアンドロイド機種でも、電源が入りさえすれば21600円割引してくれる。これは太っ腹。

iPhone系は、全体的にちょっとケチかなという感じ。
いまどき、スマホの下取りなんてブックオフでもできるし、ネットで調べればいくらでも買い取ってくれるとこはあります。ヤフオクやメルカリで自分で売る手もある。
しかもソフトバンクの下取りプログラムは24回に分けて割引するので、普通の一括現金払いよりは不親切なので、相場より高くしないと元がとれません。なのでこの下取りプログラムは、自分でケータイを下取りに出せないリテラシのユーザーを乗り換えさせるためのサービスです。

自分で調べられるひとは、このプログラム使わなくてよろしい。昔のボロ〜いアンドロイド機種使ってる人は、下取りプログラム使って乗り換えるとお得になる可能性あり。-900円/月だからね。

ということで、
「ギガ学割」「おうち割 光セット」
「おうち割 でんきセット」「下取りプログラム」
を紹介しました。
これをもし全部使ってドコモやauからソフトバンクに乗り換えれば、毎月のスマホ料金は3236円になって、格安スマホよりも安くなります。

さっき計算した格安スマホの料金が4992円/月だったので、
1756円/月、ソフトバンクの方が安いことになります。ちょっと非現実的ではあるけど。。。

3、こんなひとにはオススメ。キャッシュバックとか!

さて、ここまで、ドコモやauのひとは、ソフトバンクに乗り換えた方が安いのか、格安スマホにした方が安いのかを見てきました。

基本的には格安スマホの方が安いので格安スマホをオススメしてますが、
「こういうひと」は、ソフトバンクの方がオススメです。

▶︎使いたい機種(iPhone とか)があるけど、一括で買えないひと
▶︎通話がかなり多いひと
▶︎キャッシュバックが欲しいひと
▶︎とにかくもう、調べたり手続きがめんどくさいひと

それぞれ解説します。

▶︎使いたい機種(iPhoneとか)があるけど、一括で買えないひと
は、おとくケータイ.netで乗り換えれば、好きなスマホを分割で買えます。



1章でソフトバンクと格安スマホを比較しましたが、格安スマホのときは、iPhoneSEをで47800円で一括で買ったものとして、それを24回に分割して計算しました。
つまり、実際には最初に47800円を払う必要があるのです。4万円台というのはiPhoneSE 16GBの場合で、もしiPhone6s plusの128GBなら、113800円です。11万円!

まぁこれほどハイスペックなものを希望しないとしても、5〜10万円くらいを、最初に払う必要があります。これを買って、格安スマホ会社で買ったシムを差すわけですね。

一方のソフトバンクの場合、ご存知のように24回分割で買えます。ただ、割高。
iPhoneSE 16GB 47800円を24回に分ければ1992円/月ですが、ソフトバンクでは2370円/月。
iPhone6s plus 128GB 113800円を24回に分ければ4741円/月ですが、ソフトバンクでは5520円/月。
もちろんここからなんやかや割引がされて、機種代と使用料金がごちゃまぜにされて僕たちの金銭感覚を破壊してきますw。

とはいえ、いまお財布がスッカラカンであろうとも、明日から11万円する機種を使い始めることだって可能なのが、ソフトバンクなのです!割引のことがよくわからなくても、この事実は大きい。

これはなにもiPhoneに限った話ではなくて、ソフトバンクの機種であれば、どの機種だって同じです。

格安スマホの場合も、24回分割で買える機種はありますが、けっこう少ないし、ちょっと古めの機種が多いです。選択肢が少ない。とはいえ、こだわりがなければその中から選んでも十分に使えるから安心。
ただ、「どーしてもGALAXY edgeが使いたい!」とか「どーしてもXPERIA Z5が使いたい!」という場合は、やはりアマゾンなどで一括で買う必要があります。4万以上はするでしょう。
それらの機種でも、ソフトバンクなら、分割で買えます。この事実は、大きい。

▶︎通話がかなり多い。
という方は、おとくケータイ.netなら、通話し放題プランに乗り換えられます。

次の「こういうひとはソフトバンクに乗り換えオススメよ」なひとは、通話が多い人です。

ご存知のように、格安スマホは「通話」の分野に弱いです。そもそも格安スマホを利用する方は電話利用を想定されていません。
とはいえ楽天モバイルなどは、月々850円で5分以内の通話が話し放題になるプランを用意していたりはします。
こういうのを使ってもいいのですが、5分以上の通話には対応してませんし、楽天モバイルしか選択肢がなくなります。

やはり通話が多い方は、ドコモauソフトバンクにとどまる方がいいのです。ソフトバンクは、
・1836円/月で、5分以内の通話が無料の、通話し放題ライトプラン(さっきはこれで計算した)
と、
・2916円/月で、電話は全て無料の、通話し放題プラン
を用意してます。

通話し放題プランであれば、極端な話、1日中電話を繋ぎっぱなしにしても構いません!すごい!これは格安スマホでは真似できません。

僕が格安スマホコンサルティングをした中にも、「毎日2〜3時間は親と電話してる。ほとんど繋ぎっぱなしでお互い料理したりする」という方がいました。そういう方は、永遠に格安スマホにはできませんw。

通話が多い方は、格安スマホデビューよりは、ソフトバンク乗り換えの方がお得です。

▶︎キャッシュバックが欲しいひと
キャッシュバック金額なら、おとくケータイ.netがいつも最高額です。


はい、ここまで全く触れてきませんでしたが、みなさんも一度は耳にしたことがあるでしょう、キャッシュバック( CBと書いたりする)のお話です。

ドコモ、au、ソフトバンクの3社は新規ユーザーの奪い合いが激しいので、どうしても
「既存顧客より、新規顧客を優遇する。それも、できれば他者から乗り換えてくるひとは最大限に優遇する」という体質です。

この体質自体は褒められたものではありませんが、自分が優遇される側にたつのなら、こんなに嬉しいことはありません。総務省等の指導により、キャッシュバックは昔ほどは派手に行われておりませんが、まだまだバラまかれているのが現状です。

一方の格安スマホは、どの会社も経費をギリギリに削りながらがんばってるからなのか、キャッシュバックはほとんど行われておりません。「◯ヶ月無料!」とかはあるけど、キャッシュバックの金額と比べたら小さい。

ソフトバンクに乗り換えた場合のキャッシュバック額ですが、店舗によって違うし、ショップなのか量販店なのか併売店によっても違いますし、毎日変動します。そして具体的な金額は、おおっぴらに表示できないのが現状です。

とはいえ、キャッシュバック金額でいえばほぼいつも最高額なのはおとくケータイ.netです。ネット経由の申し込みになりますが、むしろリアルな店舗でよくわからんオプションとかの勧誘を受けなくて済むので、ラクですぜ。自分ちの近くに担当者に来てもらうこともできるし、郵送で全部済ませることもできます。

▶︎とにかくもう、調べたり手続きがめんどくさいひと

調べたりするのがめんどくさいひとは、おとくケータイ.netなら申し込みフォームに入力するだけです。
「こういうひとには、ソフトバンク乗り換えがオススメ」の4人目は、自分で調べたり申し込むのがめんどくさいひとです。
誰かに手取り足取りやってもらいたいひとですね。

これは別にディスってるわけじゃなくて、優先順位の問題です。
忙しく働いて、忙しく交流して、忙しく自分を磨くあなたには、ケータイの料金を数千円安くするためにネットとにらめっこする、時間的余裕も、脳みそ的余裕もないひとが大半です。

そういう方は、悪いことは言いませんので格安スマホなんかやめてソフトバンクに乗り換えでいいでしょう。ソフトバンクショップに行けば、散々待たされはしますが、カウンターに座ってウンウンうなづいてるだけで、ネットに繋がる状態のスマホを渡してもらえます。
ただし、一生使わない有料アプリを10個も入れられた状態でですが。

自分で調べるのもイヤだし、カウンターで接客を受けるのもイヤなひとにも、おとくケータイ.netをオススメしときます。超簡単なフォームに入力するだけで手続きできるし、余計なオプションの勧誘もないので、ラクです。キャッシュバックもあるし。

ということで今日の記事は以上です。

まとめると、

▶︎ほぼ格安スマホの方が安いけど、キャンペーンとかキャッシュバックを利用すれば、ソフトバンクの方が安くなることもある。
▶︎とにかく格安スマホにするのがめんどくさいひとは、ソフトバンク乗り換えでおっけー。
おとくケータイ.netなら、キャッシュバックももらえるし。



です。

ちなみに、大手3社から格安スマホに移行するときは月末か月初かで料金がかなり変わります。
そのことについて詳しく書いた記事は以下ですのでどうぞ。
>>月末と月初、いつMNPするのが一番お得?

では、またのお越しをお待ちしております!